本日、クラウドファンディングサイト「machi-ya(マチヤ)」にて、スマホを顕微鏡に変えるミニレンズセット「BLIPS(ブリップス)」のキャンペーンがスタートしました。米Kickstarterで2900万円以上の資金を集めた人気のプロダクトです。誰でも簡単に使えるので、自由研究のような「子どもの教育ツール」としても活用できそうです。
スマートフォンが顕微鏡に変わる
BLIPSレンズをスマートフォンに取り付けるだけで、植物の断面や微生物など、顕微鏡でしか見れないものを見ることができます。そしてもちろん、スマートフォンなので、観察しているものを写真や動画に撮ることも可能です。
4種類のレンズ
BLIPSレンズは、Macro Plus、Macro、Micro、Ultraの4種類があり、それぞれ倍率や焦点距離に違いがあります。
Macro Plusレンズ:焦点距離が比較的長く、初心者でも取り扱いやすいレンズ。花など立体的な対象に適している。 Macroレンズ:昆虫や動く物体を観察するのに最適なレンズ。フォーカスが深く、ピント合わせが容易。 Microレンズ:高倍率用のレンズで、プレパラートなどの平面性の高い対象を観察するのに適している。透過光を使うことで、さらなる高解像度を得ることができる。 Ultraレンズ:最高倍率を持つレンズ。最高の解像度を得るには、スマートフォンステージとライトが必要。焦点距離が短いため、ある程度のスキルが求められる。最も取り扱いやすいMacro Plusレンズでも、以下のような写真を撮影することができます。
Macro Plusレンズで指紋(左)ミツバチ(中)人間の瞳(右)を撮影
世界最薄、最軽量クラスでどんなスマートフォンにもフィット
BLIPSは、スマートフォン、タブレット向けの顕微鏡レンズとしては、世界最薄、最軽量クラスです。(厚さはMacroレンズ:0.5mm、Microレンズ:1.2mm、Ultraレンズ:1.5mm)レンズを装着したままスマートフォンをポケットに入れても違和感はありません。BLIPSレンズをカメラレンズに直接くっつけ、上からフィルムで補強する仕組みなので、どんなスマートフォンやタブレットでも使用することができます。
何度でも繰り返し使える
BLIPSレンズは静電気でガラスにくっつくようになっています。デバイスへの接着力を高めるために、上から接着バンドを取り付けます。接着バンドは100回以上使えるように設計されており、つけたり外したりしながら何度でも使うことができます。また、各キットには10回分の交換用バンドが付属します。
名門大学の研究室から生まれたレンズ
BLIPSは、名門 イタリア工科大学の研究者がスピンオフして開発した、革新的なプロダクトです。もともと研究用に開発された素材と技法を使っているので、そのクオリティは折り紙つきだと言えるでしょう。
リターンは3種類
リターンは、Macro Kit、Full Kit、Ultra Lab Kitの3種類があります。
Macro Kit:倍率約10倍のMacroレンズと、同倍率で焦点距離が長いMacro Plusレンズ、専用スマートフォンスタンドが付属する初心者や低年齢層向けのキット。 Full Kit:Macro Kitに、高解像度のMicro、Ultraレンズが追加された標準的なフルキット。 Ultra Lab Kit:Full Kitに加えて、Ultraレンズ使用時に活躍するスマートフォンステージ、ライト、イタリア製のプレパラート6枚が付属する最上位キット。Macro Kitで気軽にマクロ撮影を楽しむのもいいし、Full KitやUltra Lab Kitでミクロの世界を探求するのもワクワクししますね。
スマホを顕微鏡に変えるミニレンズセット「BLIPS」は、クラウドファンディングサイト「machi-ya(マチヤ)」にて、Macro Kitのセットが6000円(税込・送料込)から支援可能。12日17までの支援なら、クリスマスまでの配送にも対応しているようです。子どもへのクリスマスプレゼントを探している人は、ぜひチェックしてみてください。
Image: machi-ya
Source: machi-ya
(伊藤貴之)