ポップカルチャー全般を扱かったイベント、ファンフェストに行って来ました!
10月5日と6日にフィンランドの首都ヘルシンキで行われた「Fan Fest」(ファンフェスト)は、今年初めて開催されたポップカルチャーのファンのためのイベントです。
『アイアン・スカイ』監督や『トゥームレイダー』などの作品で有名なイギリス女性ゲームライターなど、ゲストを招いての様々なパネルのほか、ファンアート、ゲームやグッズの販売、そしてなんとOculus Riftの体験コーナーまでありました。来場者の多くがコスプレして来ていたこのイベント。今回は、コスプレ写真を中心にご紹介していきます。
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建物は1908年に建てられたそうです。石造りのアール・ヌーヴォー様式の重々しい感じがします。
コスプレ写真は後のお楽しみにして、まずはOculus Rift体験コーナーに行ってみましょう。
「3D体験・おいで!」なんて書いてありますが、何やら機械で洗脳や違う次元へ連れてかれそうな恐怖感を感じつつ部屋に入ってみると、
ツイスターやボードゲーム、知恵の輪が散乱してる部屋...。しかし、「Oculus Rift」が部屋の隅っこにありました!
私もOculus Riftを体験させていただきました(写真は別のフィンランドの方)。こうして見ていても、体験している人の反応から、その没頭の度合いがわかって面白かったです。
体験デモでは、お城のような場所に設置されたジェットコースターライドを体験するもので、3分程のコース。徐々に急な坂を登っていき、ほぼ垂直落下に近いようなコースがあったり、最後の最後でレールがなくなって大ジャンプしたりとエキサイティングでした。
視覚と聴覚の情報だけなのに、頭の動きと連動しているためか、三半規管まで騙されるようで、まるで本当にジェットコースターに乗っている感覚のする体験でした。なお、2日間のファンフェストで200人以上が体験したそうです。
Oculus Riftの体験コーナーは、なんとヘルシンキ市図書館の提供。本もゲームもエンターテイメントの仲間であるということで、知恵の輪のようなパズルから、ツイスター、ボードゲームも同じく遊べるようになっていました。
ファンフェストに限らず、Oculus Riftや他のゲームを誰もが楽しめるイベントを何回か行っているというヘルシンキ市図書館。今のところどの催しも、全年齢の人が楽しめるものを行ってきたそうですが、11月にはポルノチックな小説、フィフティーシェードのボードゲームやらスプラッター系の何やらを含んだ「大人向け」のゲームイベントも企画しているそうです。
本にせよ最新のゲームデバイスにせよ、メディアの枠に囚われることなく「すべての人に提供できるようにすることが私たちの使命」と係の方は語っていました。
ファンフェストには、『アイアン・スカイ』のティモ・ブオレンソラ監督もゲストパネリストとして登壇したそうですが、時間の都合上から行けず...。グッズはシャツにボードゲーム、スタチュー、監督のサイン入りブルーレイディスクもありました。
グラサンをかけたエルフは、映画『ホビット』に登場するエルフの王スランドゥイルを、おそらくノエレ・スティーヴンソンさんが「パーティーキング」として描いたのが元となったネット上のミーム、パーティーキング・スランドゥイルのコスプレです。
ポップカルチャー全般を扱ったイベントということで、現在フィンランドでも人気の『進撃の巨人』のコスプレも見られましたが、アニメキャラやゲームキャラよりも、BBCの『シャーロック』や、『ホビット』などのコスプレが多かったようです。
先日の記事では、『トゥームレイダー』などの作品を手がけたイギリスの女性ゲームライター、リアナ・プラチェットさんが、ゲームライターとしてのあれこれ語る講演会の様子を紹介しているので、そちらもお見逃しなく!
[FANFEST]
(abcxyz)
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