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『 未来を救う、「今」私たちにできること 』 【Vol.1662】
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『 未来を救う、「今」私たちにできること 』 【Vol.1662】

2018-09-03 11:05
    皆さま ごきげんよう。
    私の ブロマガを ご購読くださり、
    ありがとうございます。
    ********************************************

    現代の私達の生活は ものに満ち溢れています。


    何でも 手に入るのは有難いことですが、


    便利さ故に それによる弊害が 私達のみならず、


    世界規模で広がって 問題になっています。


    先日 コーヒーチェーン大手の スターバックスが


    使い捨ての プラスチック製ストローを 2020年


    までに 世界中の店舗で全廃すると公表、同時に


    米マクドナルドも 紙製ストローの導入を発表


    しました。 その背景には マイクロプラスチック


    (MP)による 海洋汚染問題がありました。


    プラスチックを排除する動きは 英国や


    欧州連合(EU)を中心に加速しています。


    日本も アジアの牽引役としてその対応が


    注目されています。 


    プラスチックの世界の年間製造量は約4億トン。


    多くは 廃棄され、年間約800万トンが海洋に


    流出するそうです。


    海には 驚くべき大量のゴミが押し寄せ、鼻に


    ストローが入ってしまったウミガメをはじめ、魚や


    海鳥がエサと間違えて捕食し、海に暮らす


    生き物たちへの弊害もニュースにありました。


    私達が 海に捨てたプラスチックの回収は


    かなり手間がかかり、海底に ゴミが溜まると


    稚魚や稚貝が住めなくなります。 潮の流れに


    乗って運ばれたプラスチックは太陽の紫外線や


    波に砕かれて5ミリ以下になった 微細のものが


     “MP”といい、 これが 海に流れ出すと 回収は


    ほぼ不可能といいます。  これらは 水に強く、


    波に 砕かれることはあっても なかなか分解


    されず、石油が原料のため、有害な化学物質を


    吸着する性質があるのです。 肉眼では見えない


    ほど細かくなった破片は プランクトンに


    取り込まれ、それを食べた魚を通して 人間の


    生殖、代謝機能を乱す内分泌かく乱物質として


    働く恐れもあるなど、悪影響が懸念されます。


    恐ろしい話です。 結局 ブーメランのように


    自分達のしたことが悪い形で戻ってきてしまう


    のです。 今や こうしたプラスチックゴミの問題は


    世界規模へ。 ストローだけで MP問題が解決


    されるのだろうか、という懸念もあるかも


    しれません。 フランスでは プラスチック製の


    使い捨て食器を 20年から禁止するといいます。


    レジ袋や ペットボトルでの飲料水販売を禁止


    したところもあるとか。 スタバなどの取組も


    こうした流れの 一環と思われます。 日本でも


    “エコ・バッグ”を持参したり、マイボトルを使用


    したりする動きはあっても、 まだまだ 禁止へ


    至るには 時間がかかりそうに思われます。 


    6月に カナダで開催された 先進国7カ国


    首脳会議(G7サミット)では、 プラスチックの


    リサイクルを進め、 使い捨てプラスチック


    製品の削減に取り組むことなどを含んだ


    「海洋プラスチック憲章」に日本とアメリカを除く


    国々が著名しました。  この深刻な国際問題を


    G7として 対策に乗り出すことで国際社会の


    お手本になることが期待されているものです。 


    海に囲まれ、海からの恩恵を受けている日本は


    率先して対応する必要があると思われるのに、


    何とも残念。 またもや アメリカの顔色を見ての


    結果でしょうか。 海外メディアは「G7マイナス2」


    と見出しを付けて報道しました。


    日本政府関係者は 「国内法が整備されて


    おらず、社会にどの程度影響を与えるか


    現段階では分からないので 著名出来なかった」


    と理由を述べているそうですが、 なんとも


    情けなく、 恥ずかしい話です。 海から離れた


    都会に住み、 海の プラスチックゴミ問題も


    目にする機会がなければ他人事かも


    しれません。 “スタバからストローが消える”


    という問題から世界の漂着ゴミの7割が


    プラスチックで、 ほとんどが 日常生活品という


    現状を踏まえると、海のプラスチックごみ対策を


    考えよう という意識が働くのでは?


    たかが ストローを排除しただけでは効果は


    微少かもしれません。 されど、重要なのは


    その先へ続く意識。 家庭でも、学校でも 


    「ゴミはゴミ箱へ」というルールの下、道徳観念を


    身に着けたのではないでしょうか。


    MP問題について知り、使い捨てプラスチック


    製品を使わないという意識を持ち、生活を


    見直し、どうしたら良いかを考える事が必要


    だと思います。 今、私達に出来ることは、


    きっと たくさんある筈です。


    地球温暖化も 問題になっている昨今、


    一人一人の 秩序ある行動が 私達の次の世代、


    そして 未来を救うことに繋がると思うのです。






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    では 皆さま 次号をお楽しみに。
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