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なりたい? なりたくない? 信じがたい未来の人類進化予想10選【コタクベスト】
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なりたい? なりたくない? 信じがたい未来の人類進化予想10選【コタクベスト】

2013-09-15 23:30
    なりたい? なりたくない? 信じがたい未来の人類進化予想10選


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    2012年7月12日公開記事を、編集・修正して再掲載します。
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    こんなのにはなりたくないよー。

    たとえフィクションの未来でも、人類が今とまったく違う姿になっていることはあまりありません。でもサイボーグやDNAの研究が進んだ今、現実世界の私たちは姿形を変える力をすでに手に入れつつあります。それに、この先どんな突然変異や進化が待ち受けているかもわからないのです。

    今回は、のぞいてみたいけどちょっと怖い、そんな未来人間の世界を10種類ご紹介します! 気になるその姿は以下より。
     


    【大きな画像や動画はこちら】

     
    1:自主的な退化

    120711_evolution_of_humanity_01


    進化ばかりを考えていたアナタ、残念でした。リストの一番最初は「退化」です。未来の人間たちは究極に発達した技術を使って、全人類を人間になる手前の段階まで退化させるかもしれません。

    なぜそんなことをするのか? それは人間が基本的にヒドイ生き物だから。他の動物にも地球にも脅威となる人間をできるだけ無害なレベルにまで退化させれば、あらゆる問題が解決します。最終目標は文明を終わらせて、みんなでジャングルに帰ることです。


    2:自主的な絶滅

    120711_evolution_of_humanity_02


    退化なんて生ぬるい、どうせなら人類を絶滅させよう― そんなネガティブな考え方に賛成する人なんかいないと思うでしょ? 海外では「自主的な人類絶滅運動」というものが、小さいながら実際に起こっています

    この運動は、地球の未来のために人間は絶滅した方がいい、そのためには子孫を残すのをやめようと呼びかけるもの。人間が地球上からいなくなれば、他の生物は何の邪魔もなく生きて死に、進化していくことでしょう。この思想を信じる人々は別に人間嫌いなのではなく、ただポジティブに絶滅を推進したいようです。スローガンは「みんな長生きして、いなくなろう」。


    3:改造エコヒューマン

    120711_evolution_of_humanity_03


    退化や絶滅はちょっと...だけど地球には優しくしたい。それなら人間をもっと地球に優しい生物に変えてしまいましょう。

    環境問題に憂慮する米哲学者グループの論文「人体改造と気候変動」では、人体を改造して肉食をできなくし(食肉生産は環境に悪いため)、視覚をネコ科の動物に近づけて照明の必要性を減らし、身体のサイズを男性は21%、女性は25%縮小させて環境への影響を全体的に減らすという大胆な案を唱えています。さらに彼らによると、人間の意志の強さを高めることで周囲への共感や博愛精神も高まるとか。これで自然との共存により適した人間になれるわけです。


    4:遺伝子組み換え人間

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    他の動物の特徴を取り入れるなら、思い切って遺伝子ごと混ぜてみるのはどうでしょう。遺伝子組み換え技術を使えば、人間とあらゆる動物のハイブリッドに無限の可能性が広がります。

    イヌの聴覚嗅覚、暗闇でのネコの視覚。チンパンジーは人間より記憶力がいいという報告もありますし、鳥は非常に素晴らしい視力を持っています。もし遺伝子組み換えが可能になったら、タカの目やトカゲの皮膚、クジラの潜水能力を身につけたい人はたくさんいるはずです。あとネコ耳とかね。


    5:脳が巨大化したタコ人間

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    人間の脳だけが巨大化し、身体が退化してタコのような形になるという進化説は昔からの定番。SF作家のH・G・ウェルズも1893年の作品『The Man of the Year Million(西暦100万年の人間)』で、テクノロジーに頼りすぎた人間の身体が退化し、脳だけが発達する話を書いています。

    でもこれが実現する可能性はどれくらいあるんでしょうか? ダーウィンの進化論の原則では、日常的に使っていない体の部位は徐々に退化していくもの。しかし脳の巨大化については、現代の人間が「考える」という作業をどんどん他の道具(コンピューター等)に任せていっていることを考えると、何倍もの大きさになるなんて有り得ないと思ってよさそう。

    とは言ったものの、実は米国の白人の頭のサイズは年々大きくなってるんですって。これどういうこと?


    6:ハイブマインド

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    ハイブマインドとは人間の互いの意識を何らかの方法で繋げ、ハチやアリのような集団行動をする昆虫(社会性昆虫)のようにしてしまうこと。サイエンス・フィクションに登場する概念で、SFドラマ『スタートレック』のボーグなどがその例です。

    ハイブマインドでは個人の意識はほとんど存在せず、すべての行動は集団の要求に従うか、中枢にある女王バチのような存在の命令に従うかのどちらか。20世紀前半に見られた全体主義はこのハイブマインドの原型のようなものですが、それを実現するテクノロジーが存在しなかったのは幸いでした。

    しかし、これから先の未来ならどうでしょう? ナノボットや脳のハッキングなど、人々の意識や行動を操るテクノロジーが、もう密かに開発されているかもしれません。


    7:性別を超えた人間

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    科学技術の発達により、人間が男性と女性による生殖に頼らなくても繁殖できるようになったら、もう性別を保つ必要はありません

    性別のない新型人間は、男性と女性両方のいいとこ取り。どちらかの性の特徴に縛られることもありません。または将来、男性でも女性でもない中間的な第3の性別が作られ、気分によってどの性別にも変われるようになるかもしれません。


    8:遺伝子操作と人体改造競争

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    ゲノミクスのような生殖と遺伝に関する研究が進んだら、未来の親はこれから作る子どもの身体的特徴を選べるようになるかもしれません。「オーダーメイドベイビー」の誕生です。また遺伝子治療の発展により、遺伝的特徴を生まれた後に変更できるようになる可能性もあります。

    しかし、こういった遺伝子操作が特定の分野でのアドバンテージを得るために行われるようになると、はてしない人体改造競争が始まります。わかりやすい例はスポーツ。バスケットボール選手は身長の高さを競い合い、水泳選手は四肢の長さを競い合う。

    そのうちに科学の力なしには有り得ないような形の人間が生まれるかもしれません。


    9:宇宙適応型人間

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    今の人間がそのままの姿で宇宙空間にいることが出来ないのはご存知の通り。それなら宇宙に出られる体になってしまえばいいのです。

    科学者たちの発想はとっても大胆。ロバート・フレイタス氏は人間の肺をなくして呼吸自体の必要性をなくすという案を唱え、レイ・クルズウェイル氏は未来の人間は細胞にエネルギーを与えるナノボットを装備するため、食事を摂る必要がないと予想しています。ゲノム研究で有名なクレイグ・ヴェンター氏も、乗り物酔いをなくすための内耳の改善や、骨を再生する遺伝子の研究、放射線に対するDNA補修の研究を呼びかけています。

    ほかには、重力ゼロの世界でも自由に動くことができるカエル状の生物になればいい、なんて説もあるそうです。そこまでして宇宙にいけなくてもいい...かな。


    10:脳のアップロード

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    人間の脳の中身がコンピューターにアップロードされて、その中で存在するようになります。予測市場を専門とする経済学者のロビン・ハンソン氏のアップロード論によると、アップロードされた個人は自らのコピーをたくさん作り、複数の経済活動が同時に可能になるとか。また別のシナリオでは、自らのクロックスピードを操作できるため、たとえば山が隆起してなくなるまでというような、地球規模の変動を見ることもできます。

    物理世界ではロボットから別のロボットへとアップロード先を乗り換えることで、自分の形態はいつでも変えられます。またCG空間に身を置き、現実には有り得ない別の次元や新しい物理作用を楽しむことも可能に。

    映画『マトリックス』のような仮想空間で、ネオの弾よけごっこもできますよ?


    10 of the Weirdest Futurist Scenarios for the Evolution of Humanity [io9]

    (さんみやゆうな)

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