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音楽クリエイターに聞いた、旅と仕事がつながる立ち飲みのおもしろさ
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音楽クリエイターに聞いた、旅と仕事がつながる立ち飲みのおもしろさ

2017-04-19 18:00
    行先へ到着することよりも、たどり着くまでの過程や人とのふれあい、物や出来事の出会いが醍醐味――。「旅」について考えたとき、かのゲーテが遺した「人が旅をするのは到着するためではなく、旅をするためである」という言葉を思いだす。

    「旅で出会った人とのつながりこそ、自分の仕事や生き方において大切にしていきたいもの」と話すのは、音楽プロデューサーとして活躍するユウフジシマさん。旅を通して自身の転機や仕事にもつながったという、「立ち飲み」にまつわるお話をうかがった。

    音楽の楽しさを教えてくれた、中学時代の原体験

    90年代のポップなダンスミュージックを感じさせる楽曲をプロデュースし、イベントやライブなどで活動するユウ フジシマさん。自身を中心とするエレポップ・プロジェクト「brinq」を立ち上げ、昨年には待望の1stアルバムをリリース。音楽との出会いは中学時代だったそうだ。

    ユウフジシマさん:中学生のころ、何の取り柄もなくクラスでも目立たない存在でした。中3のある日、合唱コンクールの指揮者に誰も立候補する人がいなかったので、おそるおそる手を挙げたんです。僕みたいな地味な生徒が名乗り出て、担任の先生はかなり驚いていましたね(笑)。そこで指揮者賞をもらったことで自分に自信が持てて、音楽っていいなと……。単純ですけど。

    当時、雑誌についていた体験版の作曲ソフトで作曲を始め、その楽しさにのめり込んだという。音楽の道へ進むと決めて、高校を中退し秋田から上京したのが17歳のとき。音楽の専門学校に通いながら作曲のキャリアを積んでいった。

    自分が望む姿へ。仕事を清算し、向かった先は?

    現在30歳を超えたフジシマさんだが、時代も手伝って、着メロ制作などの仕事には困らず、20代では音楽で食べていけるまでに。しかし、いつも何かすっきりしない気持ちが心にあったそうだ。

    ユウフジシマさん:音楽で食べていけるイコール、ゴールではないと思っていました。受諾の仕事が大半でしたので自分で発信していく事の大事さに気がつきました。収入はそこそこあっても、このままでは手抜きすることばかりを覚えてしまう。そんな危機感もあって、現在は自分の音楽活動ややりたい音楽、好きな仕事だけに絞りました。勇気がいることでしたが、自分が望んだ姿ではありませんでしたから。

    年が明けて訪れたのが沖縄でした。イベントや旅行でいろんな場所に行きましたが、沖縄は初めてで。とくに目的もなく思い立って沖縄行きを決めたのですが、ハマりましたね。沖縄の人は気さくで人懐っこくて、東京で忘れていたものを思い出させてくれるというか……。飲み屋でいろんな知り合いができましたが、僕を知っていてくれた人もいてうれしかったですね。

    沖縄最高だったー!!!
    出会った沢山の友達にありがとう!!!pic.twitter.com/JQHSeLGsUJ

    — ユウ フジシマ(brinq) (@yunism_yunism) 2017年1月10日

    初めて訪れた沖縄では、現地の立ち飲み屋などを毎日巡ったそうだ。知り合いがいない場所でも、お酒と音楽で自然に溶け込めたとのこと。自分らしくないと感じていた仕事を清算し、ひとりで計画もなく沖縄を訪れたフジシマさんにとって、現地の人たちとの交流はとにかく温かく、刺激をたくさん受けたようだ。

    よくしてくださった方々へ、なにか音楽で恩返しをしたいと考えたフジシマさん。現地で知り合った人が教えてくれたライブハウスに偶然空きができたことで、4月7日には「ハイパーポップクラブ in 沖縄」というイベントを開催することに。フジシマさんと同様に東京を中心に活動するアーティストたちが沖縄に集結。そこに、現地のDJやアイドルなども加わったイベントは、大盛り上がりをみせたようだ。

    #沖縄 #ハイポ部 大成功でした!
    ありがとうございました!! pic.twitter.com/jvJnRgHS3A

    — ユウ フジシマ(brinq) (@yunism_yunism) 2017年4月7日

    ユウフジシマさん:沖縄の人の音楽に対する感性はすごいですね。みんなが口を揃えて言っていたのは「小さいころから音楽が身近にあった」ということ。音楽を心から楽しむ文化を持つ人たちに出会えて、僕は刺激をもらって想像力にもつながりました。仕事を精算して沖縄へ旅したことは、自分のターニングポイントでした。沖縄で立ち飲み屋開業したくなりましたね(笑)。

    軽くて丈夫でコンパクト。旅のおともにしたいスーツケース「Barracuda」

    フジシマさんのライフワークのひとつとも言える旅。そのおともとして、使い心地を試してもらったのがサンフランシスコ発「Barracuda(バラクーダ)」の多機能スーツケース。デザインのスタイリッシュさとカラーバリエーションの豊富はもちろんのこと、特筆すべきはその機能。

    ユウフジシマさん:僕がスーツケースを選ぶポイントは、まずは軽さと丈夫さ、ハンドルさばきと足回りの良さは大前提。あとはポケットや仕切りなどの収納がうまくできているかをチェックしますね。でも、収納スペースをとるのは仕方がないとあきらめていました。なので、普段使用しているスーツケースは、旅行やライブで機材を運ぶ時以外、押入れで存在感を主張しています(笑)。バラクーダが折りたためるというのは、ありそうでなかった嬉しい機能ですね。

    バラクーダのスーツケースは、ソファやベッドの下に収めることができるほどコンパクトになり、専用ケースについたフックを使えばクローゼットのバーにかけることも可能に。

    付属品には、靴を収納するケースやランドリーケース、さらに荷物の重さをはかる計量器と、スーツケースに内蔵できるUSBチャージャーまで。わざわざ別売りのものを用意しなくても、旅行者の「欲しい」がはじめから揃っているのは、ありがたいことだ。

    大好きな「立ち飲み屋」をいつでもどこでも

    ハンドルを引き出した部分は単なる飾りではなく、耐荷重約3.6kgのテーブルが内蔵されている。こちらのテーブルは、急なPCの作業などもできる働く人にとっても便利な機能ではあるが、「飲み」を仕事につなげるフジシマさんにとっては、別の使い方を見つけたようだ。

    ユウフジシマさん:僕がとくに気に入ったのは、このトレーです。旅先でちょっとした物の置き場に困ることがありますが、このトレーならセッティングも手軽で高さの調節も可能。ノートパソコンを置いて仕事のメールに返信したりするにも便利ですよね。でも、やっぱり僕としては、スーツケースにお酒やつまみを入れて出かけ、公園で音楽仲間たちと飲むのもいいなぁ。

    取材がおこなわれたのは、フジシマさん行きつけの吉祥寺「TETRA APARTMENT STORE」。3つのお店が1つのフロアに集結しためずらしい形態で、フラッと入りやすい明るい雰囲気の立ち飲み屋だ。バラクーダならカウンターの下にスマートに収納でき、表面の大きなポケットから財布を取りだすのもスムーズ。店内では飽き足らず、トレーを引き出して花見に興じるフジシマさん。

    ユウフジシマさん:日常的に旅に出ることは難しいですが、僕にとって「立ち飲み屋」でお酒を飲むことも旅と同じぐらい刺激を受ける場所。旅と立ち飲みに共通するのは、ライブ感でしょうか。立ち飲みというスタイルは、おそらくクリエイターなら好きな人も多いはず。たまたま隣り合わせた人とも話しやすいですし、お酒や食べ物、好きな音楽の話で盛り上がれる。居心地がよくないなと思ったら、すぐに帰ればいいだけの話。

    旅先は直感やひらめきで決めるのがフジシマさんのスタイル

    ユウフジシマさん:無計画だから、どこかに寄り道して帰るっていうのも自由。それは立ち飲みも同じで、知らない駅で降りて歩き回って「ここ、良さそう」ってお店に入ることも多いです。そういうときは、いわゆる”口コミサイト”に頼るのは禁止(笑)。どんな狭い店かもわからないし、そういうときにバラクーダのスーツケースがパートナーならいろんな意味で助かりますね。

    オンにもオフにも相棒として連れ歩きたい、多機能で折りたたみができるスーツケース「Barracuda(バラクーダ)」は、メディアジーンが運営するクラウドファンディングサイト「machi-ya」で支援を募集中。すでに目標額の600%を超えていて、執筆現在、Early Bird 3万6900円から支援が可能だ。プロジェクトは4月22日(土)13時まで、気になる方はお早めに。

    プロジェクトの詳細や支援は以下のリンクから。

    >>「Barracuda」の詳細・支援ページへ。

    撮影協力: TETRA APARTMENT STORE
    photo: GENE TV
    image: YouTube, machi-ya
    source: machi-ya, brinq公式サイト, SoundCloud, Twitter, FaceBook

    (撮影: GENE TV, 取材・執筆: 大森りえ)

    RSSブログ情報:https://www.roomie.jp/2017/04/381085/
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