マーティン・ファクラーはアメリカ人ジャーナリスト。2009年2月ニューヨーク・タイムズ(NYT)東京支局長を務める、
ファクラーはる東日本大震災時、原子力事故の実態を隠し、原発事故については東京で取材するより、ワシントンで取材する方がわかるなどを報道し、2012年ピューリッツァー賞のファイナリストとなった。米国国内で高く評価されているだけではなくて、安倍政権の民主主義からの逸脱を、NYTで厳しく指摘している。
かつツイッターでも精力的に発信している。
私との共著、『崖っぷちの国家日本の決断』はもっと読まれていいはずの本である。
読者はうすうす、この本の危険性を察知したのだろう。あまり読まれていない。そんななかの書評。
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『現代ビジネスプレミアム』は【今週の東アジア推薦図書】『崖っぷちの国家日本の決断』
コメント
コメントを書く歴史的に見て、安倍首相ほど、言論の自由にほど遠い政治、大企業中心の政治、民意を無視する政治を行って、国民の支持を得ている政治家は、いなかったのではないか。
この源泉は、無制限の金融緩和政策によって、為替を80円から120円と大きく円安にすることによって、大企業の競争力を強め、官制株式相場を創出し強引に株式相場を上げていることによって成り立っている。経済の成長による、輸出増による豊かさでなく、大企業だけが潤う構造になっているだけなのに、国民一人一人が豊かになっているような錯覚に陥っている。円安は数量の増大でなく、企業利益の増大であり、株高は持てる者のマネーゲームであり、持てる者が儲かり、多くのけがをする国民が増大することによって利益を得ているのです。国民の預貯金を担保にした国民を食い物にしたマネーに依存する政治によって、政権を維持しているに過ぎないのに、批判しないマスコミには、言論の自由など不必要なのでしょう。憲法改正まで金融緩和が続けば、国民にどれだけ負担が大きくなってくるかわからないが、警告を発する経済学者も見当たらない。我々国民は政府の回収時期を見誤らないように自衛することが不可欠になってきた。
本来、言論の自由は、体制の方向が資本家など強いものに傾きかねる政治を是正するため、体を張って主張するところに存在理由があるのに、体制従属になっては、マスコミは言論人の資格を放棄したといえます。
パート1
孫崎先生とファクラーさんの安倍政権と日本の大マスコミについての批判的な言辞にはとても同感です。日本という場に限れば、異論の余地はありません。
しかし、世界視座に立てば、つまり地球という惑星に住む人類の政治分野における作用反作用を観察する立場にあれば、安倍政権と日本の大マスコミが楽しく奏でる協奏曲はオバマ政権と米国の大マスコミの大協奏曲のほんの一部を奏でているにすぎないことが分かります。ニューヨークタイムス、ワシントンポスト、CNN放送、その他米国のメインストリームメデイアは反ロシア、反中国、反アラブ、反ベネズエラ、反ブラジル、反反反で固まっています。嘘、偽、平気で視聴者、読者へ伝達しています。日本の大マスコミなんて、米国の凄まじくあこぎなメデイアに比べれば可愛いいものです。
>>2
パート2
今の米国の世界支配に向けての営為は何だか大日本帝国のアジア経営にそっくりに見えて困ってしまいます。あの満州国は今のEUです。関東軍はNATO軍です。泣く子も黙った満州特務機関は今のCIA,そしてそのグリップの中に秘密実力組織(正規軍に編入されない志願或いは雇用兵団、契約テロ集団等々)があり、日夜、ロシア、中国、南米、中東での破壊工作に余念がない。
大日本帝国は南京に王兆名政権を作り中国平定に乗り出した。米国も今イスラエルを梃子にして中東平定に力を入れ始め、ウクライナを梃子にロシア圏平定に乗り出し、日本を梃子に東アジア平定に乗り出しています。歴史を知らない無知蒙昧な米国としか思えません。
>>3
パート3
歴史は教師です。王兆名政権の末路は超淋しいものでした。イスラエルのネタニアフ、ウクライナのポロシェンコ、日本の安倍さん、三人の末路は王兆名先生のそれ以外に考えられません。
日本の大メデイアはどんなアホの集団であっても、一応知的なジャーナリズム。私が行った推論程度は出来るでしょう。朝日が何となく紙面作りを変えてきたように感じます。私が放った?クサビが効果を発揮していると一人悦状態に陥っています。もう一踏ん張り。テト攻勢を機に米メデイアが一斉に事実を米国民に伝え始めた。そして米国政府はベトナムに敗北した。そういう故事に相当するキッカケが今後米国絡み或いは日本絡みで起こる予感がしています。私は楽観主義者です。
外国人からよく、「日本は経済一流、政治二流、マスコミ三流」と揶揄されることがあるが、二人は多くの例を挙げて、そのことを実証していく 。。。 なるほど、お二人が仲良いのは結構。
「日本は経済一流、政治二流、マスコミ三流」もかなり当っているでしょう。政治論やマスコミのような、抽象的な精神活動は日本人の得意とする分野じゃないからね。確かに、坂本竜馬などの日本人の無法者の若者をうまく使って幕府を倒し、日本の鎖国政策を明治維新によって潰すなんてことやら、AIIBへの参加を最初に発言して、元はといえば植民地に過ぎなかったくせに、第二次大戦以来イギリスのお株をとって世界のリーダーとなったアメリカにひと泡吹かせることを策すような、抽象的な思考が得意のイギリス人のような悪者にしかできない芸当である。日本はせいぜい、モノづくりなんてこと、細かいことで得点を稼ぐしかない。一方、孫崎君は何ができるのかね。モノづくりにも、深遠な外交戦略にも薬には立ちそうもないね。安倍さんを攻撃してどうなるのかね。何かにほんにとっていいことが起きると思う?NYTなんていうアメリカのメディアのお先棒を担いだところで、せんぜい安倍さんに嫌がらせをしているという、自己満足だけじゃないの?
>「日本は経済一流、政治二流、マスコミ三流」と揶揄されることがあるが、
一流であるために例のインテグリティが求められる順番は、
マスコミ > 政治 > 経済
ということではないでしょうか。
わが国の報道の自由度が、かってが世界11位(2010年度)であったところ、その後昨年度は59位に下がり、今年度は遂に韓国、台湾より下の61位にまで低下してしまったのは周知のところです。
先週3月26日のテレビ朝日「報道ステーション」で元経産相官僚の古賀茂明氏が、菅官房長官はじめとする官邸からの物凄いバッシングを受け、とうとう番組から締め出しを喰らったことを公言されました。
この国はうっかり時の政権を批判すると、テレビ局から徹底的に排除される国になってしまいました。NHKがすでに政府の御用機関に成り下がっていることは、先刻皆承知していますが、あのテレビ朝日までそうなってしまった現在、日本にはすでに報道の自由はなく、国民は大本営発表しか耳にすることが出来なくなっているということです。怖ろしい。
わが国の報道の自由度が、かってが世界11位(2010年度)であったところ、その後昨年度は59位に下がり、今年度は遂に韓国、台湾より下の61位にまで低下してしまったのは周知のところです。
先週3月26日のテレビ朝日「報道ステーション」で元経産相官僚の古賀茂明氏が、菅官房長官はじめとする官邸からの物凄いバッシングを受け、とうとう番組から締め出しを喰らったことを公言されました。
この国はうっかり時の政権を批判すると、テレビ局から徹底的に排除される国になってしまいました。NHKがすでに政府の御用機関に成り下がっていることは、先刻皆承知していますが、あのテレビ朝日までそうなってしまった現在、日本にはすでに報道の自由はなく、国民は大本営発表しか耳にすることが出来なくなっているということです。怖ろしい。
フレディ タンさんの米国マスコミにたいする評価に激しく同意。
孫崎さんはどうも日本のマスコミより上位においているようですが。
それは錯覚では。
米国主流マスコミの悪質さはベトナム戦争以来すこしも変わらない
どころか、ますます磨きがかかっています。
米政府の悪事に積極的な加担はふつうにあることです。
それにくらべればほんと日本のマスコミなどはかわいいもの。
孫崎さんは米国マスコミ内の良心的個人をその全体像と錯覚
してはいないかな、とときどき感じることがあります。
米国のようなでたらめなゴロツキ国家においてマスコミだけが
立派なんてあるはずもないことですが。