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家具のイケアとサウンドのSONOSがコラボ! 生まれたのは日本の住まいにマッチしたハイテクスピーカーでした
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家具のイケアとサウンドのSONOSがコラボ! 生まれたのは日本の住まいにマッチしたハイテクスピーカーでした

2020-02-05 20:30
    スマホであらゆることができるようになった昨今、家に大きなスピーカーを置いている人って、あまり見かけないなぁと感じます。

    家でちょっと音楽やラジオを流すくらいなら、スマホで十分って感じちゃうんですよね。音質も別に悪くないし……。

    モノを置くスペースが限られがちな都会の住宅事情を考えると、スピーカーってちょっと贅沢なアイテムになりつつあるのかもしれません。

    イケア×SonosのWi-Fiスピーカー

    そんな事情を知ってか知らずか、ROOMIEでも人気の家具メーカー「イケア」が、サウンドシステムブランド「SONOS」とのコラボWi-Fiスピーカー「SYMFONISK/シンフォニスク」を、都内で行われたイベントにて発表しました。

    家具メーカーとサウンドメーカーとの共同開発によって生まれたちょっと異色のスピーカーは、「テーブルランプタイプ」と「ブックシェルフタイプ」の2種類での展開。

    柔らかいデザインのガラスシェードが美しいランプタイプの方からは、北欧インテリアらしいシンプルかつ柔らかい雰囲気を感じますね。

    デザインだけではなく機能も優れたこの2台を、詳しく見ていきましょう!

    照明とスピーカーが一体になったテーブルランプ型

    イケア×Sonos 「SYMFONISK/シンフォニスク テーブルランプモデル」24,990円(税込)

    まずはテーブルランプ型から。

    見ての通り、スピーカー(ガジェット)というよりインテリアといった趣ですが、目的もなく音と照明を合体したわけじゃありません。

    イケアの方いわく、スピーカーと照明をひとつにまとめることで、デバイスやケーブルの数を減らして家の中をスッキリさせることを目指したそう。

    音だけでなく居住環境の向上もしっかり考えているあたりは、さすがはイケアといったところでしょうか。

    ボディについたつまみによって、明るさのON/OFFが可能(別売りのリモコン類を使用すれば調光もOK)。

    ただのテーブルランプとして考えると少し大きいサイズ感かな?と思いますが、照明を置く=スピーカーを置くことになるので、結果的にかなりのスペース節約ができそう。

    ちなみに特徴的なランプシェードは吹きガラス職人によって作られており、ピッタリ同じ形状のモノが存在しないのだとか。

    Sonosアプリによって管理される「シンフォニスク」は、2台用意してアプリ内でグループ化させればステレオ再生させることもできます。

    ソファに座ったままでも、サウンド面の操作は全てアプリで完結できる手軽さも魅力のひとつだと感じました。

    フレキシブルなブックシェルフ型

    イケア×Sonos 「SYMFONISK/シンフォニスク ブックシェルフモデル」14,990円(税込)

    ブックシェルフ型は、家中のさまざまな場所に設置できるフレキシブルなアイテム。

    別売りのウォールブラケットを使うことで、こんな風に壁にも設置できちゃうんですよ。

    横向きにしたボディの上にモノを置くことは両社とも推奨しているので、スマホや文庫本などのちょっとした収納スペースとしても機能します。

    縦にすれば本棚の中に設置してブックエンドとしても使えますが、サイズはW15×L31×L10cmと少し大きめなので棚のサイズ確認はしっかりと。

    電源は有線なので、本棚で使用したい場合は背板に穴を空けるかスケルトンのモノを選ぶのが吉ですね。

    ブックシェルフ型とテーブルランプ型のどちらも、マイクやAIアシスタントなどは搭載されていませんが、SONOSアプリを経由するかたちでAlexa(Googleアシスタントは今年中に対応予定)にも対応。

    アプリはApple MusicやSpotifyなど含む、50以上の音楽ストリーミングサービスに対応しており、自分のアカウントと紐付ければ「シンフォニスク」でも問題なく再生してくれます。

    Sonosは国内の音楽環境はサブスクリプションがスタンダードになる、という考えを持っているそうなので、このあたりの抜かりもありません。

    予想以上の音のクオリティ

    サイズの大きいテーブルランプ型の方がパワーで勝るとは思いましたが、そこまで広い部屋でなければブックシェード型でも十分だと思います。

    僕はライター以外に音楽系の仕事もしているのですが、実際にどちらの音も聴いてみると、再生される音の解像度が予想以上に高くてびっくりしました。

    例えば、クラシックのピアノ曲を質のいいスピーカーで聴くと鍵盤の打鍵音まで聴こえることがあるのですが、「シンフォニスク」はそんな音の微妙な立ち上がりや変化までも的確に捉えているように感じました。

    特に楽器から音が発せられる瞬間を非常にクリアに捉えていて、これが約1.5万円から購入できるという“価格とクオリティのバランス感”に驚きを隠せません。

    参加したイベントではリビング、ダイニング、ベッドルームという3つのシチュエーションで視聴体験ができました。

    ここで僕に一番刺さったのは、ブックシェルフ型を1台だけ取り入れたベッドルーム。

    枕元にスマホを置いていたけど、起きたらなぜか枕やベッド下に隠れてアラームが聴こえなかった……なんて悲劇をまるっと解決できるのと、前述したとおり、メガネや読みたい本を置いておく収納としても活躍!

    なにより、枕元から高音質のヒーリングミュージックを流すことができれば、睡眠環境の向上にも繋がりそうです。

    ただ、壁に設置したい場合は賃貸であっても穴を空けないといけない点がとっても惜しいですね……。

    ところで、なんで共同開発したの…?

    ここまで2台のスピーカーの特徴などをザッと説明してきましたが、気になるのは「どうしてイケアとSONOSがコラボしたの?」という部分。

    家具やインテリアのみならず、スペースをデザインするためには「音」が必要だと常々感じていたというイケア。

    そして、優れた音楽をどうやって人々の暮らしに取り込んでいくかを模索していたSONOS。

    そんな、カタチにこだわらず暮らしをより良いものにしたいと望む両社がお互いに情熱を感じ、協力し合うことで今回のコラボレーションは実現したそうです。

    真っ暗な部屋の照明をつけた瞬間に感じる心地よさは、部屋で音楽をかけたときの感覚に似ている。そう考えてみれば、この両社による取り組みは異色ではなく、むしろ必然的というか自然なことなのかもな、と感じられてきます。

    イケア×Sonosは今後も続くよ

    イベントのために来日したSONOSシニアプロダクトマネージャーのサラ・モリスさん(左)、イケアホームスマートプロダクト開発責任者のステーパン・ベーギチさん(右)

    僕が音楽好きだからということもありますが、「シンフォニスク」を実際に見て聴いて、すっかり惚れ込んでしまったというのが正直なところです。

    SONOSの担当の方に取材してみたところ、Wi-Fiがしっかりと接続できているのであれば、30台以上の同時接続が可能なのだとか。

    これが叶うのだとすれば、ホームスピーカーにとどまらず、オフィスやシェアハウス、ホテルなどでの幅広い活用……なんてことも今後の可能性としてあるかもしれません。

    画像提供:イケア ジャパン

    「シンフォニスク」とその付属品は2020年2月1日(土)よりイケア各店舗や公式オンラインストアにて販売中です。

    イベントではイケアとSONOSとのコラボはこの1回限りではないと明言されたので、この組み合わせから今後も目が放せませんよ……!

    SYMFONISK シンフォニスク [イケア 公式オンラインストア]
    SONOS 公式サイト

    text by はるきち(ROOMIE編集部)

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