「◆プーチンによる侵略戦争、それが本質か
ウクライナ戦争を考える時、重要なのはその本質だ。
これを普通一般的にとらえられているように、プーチン・ロシアによるウクライナに対する侵略戦争と見るか否かですべては、決定的に異なってくる。
私は、「プーチン侵略説」に与しない。
プーチン自身は、これを「特別軍事作戦」と呼び、欧米に対する「先制攻撃」だと言っている。そして、「ウクライナ」という言葉は使わず、ウクライナに対する戦争だと言うこと自体を否定している。
私は、プーチンの言と関連して、あの米ソ冷戦終結後、米欧側が米ソ間の「NATOの東方不拡大」の口約を破り、旧東欧社会主義諸国のNATO加盟を進め、今では旧ソ連邦の一員であり、ロシアと国境を接するウクライナの加盟までを日程に上らせていること、その上、2019年に成立したゼレンスキー政権の下に、米英軍事顧問団と大量の米国製兵器を送り、ウクライナ軍に米国式軍事訓練
孫崎享のつぶやき
あえて著者名伏す「◆プーチンによる侵略戦争、それが本質か◆米欧日VS中ロの帝国主義間戦争か◆覇権VS「国」の戦いとしてのウクライナ戦争◆ ウクライナ戦争の展望や如何に、勝つのは非米脱覇権国家群の方。
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コメント
コメントを書く8月8日の「週刊現代」の記事をpravdaが記事にしている。
経済産業研究所コンサルティングフェロー 藤 和彦氏は ”プーチンの「思惑通りだ」「危険な状況だ」…! ウクライナ軍が“兵力ダウン”“戦費枯渇”で直面する「ヤバすぎる現実”で、キエフは近いうちにモスクワに和平を求めていかざるを得ないと結論付けている。
https://gendai.media/articles/-/98243?imp=0
中国に日本をぶつけロシアにウクライナをぶつけるというのが米軍産複合体の主戦略なんですが、中国に日本をぶつけるというのはスペイン帝国、大英帝国、ヤンキー帝国に引き継がれてきた伝統的な西側の戦略なんです。自民党はいかに頭が馬鹿でもこのことは分かっている筈だ。
中国が弱かったときは結構日本軍は列強の中國経営に於いては使い勝手が良かったが、英米のこの企みを知った日本の若い帝国陸軍が謀反を起こしたのが太平洋戦争なんです。日本はひどい目に遭わされてその上に奴隷の如く米国の使い走りをやらされてきているのが現状です。破廉恥極まりない。
米国製ワクチンが大きな例です。いまだに治療薬は皆無。老人がばたばた死んでいる。米国の製薬ファッショの指令に日本が100%従っているからこういう悲劇が起こる。その後、ウクライナで騒動を起こし、東で日本が中国にぶつかるかと計算したのは米軍産複合体です。でも様子がおかしい。ワクチンのようにはいかない。ペロシを台湾に送り込み日本の反応を見たが、対中国には日本は実に冷静。これに業を煮やして、米国は偽旗作戦を展開し、火を付けるかもしれないが、日本は冷静に対応するだろう。何故か?
日本の実業界、自民党のリベラルは、中国の本当の力をしかと認識していて、ゼレンスキーみたいな馬鹿をやっちゃいかんんと自民党を巻き込んで自らを戒めているからだろうと私は推測してる。敵を知り己を知ることが大事であることを日本の支配層は認識するに至っているのではないだろうか。
分かっていないのは朝日新聞だけではないだろうか。今日の一面はCIAが編集したのではないかと見まがった。
SF 14.08.2022(藤原直哉氏TWTR経由)
実際のロシアでは、制裁の兆候はない
https://southfront.org/in-actual-russia-no-sign-of-sanctions/
政治漫画家、コラムニスト、グラフィックノベル作家 テッド・ラル記
現実を知るときが来た。現実を知るべき時が来た。ロシアはウクライナとの戦争に勝利した-
この結果は驚くことではない。地図にアクセスできる人なら誰でも、ウクライナがロシアに勝つ可能性が殆どないことがわかるはずだ。
ウクライナが勝利する唯一の方法は、ウクライナ人によれば、ロシア軍をクリミアから追い出し、親ロシア共和国のドネツクとルハンスクから分離主義者を追放することであった。もし、米国とその西側同盟国が核兵器を発射し、地球を消滅させようとしたならば、それは成功したであろう。第三次世界大戦を起こさないという決断がなされた以上、ウクライナの敗北は避けられないものになった。これが最善であることは、まともな人なら誰でも知っている。
この結論を決定づけたのは、普通では考えられない2つの動機であった。通常、一国の領土で戦争が行われる場合、侵略された国は侵略軍よりも激しく戦うものである。また、逆説的に言えば、侵略された側はインフラに被害を受けているにもかかわらず、戦場を完全に把握し、補給線もはるかに短いという地の利を享受しているのである。散発的な国境を越えたミサイル攻撃を除けば、この戦争はすべてウクライナの領土で戦われてきた。
しかし、この戦争は、ロシアが勝たなければならず、逃げることができない点が異なる。ウクライナはロシアと1,200マイルの国境を接し、反ロシア軍事同盟への参加を希望しており、政府は戦前から公然とロシアに敵対していた。1941年、ドイツがソ連に侵攻したとき、ドイツ軍はウクライナを通過し、ナチスは解放者として迎えられた。米国は、地球の裏側のアフガニスタンとイラクで負けた後、軍隊を帰還させ、帝国主義の誤った冒険をすっぽかすことができたし、ベトナムでは、本国での政治的意志がもっとあれば勝利できたと見せかけ、撤退できたが、それとは違って、ロシアはこの軍事作戦を実存的なものと見なしているのである。ウクライナは、誤ったサイドプロジェクトではない。カナダが米国に敵対した場合、米国が対応するのと同じように、ウクライナは必要不可欠な存在なのだ。
残念ながら、そして危険なことに、米国のメディア消費者は、ウクライナが勝っている、あるいは最終的に軍事的に勝利するという おかしな考えを促進するプロパガンダの洪水を延々と浴びている。この空想的な主張は、ウクライナに600億ドル相当の武器を出荷するための政治的支援を後押しし、更に多くの武器も準備されている。ヴォロディミル・ゼレンスキー大統領のひどく腐敗した政府が闇市場で売る70%と闇サイトで売られることになるジャベリン・ミサイルシステムは気にしなくてよい。(クリスマスがやってくる! お気に入りの政治漫画家やコラムニストをお忘れなく!) ちなみに、米国保健社会福祉省の試算では、200億ドルでホームレスをなくすことができるそうだ。
また、「ロシアの弱体化を見たい」というホワイトハウスの公然の戦争目的の一環として展開された西側の悪質な制裁措置の圧力で、ロシアが崩壊しつつあるとも言われている。ロシア経済も崩壊していると言われている。ロシアのエリートたちは、まもなくプーチン大統領を打倒すると言う。
直截にお伝えしよう。ロシアに経済的苦境の兆候は全くない。
私はこの2週間、モスクワとサンクトペテルブルクというロシアの2大都市に滞在してきた。商店は賑わい、人々は消費し、失業率は低く、今も下がり続けており、ATMには行列ができるなど、景気は悪いとは言えない状況だ。サンクトペテルブルグのホテルの向かいにあるガレリア・モールには、欧米のチェーン店が閉鎖した店舗もあるが、大半は残っており、消費者は夢中で買い物をしている。欧米の観光客は少ないが、これを書いている制裁のないここイスタンブールも全く同じである。欧米人は2年前のCOVID-19の封鎖開始と同時に来なくなり、いまだに戻ってこない。ロシア人がプーチンに不満を抱いているとすれば-彼らはそうではないだろうが-それは経済のせいではない。
私が住んでいるニューヨークでは、犯罪は手に負えず、ホームレスの人々は さまざまな精神病の治療を受けておらず、中には人を殺したり、殺されたりする人もいるし、パンデミックの始まりから多くの店舗が空き家となり、板で囲われている。ニューヨーカーなら誰でも、あるいは喜んで、モスクワ人と住んでいる場所を交換するはずだ。モスクワの人々は、ホームレスシェルター化などしない きれいな通りや地下鉄のある街に住み、COVID-19など なかったかのような生活を送っているからだ。ロシアが窮地に追い込まれていると主張するニュースは、巨大で壮大な嘘の山であり、その輝かしい大胆さと簡単に論破される戯言に、私は感銘を受けずにはいられない。私がしたように、ロシアに行って、それがすべてデタラメであることを自分の目で確かめればよいのだ。しかし、ちょっと、それは大変なことだ。制裁のせいで参っているように見えるのは、彼らよりも我々の方なのだから。
自己欺瞞は より楽しいものだ。結局のところ、誰を信用すればいいのだろうか?サダム・フセインが大量破壊兵器を所持していると言った米国の国営メディアか?それとも、アフガニスタンで米国に勝ち目はなく、2016年にはトランプが勝ち、政権を維持するためにクーデターを起こすだろうと、事前に伝えていた漫画家コラムニストか?
ケネデイ兄弟は米国の諸悪の根源がCIAにあると判断し、アレンダレスの首を切ったが、逆恨みを買い、そのCIAによって暗殺された。これで、おののいた民主党は貞操をまるごと失い、CIAのパシリを務めて今日に至っている。CIAと共にある軍産複合体も民主党とは共生関係にある。日本で言えば、日本共産党が自民党に変質したようなものだ。
一方、に共和党は一部にリベルタリアンがいて、民間の経済活動に政府が噛み込むことを禁じ、独占禁止法の新たな制定を目論み、FIAT MONEY発行に狂奔するFRBの廃止を強く要望している。余談だが、彼らはワクチンにも反対している。
トランプはリベルタリアンでは無いが、反エスタブリッシュメントであることは、彼の4年間の実績が物語っていて明らか。従って、バイデン政権が人気のあるトランプを牢獄に入れることの可能性は100%に近い。米国が分裂し、最悪の場合、内乱もあり得よう。
そういう米国の混沌の可能性を自民党は冷静に見て行かなくてはならない。面従腹背から中立に向けて立ち上がる時期を模索せねばならない局面に日本はあるのだ。
>>7
同意です。
>>16
>孫崎さんの理論的支柱であるキッシンジャーがウクライナは領土割譲をすべきではない と述べたようですね。
孫崎さんの提示した上記文章は、ロシアウクライナ戦争について、帝国主義戦争という評価を否定している。従って、そもそも領土割譲という概念即ち「植民地分割」を想起させるような議論自体が無意味、的ハズレ。その意味では、領土割譲をヨコに退けたキッシンジャーの論と上記の論は同様の論旨です。
あなたは上記文章の論旨が理解できていないだけ。
>英米に反抗することが脱覇権ならばもちろん大日本帝国も脱覇権であった
帝国主義による植民地再分割競争の時代は、とうの昔に終わりました。多極化した世界において、国家の存亡をかけた攻防と民族自決権の問題が新たに噴出しつつある、ということです。
>りゃんは親米だとか言って踊りまくる連中が出るだろう。
あなたは親米なだけでなく、「多極化」というキーワードを理解できていないのです。これでは議論になりません。ロシアウクライナ戦争の背後にある国際社会の変容、それは世界の「多極化」であり、別の言い方をすれば、アメリカ覇権の弱体化です。
あなたはそういう論点が理解できていないから、噛み合った議論というよりは、親米的でかつ旧態依然の保守反動思考の開陳に終わるばかり、なのです。
>>18
恐縮です。
>>22
>その問題って、「帝国主義」の問題となにがちがうの?あなたのアタマでちゃんと理論づけられますか?
少なくとも、上記の論文を元にしたコメントなら、その論旨に沿った形をとりなさい。あなたの珍論やお考えは別のところでしたら、いかがか?
件の論文では、帝国主義の定義に関しては、「言うなれば、戦前、英米との抗争の中で日本が満州侵略を敢行したようなものだということだ」として、狭義の帝国主義概念をベースにしています。それは、「中ロを独占資本主義国家、すなわち帝国主義国家と見る見方だ」と書き、その見方を否定していることからも確認できます。狭義の帝国主義とは列強による市場再分割競争としての植民地主義を指します。だから、「侵略」とか「領土割譲」という概念が意味を持つのです。そんな時代がとうの昔に終わったのは公知の事実。セカイのジョーシキですが。
なお、広義の「帝国主義」概念を用いれば、アメリカも立派な「帝国」ですからね(笑)。だから、わたしは時々アメリカ帝国と表現したりしてきました。学生時代は「米帝打倒」がスローガンでしたね。懐かしいです。
いずれにせよ、「その問題って、「帝国主義」の問題となにがちがうの?」などと言っているようでは、あなたには教養が足りていません。勉強がムダになってますね。
>反米と言ってるひとが具体的になにしたの?米兵のひとりでも殺しましたか?というはなしですね。実践もしてない、アタマも悪い、じゃどうしようもないね。
>あ、わたしにコメントしないでくださいね。ほら、馬鹿にされて気分がわるいでしょ。
感情的で、知性と教養に欠けています。このレベルでは、孫崎先生にも失礼ですから、あなたはもうこのブログに来ないことをお勧めします。
>>26
最後の二行にけ諸手をあげて賛成です。
最近のコメントはどんどん低レベル化して歯止めがありません。
youtubeでよく見るバカ丸出しのネトウヨと変わるところが
ありません。
以前はもうチョツト質が高いコメントだった時もあるのですが。
ただね、孫崎さんが作ってくださったこの場が同人雑誌化するのを
防ぐためにも異論をとなえる人は結構大切です。
以前、young hopeさんというひとがいて、この場を去ると宣言されたときは
残念な思いをしたものです。
その直後にchangeさんというひとがあらわれてyoung hopeさんによく似た
文章をかかれるので嬉しく思ったものです。
まあ、今の小学生がここから去っても少しも残念ではありませんね。
それくらいコメントのレベルが落ちてきました。(これが本来か)
相手をするのはバカらしいと思うほどに。
>>27
>まあ、今の小学生がここから去っても少しも残念ではありませんね。それくらいコメントのレベルが落ちてきました
まぁ、私自身、りゃん氏に引き込まれて、荒らしまがいのいい争いレベルに堕した自らのコメント、削除したことがありました。いくつになっても謙虚に自戒だな、と。