号外 2022.6.7発行
小林よしのりライジング
号外 2022.6.7発行
「宮沢孝幸の【帰る芸】は幼稚で醜悪な議論破壊である!」小林よしのりライジング号外
号外 2022.6.7発行
【目次】
1. ゴーマニズム宣言・第465回「宮沢孝幸の【帰る芸】は幼稚で醜悪な議論破壊である!」
2. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第259回「厚労省データ改ざん余波と、河野太郎の罪」
第465回「宮沢孝幸の【帰る芸】は幼稚で醜悪な議論破壊である!」
感染経路を議論で明らかにされるのが、よっぽど怖かったんだろう。
もともと宮沢孝幸氏は、宮坂昌之や西村秀一と同じ「飛沫感染」派であり、だから最初からマスクを外せない人だった。
今になって急にマスクもワクチンも不要と言い出したが、でも飛沫感染説は揺らいではいけないらしい。ウイルスの「量」が肝心らしく、空気の中に膨大な量のウイルスが入っていたら、感染するという奇妙な説を唱えている。
「量」ならスマホという歩く便器の方がはるかに大量のコロナウイルスが付着していて、電話すればそれを直接吸入しており、まるでコロナウイルスのどぶろくを飲んでいる状態だし、一日中、指で何百回も触れまくりだから、コロナウイルスで化粧し、鼻をほじり、口中にポテトチップスや甘納豆やその他のお菓子と共に大量に入れている有り様だ。
感染対策をいくらしたって、日本人はスマホを手放せないから、防げるはずがない。
スマホは我々にコロナを感染させてくれて、免疫の軍事訓練をしてくれるありがたい動く便器だと、わしは会場の人々に説明したかったのだが、それを察知した宮沢氏の「激昂・帰る芸」で妨害されてしまった。あれは感染経路を明らかにされたくない宮沢氏の逆切れなのだ。「いやだ、いやだ、その話はさせないぞ!その話をするなら帰るから~~~~~~~~~!」
6月4日の「オドレら正気か?関西LIVE」における、宮沢氏の「激昂・帰る芸」〜中川淳一郎氏の「制止・はね飛ばされる」様子は、誰かが動画からそこだけ切り取って拡散し、あっという間に75万回再生を超えたという。全く呆れてしまう現象だ。
誰も彼も、刺激的な場面を見てその瞬間だけ楽しめればそれでよくて、なぜこんなことが起きたのか、そこで誰が何をやったのかなんてことには、全く興味がないのだ。
しかし、わしはそんな刹那的な娯楽を提供するために、膨大な労力を費やして公論イベントをやっているのではない。毎回開催に向けて尽力してくれる公論サポーターの面々も、参加者、視聴者、読者の方々も同じ思いだろう。
だからここで、あの時に宮沢氏が何を意図して、何をやったのかということは詳細に記して残しておかなければならない。
宮沢氏は最初から、わしや井上正康氏と感染経路に関する議論をする気なんか一切なかった。
もしもその話が出てきたらとにかくキレまくって、「帰る芸」で席を蹴って、場を無茶苦茶にして議論をぶち壊そうと、最初から企んでいたのだ。
当日の動画が無料で全編上がっているから、確認してみればいい。
当日はなかなか感染経路の議題に入れなかったのだが、第2部の64分過ぎ、たまたま質疑応答で、わしがブログで予告的に感染経路のことを書いていたのに、まだその話が出ていないからそれが聞きたいという要望があった。
そしてここから宮沢氏の態度がにわかに変わってくるのだ。
井上氏が、最もウイルスが溜まっているのはスマホだと発言し、これに宮沢氏が「接触感染はほとんどない」と反論するのだが、そのやりとりの中で宮沢氏は突然、何の脈絡もなくキレて怒鳴り始め、ついには「いいですよ! いいです! じゃあ、帰りますからね!」と席を蹴り、止めようとした中川氏を突き飛ばしたのである。
わしは知らなかったのだが、宮沢氏は関西のテレビでは突然キレて席を蹴って「帰ります!」と言い出すということを何度もやっていて、それが氏の「芸風」にまでなっているらしい。
オドレらLIVEのあの場面を見て、研究者ってものはもともと世間知らずなのだからしょうがないと、好意的に解釈した人もいるだろうが、騙されてはいけない。あれは明確な悪意を持って、わざとやったことだ。そこは見抜かなければならない。
むしろ宮沢氏は、学者であれば少々奇行を働いても、むしろそういう大人げないところがあるからいいんだと、大目に見てもらえる風潮があるところまで計算づくの上でやったとしか思えない。
関西のテレビ視聴者には宮沢氏の「帰る芸」のファンまでいるそうだ。女性の中には、宮沢氏が被害者意識を丸出しにして、脅迫されている、殺される、大学を追われるなどとありとあらゆる大げさなことを言うのを見て、母性を刺激されてカワイイとか言ってる者もいるらしい。
宮沢氏のツイッターなどには、そうやって氏をチヤホヤしてれる人が集まって来るし、氏もそんな自分を甘やかしてくれる反応を見て、どんどん有頂天になって、堕落していった。これでは岡田晴恵や北村義浩とどこも変わらない。明らかに宮沢氏はテレビに出るようになって堕落したのだ。
宮沢氏は「専門家がテレビに出るようになったらオシマイ」と何度も発言しているし、この日もそう言った。そして宮沢氏はその自分の言葉が正しいことを、自分の行動で証明しているのである。
そもそも、なぜ宮沢氏が感染経路に関する議論を避けたかというと、それは、議論になったら必ず負けるからだ。
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コメント
コメントを書く今日のモーニングショーで上海か再びロックダウンするのではないかという話を取り上げていました。習近平がゼロコロナ政策にこだわっているということを紹介した後の玉川のコメント「中国は頻回の検査をやれるんだからロックダウンせずに抑えられるかを見たい。人類のためにもそうしてほしい」
誰か私の開いた顎を元に戻してくれませんか(苦笑)
>>320
お疲れ様です。
masaさんが顎が外れるなら、私なんぞ溶けてしまいます。
昨日のショーアップでも、大概なこと言ってましたが、これは「芸」なんですかね?
岡田晴恵もNスタで、自分の授業での感染対策をクネクネ語ってますし。
>>321
確かに漫談の類とでも思わなければ説明不能ですね。面白くもなんともないですけどね。次サトルさんにお会いする時は顎がなくなっているかもしれません(笑)
本日発売のSPA!のゴー宣、まだ読んでおりませんが(スミマセン)「戦争にも、ルールがある」とのことで、『氷川丸(ひかわまる)』を思い浮かべました。
氷川丸は、横浜を代表する観光名所、山下公園に係留されている船です。
氷川丸は、戦時中に「病院船」として使われておりました。赤十字のマークを付けた病院船を攻撃するのは戦争中でも「御法度」なので、氷川丸は敵に攻撃されることは無く、役目を果たすことが出来ました。
横浜市民でも、知っている人は知っている、知らない人は知らないエピソードです(当たり前か)。
8月に、ウクライナ戦争をテーマにした『オドレら正気か?横浜ライブ』が開催される予定で(応募は締め切られました)、横浜観光も兼ねて参加しようと思っていらっしゃる方も多いかと思います。
氷川丸の姿を見て、戦争や平和について考えを深めるのも良いかと思います。
>>309
へん~しん、じゃない、返信有難うございます。
ニャンコ先生はいなかっぺ大将で十分です。ナルコレプシーでは、先日もちょっと嫌な思いをしましたが、一休さんになった方がいいですね「気にしない、気にしない、ひとやすみ、ひとやすみ」。
本当に個人的な愚痴でした。すみません円。横浜ライブでお会いできればいいですね。
できれば、横浜ライブの時までには、ウクライナ戦争が終わっていればいいな、と思います。そうすれば福岡では皇位の話ができるのでは(というか、それだって、十年前あたりで終わっていればこんなに憂慮すべき事態にはならなかったのでは)。
白村江の戦いや蒙古襲来は興味があるので、その意味では楽しみです。
>>323
氷川丸では私の祖父(故人)も戦地からかえってきたそうです。マラリアに罹っていたのだとか。山下公園には立ち寄ったりするのですが、マリンタワー同様、意外に見落としてしまいがちなので、時間があったら。
横浜では、港が見える丘公園も。先日、吉田健一(吉田茂元首相の子息)の文学展が、神奈川近代文学館というところであったりしました。公園内の奧まったところでしたが、なかなか風情のあるところでした。そちらもおすすめです。
それではぎりぎりですが、次の配信を期待します。
>>314
その先も凄いこと書いてますよ。
現在の状況を予想してたかのような内容です。
宮沢氏には是非ともこの本読んでもらいたいですね。
ディベートの不毛性と腐敗を克服するためには、議論の精神を理解し実践しなければならない。日本社会では、残念ながら、議論の精神が活発に実践されるどころか、いまだ十分理解されさえしていない。日本の政治と思想がいつまでたっても未熟で貧困なのは、知識人・政治家・運動家などが、自分の党派やお仲間集団の蛸壺の中に自閉して、内輪では馴れ合い、別の蛸壺にこもる「論敵」・「政敵」とはディベートはやっても、まともな議論をしようとはしないからである。 こういう日本の状況に照らしてみると、小林さんと私は、これら左右の蛸壺にこもる人々を蛸壺の外に引きずり出し、議論の場に呼び寄せる言論活動をそれぞれの持ち場で実践してきたと言える。しかし、戦後日本の蛸壺は硬い。彼や私が、蛸壺を叩いて、「おい、出て来いよ、ちゃんと議論しようぜ」と呼びかけても、蛸さんたちは出てこないか、別の蛸壺集団からの挑戦とみなして、せこくて汚いディベート的反撃の墨を吹きかけてくるだけである。左の蛸壺を叩くと左蛸から「右だ」と言われ、右の蛸壺を叩くと右蛸から「左だ」と言われる。右・左のレッテルの貼られた蛸壺から抜け出た議論の世界が、左蛸にも右蛸にも想像できないのである。
北海道の私の住む地域ではまだSPA!誌が発売されてないのでゴー宣165章もまだ読んでいません。そこで今更ながら164章に触れますが、61~62ページを読んで只今反省しています。ロシアの侵略が始まった頃、玉川徹がウクライナへ降伏を勧める発言をした時に、私はライジングのコメント欄で、ウクライナの歴史的な独立精神や反ロシア精神に触れつつ玉川発言を批判した記憶があります。しかしながら、そういった精神は失われかけていたのですね。独立国家となってもその直後にはナショナリズムは曖昧だったのですね。その点について勉強不足なままでは玉川批判をしているどころではありませんでした。反省のゆえんです。
追伸
トッキーさん、ライジング「陰謀論に嵌る馬鹿」の回のコメント欄の最後に不届き者がいました。他の回にもコメントしているかも知れません。
こんばんは。配信前の無駄打ちコメント。
おニャンコの正体見たり三流芸人
おニャンコの正体見たり電波芸者
お帰り装い芸人タカユキ
気まぐれプッツンキャット
ダブルバブバブブラザース(たか&峰)
噛みつき猫
エキセントリックとっつあんボーイ
コロナ禍が生んだ時代のあだ花
以上
電車帰りの暇つぶしでした。すいません。
>>325
コロナについては井上達夫さんは――ライジングの読者から見れば――「ボタンを掛け違えた」ような議論をしていますね。小林先生とガチでコロナについて議論したら、どうなるのでしょうね。「真理」を求めた見ごたえのある議論が展開されるのか、それとも…。
それを見るのが、ちょっと、怖い気もします。
トンデモ見聞録「厚労省データ改ざんよはと、河野太郎の罪」を読みました。
前回と合わせて、より頭の中がスッキリと整理されました。
脇田隆字、コロナ禍でもたびたび煽り屋としての役割を発揮していましたね。
データのおかしさに気付いていなかったのなら、その立場失格だし、気付いていたのなら、確信犯だし。何だか仕事していなさそうな机の上だし(すごい偏見)。
こんなご都合主義の人のアドバイスなんて死んでも聞きたくない。
隆字も厚労省も、国民ナメきってますね。
CBC「チャント!」と、大石邦彦キャスターは、いつも良い仕事をしてくれ、本当に頭が下がります。マスメディアの矜持を手放さない姿勢がアッパレです☆
カラフルなシャツと水色サスペンダーが眩しい河野太郎。ついにイッちゃいましたね。
こんな風に語れば、雰囲気で洗脳される人が一定数居ることが、日本の悪しき国民性の最たるものと感じます。
木蘭先生、とても分かりやすく、かつ為になるレポートを、今週も、どうもありがとうございました。