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誰かの人生が変わる瞬間を目撃するって、すごく特別なことなんだ
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誰かの人生が変わる瞬間を目撃するって、すごく特別なことなんだ

2014-03-20 16:30

    そう語るのは、映画『ワン チャンス』のデヴィッド・フランケル監督。

    携帯ショップの店員がオーディション番組で優勝してスターに…という物語は、日本でも話題になったオペラ歌手ポール・ポッツの人生をもとにしています。

    世界中が目撃したおなじみのサクセスストーリーとはいえ、そこは『プラダを着た悪魔』を手掛けたフランケル監督。何度も諦めそうになりながら、どうにか夢へと歩んでいく不器用なポールの姿を、ユーモアたっぷりに描きました。



    いつもあと一歩のところで災難に見舞われるポールについて、「『ワン チャンス』どころか20回くらいチャンスがあったよね」と笑いながら、「問題は与えられたチャンスに、毎回どう向き合うかということなんだよ」と監督。



    また、「特に心を打たれたのはラブストーリーの部分だった」とのことで、「愛する人を信じるということ。そして夢を諦めないということ。シンプルなメッセージだけど、繰り返し伝えられる必要がある。僕らが何度も学ぶべきレッスンなんだ」と話していました。



    ポール役を好演したのは英コメディ俳優のジェームズ・コーデン。監督が舞台を観て惚れ込み、直々に出演をオファーしたそう。

    ポールを信じ、常に大きな心で見守る妻ジュルズ役のアレクサンドラ・ローチは、映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』で若き日のサッチャーを演じた女優。あのメリル・ストリープからの推薦だったそうです。



    また、劇中に登場する歌はポール・ポッツ本人によるもの。彼の人生における重要な場面で登場し、あらためてその歌声の持つパワーに気づかされます。



    最後に、作品を通じて観る者を笑顔にしてくれる監督に、自身が元気になりたい時に観る映画を聞いてみると、「ウディ・アレンの初期の作品」と教えてくれました。

    「『マンハッタン』に、“少しは人を信じなきゃ(You have to have a little faith in people)”っていう台詞があって、素晴らしいと思った。特にウディ・アレンほどダークで悩める人から、そんな言葉が出て来るなんてね!」


    『ワン チャンス』
    監督:デヴィッド・フランケル『プラダを着た悪魔』
    脚本:ジャスティン・ザッカム『最高の人生の見つけ方』
    出演:ジェームズ・コーデン『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』
    楽曲吹き替え:ポール・ポッツ本人
    3月21日(金・祝)TOHOシネマズ 有楽座ほか全国ロードショー
    ©2013 ONE CHANCE, LLC.  All Rights Reserved. 『ワン チャンス』 [GAGA]

    RSSブログ情報:http://www.roomie.jp/2014/03/150353/
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