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<菊地成孔の日記 2021年11月19日午前4時記す>
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<菊地成孔の日記 2021年11月19日午前4時記す>

2021-11-19 10:00
  • 27

 彼らがどういう牽制関係にあったかは、のちの歴史が幾分は証明するだろうが、きっとこれは僕だけではなく、多くの人々が、この2年間で「風邪」や「インフルエンザ」に罹患しなかったか、あるいは、コロナ以前と比べると激減していたのではないかと思う。

 

 僕は、「現在のニューヨークが来週の東京だ」と言った学者も「残念ですが、来年(ここでは2013年)福島の子供達は甚大な被害を受け、チェルノブイリリング(甲状腺ガン摘出の傷跡)を持つ子だらけになるでしょう」と言った学者も、頭を丸め、托鉢僧になれとは言わないが、SNSの使用は停止するか、あるいは国家に使用権を剥奪されるべきだと思うが、彼らよりタチが悪い奴は「先の見えない時代」という(悪い意味での)名コピーを考案した人物である。

 
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他17件のコメントを表示
userPhoto 菊地成孔(著者)

>>17

 他人に反省を促すようなタイプではないのですが笑、市販の風邪薬を安定剤みたいにポイポイ飲んでると体にすごく毒ですよ。僕、20代の頃、それで肝機能壊しかけたことがあります笑。

No.18 36ヶ月前

大変遅いコメントですみません。
ウイルス対策を万全にしている菊地さんでも罹患してしまう風邪系ウイルスというのは大変恐ろしいもので、、、ワクチンを打っても通過してくる強い性質があり、、、今日のギニアは明日の日本なのであり、、、無謀な引用ですみませんサンコンさん。

何百種類と言われる風邪系ウイルスですが、今は新コロナとインフルだけが流行しているような風潮ですね。市民はオアシス派かブラー派かを迫られるのでしょうか笑。
(ノエルギャラガーは嘗て「ブラーの奴らはエイズで死んだらええんですよ」と言って謝罪に追い込まれたようですが、牧歌的な時代でしたね)
菊地さんの風邪の捉え方は、そうした何百種類それぞれの対処法というよりは「免疫力低下」(という女性一人との合一)に絞っている点が面白いですね。

No.19 36ヶ月前
userPhoto 菊地成孔(著者)

>>19

 そもそも論で笑、風邪はウィルスによる感染症の側面もなくはないですが、ほとんどが違います。体の歪みが一挙に撮れるわけです。つまり蓄積過労の溶解ですね。そこにウィルスがついて、のど痛くしたりしてるだけで、元気な時に風邪のウィルスがのどで繁殖しても、大した事にならなと思います。「何百種類それぞれの対処法」なんて笑、ネット的発想で笑、現実的に成立するわけないですよねそんなもん笑。

 南アのみならず、アフリカからはエボラが出たり、天然痘があったり、エグいのおかったですが、世界的に広がりませんでした。感染症は、その国の気候や文化、経済状態、そもそも国民の、人種や生活習慣による身体的国民性、が関係あるので、なんでみんなそこに気を使わないんだ?と思います。イギリス人と日本人が、ロンドンと東京で同じコロナウイルスが蔓延して、同じことが起こるなんて、SFみたい笑。僕は100×0でブラー派ですが。

No.20 36ヶ月前

返信ありがとうございます!
仰る通り、体からの命令ですよね。頭でっかちな人々には体の言うことを黙って聞けよと言いたいです笑。
コロナイヤー(ズ)は苦楽相殺か、楽しいが少し上回るくらいの年で、結局いつもと変わらない印象でした。能天気な物言いですが。今年はいつにも増して辛かったなー、なんて僕は大晦日に考えたことも無いですね笑。

「大金持ちも助からないヤバい病気」とビビって捲し立てていた僕の部下は今頃になって「まあこのコロナもいろいろと判明してきたし、、」とか笑、「ワクチンでみんな死ぬとか言ってますけど大事な人がいない世界で生き残ってもしょうがないですよ」とか苦笑、お先真っ暗時代の代弁者ですね笑。

本題とはかけ離れてしまいますので別の機会となりそうですが、ブラー派ともオアシス派とも決断できない優柔不断な自分にとって、「100ゼロでブラー派」の決断力には憧れるばかりですが笑、ご高察を詳しくお聞きしたいです!
(ブラーの楽曲ではCoffe and TVが好きですね。カヒミカリィさん(momus)のcat from the futureと近いものを感じます)

No.21 36ヶ月前

菊地さま

野口整体10年ほど勉強しております40手前の者です。
風邪のこのような表現には驚きました!
野口整体を知らない人にまさに風邪の効用を説明するのは難しいというかほぼやる気なし(機が整ってなければ伝わらないですし)でしたが、こういった実感に溢れた表現だと感覚に訴えるものがありますね。
というか10年も勉強してるのにまだまだ風邪と親しめていない(合一できていない‥)自分に気づかされました。
宵越しはしない軽い風邪しか引けず(それなりにすっきり)、がっつりと高熱を出して緩み切る風邪というのもはや覚えが遠く‥
ペッティング止まりです笑それも境なく女性関係と一緒なのでもうどうにかしないと思っています。(君は彼女ができないとこの先のことが教えられないと師匠に言われております)
おととい昔の2011夜電波ジャズバー菊の4曲連続プレイを聴いて気分が良くなり勢いでブルーノート2日目のファーストの席を予約しました!ディナーセットシャンパンまでつけてしまい、初ブルーノート、ワクワクです。不安と期待が入り混じっています。
戦前と戦後をApple Musicでちょろっとしか聞いたことなく、構造と力は聴きながら踊ってますが、まだまだ菊地さんの音楽どころか、音楽に浸ることが出来ていない(風邪を引けないことと繋がってますね)と感じているのですが、生ぺぺさんで僕の音楽の扉を開きたいと思います!楽しみに1/7を待ちたいと思います!

No.22 36ヶ月前

こんにちは菊地さん。
もしよければ『色悪』のコード進行を教えていただきたいです(僭越ながら自分のサークルのバンドでコピーしようと考えてるので)

No.23 36ヶ月前
userPhoto 菊地成孔(著者)

>>21

 オエイシスが嫌いなわけではないんですが、もうブラーが好きすぎて(笑)

No.24 36ヶ月前
userPhoto 菊地成孔(著者)

>>22

 ありがとうございます!最近、ご新規さんが多くなってきて嬉しいです!

No.25 36ヶ月前
userPhoto 菊地成孔(著者)

>>23

 そしたら、意地悪ではなく、バンドの皆さんでコピーしてみてください。難しいコードは一つも出てこないし、コードは6つで一周する4小節が最初から最後まで繰り返されるだけです笑 あんな簡単な曲はない、っつうぐらい簡単です笑。

No.26 36ヶ月前

2003年から菊地さんの活動を追っております。齢は今年で40です。このチャンネルに登録したのは去年ごろからですが、菊地さんが出された主要な本と音源はすべて一度は体感しています(コロナ期間中にOTOTOY配信分も聴いてコンプリートしました)。と言ってもこうやってコメントを書くのは18年にいたるリスナー?読者?歴の中で初めてのことです。いつもこの日記はメールで読ませていただいておりますので。ひょっとするとこの日記(というかここ何回か分の蓄積)には僕の手を動かす何かがあったのかもしれません。読者のみなさんはコロナと風邪の関係性について引っかかる方が多かったようですが、僕には「負ける」「世の中と合わなくなってきた」というあたりが重くのしかかりました。ここのところ数回分の日記が、どうも老いについて書いているように僕には見えたからです(最新の投稿は新しい楽器をゲットされてそのテイストは消えましたので杞憂でした)。

たとえば小鳥のさえずりのT国(もはや懐かしいですね)の投稿を逆から行ったり、昭和の娯楽映画を愛してらっしゃったり、たしかにわかりやすく時代に合わないと他人から思われる行動をとっているようですが、その反面、僕が見てきた菊地さんの印象は、歌舞伎町のホストのように時代に合わせて見事に変化しながらサバイブしていくたくましい人でした。DCPRGのアイアンマウンテンが2001年。このあたりからゆっくりと確実に菊地さんは「時代と合いだした」と僕は考えているのですが、ポップス好きの僕にとっては最終スパンクハッピーの夏の天才ならびにmint exorcistが、ヴェイパーウェイヴなどを通過したあとのポップスを体現しているように聴こえて、要するにこの時も時代の気分とぴったり合ったポップスを生産されているように僕には感じられました。カンタンに書いてますが、選手生命の長さ、時代の乗り越えっぷりは実にすごいことだと感じてます。余談ですが小沢健二と星野源と藤井風しか好きじゃない30代の妻がmint exorcistの夏はSPANK HAPPYに夢中だったんです。これこそ、ポップス的な聴かれ方だと思いましたし、菊地さんはまた時代に合わせて最新型に更新したなと思いました。

DCPRGが解散した新木場の夜、僕はファンの人数名と新木場のコンビニで軽く外飲みしました。僕はアルコールが飲めないのでソフトドリンクで。コロナ渦時代のコンビニの外で軽く飲んだあの新木場の夜、ふと、話が菊地さんの全盛期はいつなのか、という話題になりました。どのアーティストも客観的に見て輝いている時期というものがあります。しかし僕にとって菊地さんは、少なくとも僕が知るこの18年、いつだって今がいちばんエキサイティングで、エレガントで、成熟していて、でもアンファンテリブルで、そしていつだって最盛期な人です。これはファンだから思うのかもしれませんが、でも客観的に見ても21世紀に入ってからの日本在住のジャズミュージシャンで最もわかりやすく時代に乗ってきた人というのはオーディエンスが証明しています。敬愛されているマイルス・デイヴィスのようにいつも進化しています。僕が好きな映画に「カリートの道」があるのですが、アル・パチーノが死に際、仲間で最も長生きしたのは俺だ、十分やったという意味のことを口走るのですが、その倒れ方の甘さのようなものをこの投稿は思い出させました。映画の中のアルパチーノは死に、菊地さんはただ風邪をひいただけですが。笑。でも甘味成分が似ていたもので。。

あれだけの仕事をこなされているのだから疲れるのも当然だ、たまには負けてください、いや少し休めばまだまだ勝ちそうですよ、とファンとしては言いたいです。個人的には、特にN/Kあたりはこの先まだもう一段階二段階先のストーリーがありそうですぜ見たいですぜと感じております。

読み返してみて、実に凡庸で得るもののないファンメールだと思いました。18年ファンとして付き合っているのに、菊地さんが読者からどんなメッセージを欲しているのか僕にはまだわかりません。僕が極度に鈍感なのか、菊地さんが極度にミステリアスなのか。乱文失礼しました。お忙しいと思われますので返信は不要でございます。

No.28 36ヶ月前
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