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株式会社ゆこゆこは、日本全国の温泉宿の中から、宿泊者が快適に過ごせるようにと「やさしさ」がにじみでるサービスを実施している施設を「2023年やさしいがすぎるお宿」として表彰。航空・旅行アナリストの鳥海高太朗氏と宿泊情報誌『ゆこゆこ』編集長の上野彩子氏が、2023年マイ ベスト・オブ「やさしいがすぎるお宿」をそれぞれ選出しました。
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航空・旅行アナリストの鳥海氏は、2023年マイ ベスト・オブ「やさしいがすぎるお宿」の「朝起きるのが楽しみで賞」として、朝食で宿泊の満足度を上げる取り組みをしている宿を選出しました。コロナ禍では感染対策を理由に、外食頻度を減らす人も多かったものです。鳥海氏は「お宿でしか食べられない一品や名物など含めて、朝食で宿泊の満足度を上げる取り組みが重要になってくると思い、この取り組みを選びました」とコメントしています。
また、編集長の上野氏は、2023年マイ ベスト・オブ「やさしいがすぎるお宿」に「“ちょっぴり”参加型 “お気軽”能動旅で賞」を選出しました。コロナ禍明けに実施したゆこゆこ会員へのインタビューでは、少し能動的になり、旅行を「じっくり楽しみたい」という声が多かったとのこと。客室で温泉饅頭を作れたり、セルフで舟盛や手作りカクテルが作れたりする宿に賞を授与しています。
他の「2023年やさしいがすぎるお宿」への選出としては、客室に用意している備品や使い方を記載したルームマップを用意している宿への「『先に言ってよ~』が防げるで賞」、撮影可能時間がある露天風呂がある宿や自分好みに刺身を盛り付けられるセルフ舟盛りがある宿への「SNSで『いいね!』もらえちゃうで賞」、スマートフォンやタブレット、客室などから大浴場の混雑状況が確認できる宿への「空いている時間が狙えるで賞」がありました。
今回表彰された取り組みは、いずれも宿泊者目線で考案されたサービス。高級感やブランドイメージよりも、工夫されたサービスやホスピタリティなどの「やさしさ」を重視する傾向がこれからの宿泊先選びにおいて重要視されていくかもしれません。宿泊業が新しいサービスを考える際に役立ちそうです。
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