視点を変える。人によっていろんなやり方があるのではないでしょうか。
違う立場の人に話を聞きに行く、いったん今まで積み重ねてきた考え方を忘れる、“古典作品”にヒントを求める、寝る…。
さて、ときには、こんな風にやってみてもいいのかも。つまり、文字通り、視点を変えてみるんです。
斬新さは、常に奇妙さとスレスレの紙一重ということを思い出させてくれそうな、こちらの“EYEteleporter”。ロンドン在住のクリエイターJuste Kostikovaiteさんが手がけ、Kickstarterにプロジェクトが公開されています。
この不思議な形のマスクは内部の2枚の鏡を利用して、3つのモードで異なる視点を体験することができます。
ひとつめのモードが「お腹のあたりの視点」。
お腹の高さで作業する時や、腰をかがめなければ見えない高さにあるものを見るときに使えそうですね。
ふたつめのモードが「頭上の視点」。
これはオーソドックスなアイデアですね。誰もが子供時代に一度は思い浮かべたことがあるのでは。
目線が通常より約1メートル高くなるので、いろいろと用途がありそう。
会場内に持ち込めさえすれば、人垣のはるか上からステージを眺めることだってできます。ライブ会場って苦しい、見ずらいと背が低い人にとって苦労が多いですから、少なくともそのひとつはクリアできるわけです。
持ち込めさえすれば。
入社面接といったシーンで面接官が着用すれば、ええと…いったいどんなメリットがあるんでしょうか。
応募者を上から見下ろせたり、ユニークな会社だと思わせたりはできるかもしれませんね。メリットといえるかはわかりませんが。
そして、みっつめのモードが「頭上で後ろ向き(ただし天地逆)の視点」です。
これは楽しそうです。慣れるまではクラクラしそうですが、エキサイティングです。
といった優れた点ばかりのこちらのアイテム、出資は現在のところイギリスからのみ可能なのですが、早々と目標額を突破して海外発送にも対応してほしいところです。
集まった資金はEYEteleporterの制作に回されるほか、EYEteleporterの乗り物版の開発に使われるそうです。
これはこれで面白そうです。
EYEteleporter [kickstarter]