広くて素敵なお部屋には憧れてしまいますが、実際に自分が住むことを想像すると、気になってくるのは「家賃」。
今回は、2021年に取材させていただいたお部屋の中から、東京都内で家賃10万円以下のお部屋をピックアップしました!
築42年の団地でふたり暮らし
場所:東京都
面積(間取り):51㎡(3DK)
家賃:99,500円
築年数:42年
編集部作成
時間がゆっくり流れる緑豊かなとある街の一角に暮らすのは、EriさんとJunさん。
マンションやアパート、一軒家などさまざまな選択肢があるなかで、あえて「団地」という暮らし方を選んだおふたり。
家を選ぶ決め手となったひとつだというのが、眺めのよさ。
部屋に入った瞬間、気持ちいい開放感が広がります。
「いままで住んできた部屋もなるべく眺めがよかったり、近くに公園や河川敷があったりと自然を感じられるところを選んでいて。
いつも大好きなコーヒーを飲みながら、窓の外を眺めてのんびりしています。
もうひとつ、部屋探しで大切にしていた条件だったというキッチンの広さ。
おふたりとも料理が好きらしく、並んで作業できるのでお気に入りなのだとか。
「整えてるつもりはあまりなくて、自然と使いやすいように配置されているかも。
道具も使いやすさ重視で集めています」
置いてあるうつわや道具は、おふたりがそれぞれ持ち寄ったもの。
お鍋やケトルなど、よく見ると同じものが2つずつあるのも仲の良さがうかがえます。
それぞれが持ち寄った家具や食器が至るところにあり、ふたり暮らしならではのあたたかな空気が漂うお部屋なのでした。
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築42年の団地でふたり暮らし。お気に入りを持ち寄った“部屋にあわせて物を買わない暮らし”の秘訣(東京都)|みんなの部屋 - ROOMIE(ルーミー)
観葉植物とスパイスに囲まれた25㎡のふたり暮らし
名前(職業):木村 祐太さん(自転車屋さん)、高野 彩香さん(お花屋さん)場所:東京都世田谷区
面積(間取り):25㎡(1DK)
家賃:6.8万円
築年数:47年
編集部作成
世田谷区にある木村祐太さんと彩香さんのお住まい。
玄関を入ってダイニングを抜けると、目に入ってくるのはたくさんの植物に囲まれた憩いのスペース。
彩香さんが植物に関する仕事をしていることもあり、今では20~30種類もの植物と暮らしているのだとか。
「ここでゴロゴロしてるのが幸せなんです。朝はもう日当たりが強すぎて起きるくらいですが、陽がいっぱい入るのは嬉しいですね!」(彩香さん)
「寝る前とかは、壁にもたれ掛かって作業したりスマホをいじったりしているんですけど、映画見るときは横に並んでみることが多いです」(祐太さん)
趣味で作るカレーのレシピ本を読む彩香さん
「何も考えないときとか、ちょっと作業したいときとか、『プチ1人になりたい時間』が欲しいときはここに座っています。
仕切られてることで閉じ籠もれる感じがあって、ちょうどいいんですよね」(彩香さん)
ベッド横の戸を開けると、そこに待っていたのは広さのあるベランダ!
「天気が良くて、あたたかい日にはここで朝ごはんを食べています。
去年9月から住み始めたこともあり、まだオールシーズン過ごしてないのはあるけど、今のところはとても快適です」(祐太さん)
25㎡、ふたり暮らし。字面だけ見ると、2人で生活するにはちょっと狭いのかも……と思ってしまうところ。
でも、2人の暮らしは“不自由”とは全くかけ離れたもの。むしろ、不自由から生まれた“自由”の中で遊んでいるような暮らしが、ここにはありました。
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不便なところは、ひと手間掛けて楽しむ。観葉植物とスパイスに囲まれた25㎡のふたり暮らし(世田谷)|みんなの部屋 - ROOMIE(ルーミー)
インテリアコーディネーターの25㎡ひとり暮らし
お名前(職業):斎藤奈未さん(インテリアコーディネーター)場所:東京都豊島区
広さ:1K 25㎡
家賃:88,000円(管理費込93,000円)
築年数:築10年
住宅の形態:マンション
作:斎藤さん
東京は豊島区。池袋の繁華街から数駅離れ、小中学校から子どもの声が聞こえてくる落ち着いた街並みの中に、今回ご紹介する斎藤さんのお住まいはありました。
食事に読書、仕事など、1日の中でも特に長い時間を過ごすというのが、部屋中央にあるダイニングテーブル。
この場所を中心に、周辺には斎藤さんの“好き”が詰まっていました。
「古いものや、手触り感のあるものが好きなんです。
テーブルは仁平古家具店さんでオーダー。天板の古材が、傷ついたり反ったりしているのがいい味になっています」
斎藤さんのキッチンは、1Kの賃貸に多い暗い廊下にあるようなものとは正反対の、とにかく明るいキッチン。1日の流れをゆったり感じられそうな、心地よい空間でした。
「私自身が料理好きなこともあり、気持ちよく過ごせる空間で料理をしたいという思いがありました。
ここは大きな窓に面しているため、とにかく日中は明るく、広々していて快適な空間です。居室とも繋がっているため、友人と話しながら料理できるのも気に入っています」
いまの住まいに引っ越すきっかけは、職場の勤務地変更。
自分の時間を増やしたいと思うとともに、住まいを変えることで生活を変えてみようと考えたのがきっかけだったのだとか。
「日当たりのよさとキッチンの広さ、あとは職場との距離をベースに物件を探し始めました。
3件ピックアップしたのですが、内見に行く前日に2件は埋まってしまって。残った1部屋がここだったんです」
運命的に残った1部屋は、内見のときから心惹かれる空間だったそう。
「日当たりのよさと無垢の床、コンクリート打ちっぱなしの内装がとても気に入って、一目惚れでした。
キッチンが広かったり、小さめですがウォークインクローゼットがあるのもよかったですね」
仕事の中で、また、自らの住まいの中で暮らし方とインテリアを考え、実際にアウトプットをされている斎藤さん。
ご自身の理想の住まいのイメージが膨らむ中で、今後この部屋がどのような空間として花開くのか。これからも目が離せません。
くわしくはこちら↓
「どう過ごすか」から紐解く家具選び。インテリアコーディネーターの25㎡ひとり暮らし(豊島区)|みんなの部屋 - ROOMIE(ルーミー)
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