ウクライナ、反攻の成果乏しく 今冬は厳しい防戦に(日経)
20231120 17:14 [会員限定記事]
【ウィーン】ウクライナ軍の領土奪回に向けた反攻が厳しさを増している。最重視した南部ではアゾフ海沿いまで奪回する目標を達成できず、東部では人海戦術を展開するロシア軍の攻勢に押され始めている。戦闘継続の頼みの綱である欧米の支援を巡っても不安が広がり、今冬は現在の戦線を維持するための防戦を強いられそうだ。
ウクライナ軍は6月から始めた反攻の目標にロシア本土とクリミア半島の間にあるアゾフ海沿い.のザポロージェ州など南部領土の奪回を掲げた。
ウクライナ軍は前進したが、要塞化したロシア軍の防御ラインに阻まれ、アゾフ海から約100キロMno地点にしか到達できなかった。現在は同州で活発な攻勢はみられていない。
U軍のザルジニー総司令官は戦局が「膠着した状態にある」との認識を示した。
ゼレンスキー大統領は「今