KICKSTARTERで資金集めを開始し、現在公式サイトで引き続き資金を集めているスペーストレーディング&コンバットシミュレーター 『Star Citizen』が、クラウドファンディング史上類を見ない累計27億円を突破し、なおも記録更新中。
昨年11月に630万ドル(約6億3000万円)の資金調達に成功。ゲーム系クラウドファンディングにおける新記録を樹立したことで話題になりましたが、そのわずか1年後に4倍以上になっているとは誰が予想できたでしょうか...。
プロジェクトを率いるのは、Wing Commanderシリーズの産みの親としてお馴染みのChris Roberts氏。衰退したゲームジャンルであるスペースシムを復興させたい思いがあるようです。
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ゲームスタイルは、広大な宇宙空間で商売や鉱石の採掘、密輸や海賊行為/賞金稼ぎなどを楽しめる、所謂4Xゲーム(eXplore(探索)、eXpand(拡張)、eXploit(資源の活用)、eXterminate(根絶))。
一カ所に同時に存在できるプレイヤー数に制限が加えられたMMOスタイルで、プレイヤーの現在地や所持金などのステータスを元に自動マッチメイキングを行っていきます。
例えば海賊プレイヤーと遭遇した場合、同エリアの人数枠が許す限り、後から他のプレイヤーが侵入してきて大戦争になる可能性もあり。フレンド用の枠も用意されているので、近くにいる友達に応援を頼むことができるそうです。
すべての船はニュートン力学に基づいて飛ぶようになっており、重量や慣性などを考慮に入れて正確にシミュレート。例えばスラスターが破壊されれば、それを反映して偏った飛び方になり、カーゴポッドを排出すれば、ドッグファイトでより深く旋回できるようになります。
さらに凄いのは、大多数のAAAクラスのゲームが乗り物に対して3万ポリゴン程度しか使用していないのに対して、Star Citizenは約10倍近いポリゴンを使っており、4K解像度にも対応。100%インゲームでレンダリングしたという、下の動画は必見です。
その他、ストレッチゴールの2000万ドルを突破したことで、一部の惑星でキャラクター同士のFPSが楽しめる要素の追加が決定しており、Star Citizenという新しいゲームジャンルになりつつあると言っても良いのではないでしょうか...。
『Star Citizen』は2014年の11月までにβ版を公開予定。現在、寄付は公式サイトのSTOREページから行えます。30ドルのデジタルパッケージなどが用意されているようです。
Starcitizen[Cloud Imperium Games Corporation & Roberts Space Industries Corp.]
(ロバーツ町田)
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