次の参議院選挙は極めて重要な意味を持つ。

 自公が3分の2の勢力を確保すれば、改憲の動きに弾みがつく。

 現在ですら、安倍首相独裁体制が続いている中で、その悪化に歯止めが全くかからない。

 参考は昨年、9月の時点での試算である。その試算は2014年衆院選結果を基に得票を試算したものである。それでも、「野党選挙協力が出来れば、1人区32のうち8選挙区を野党が制し、7選挙区で自民党に得票率10ポイント差以内に迫る接戦となることが分かった。自民党が2選挙区しか落とさなかった前回とは様相が一変する」との結論を出している。

野党が自民党を上回るのは岩手、秋田、福島、新潟、長野、三重、滋賀、沖縄の8選挙区。宮城、山梨、奈良、香川、佐賀、長崎、大分の7選挙区では自民党との得票率の差が10ポイント以内である。

 2014年衆院選と言えば、自民党ピークの時である。

 それ以降自民党にマイナス