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山口組・渡辺芳則五代目逝く 《通信時報 Vol.1-1》
2013-01-27 23:31〜超巨大組織へと導いた勇将の旅立ち〜
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山口組五代目襲名式にのぞむ渡辺芳則組長
十二月一日、突然の訃報が流れた。十六年にわたり巨大組織・山口組の五代目として組織を牽引した渡辺芳則元組長が逝去したのだ。「数こそ力」と二代目山健組組長時代、そして五代目山口組を継承してからも数多くの組織・人材を糾合してきた強力な求心力は如何にして構築されたのか、その足跡を追ってみたい。
昭和三十六年、二十歳の若さで山健組初代の山本健一組長の盃をもらい若い衆となった渡辺五代目。
昭和三十八年に起きた打越会と山村組との〈広島代理戦争(打越会に山口組、山村組に当時山口組と勢力を二分していた本多会が支援)〉に山健組応援部隊のひとりとして広島に送り込まれるなど活躍。昭和四十四年には二十八歳の若さで山健組若頭に抜擢された。昭和四十六年九月に山本組長が山口組若頭に就任してからは本家の業務で多忙な山本組長に代わり
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