小説版『英雄コナン』シリーズの表紙絵で知られるフランク・フラゼッタや『ブレード・ランナー』や『∀ガンダム』のデザインで知られるシド・ミードなど、SF&ファンタジーアート界巨匠たちの仕事のやり方を学べる参考書『ファンタジーアーティストの仕事の流儀』が発売されます。
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巨匠たちが使っているSF&ファンタジーのイラストを描くテクニック、ビジュアルストーリーの伝え方や力強いキャラクターの作り方のアドバイスなどを、ワークショップやインタビューの形式で掲載。
アメコミ『キャット・ウーマン』や『ワンダーウーマン』の表紙を手がけ、画集『カバーラン』が日本でも発売されたアダム・ヒューズによるセクシーな表紙絵の着色講座や、『マジック・ザ・ギャザリング』、『ダンジョンズ&ドラゴンズ』のイラストで知られるダン・スコットによるキャラクター描き方講座を収録。
さらに、TSR時代から現行版の4thまでの、『D&D』の歴代のイラストレーターへのインタビューも掲載。有名な「赤箱」のボックスアートとその復刻版のアートの誕生秘話が語られています。こういうのが日本語で読めるってのが本当に嬉しいですね。
また、付属のCDには作品の構成をそれぞれ見ることができるPSDレイヤーファイル、アーティストが実際に使用しているスケッチ、テクスチャ、カスタムブラシのデータを収録。こちらもかなり実用的な感じ。
この他にも、『エイリアン』のH.R.ギーガー、『ヘルボーイ』のマイク・ミニョーラ、フランスのバンドデシネ作家のメビウス(ジャン・ジロー)などのイラストも掲載されているようです。かなり熱くて濃いラインナップで、画集的な楽しみ方もできそう(目次はこちら)。
個人的には先ほど上げたフランク・フラゼッタやボリス・ヴァレホ&ジュリー・ベルというファンタジー筋肉イラストの神のイラスト&情報がどんな感じで掲載されているのが気になるところ。絵は描かないけど、彼らが美しい筋肉をいかにして生み出しているのか知りたい!
『ファンタジーアーティストの仕事の流儀』は5250円(税込)。Born Digitalから12月上旬発売予定。現在、Amazon等で予約受付中です。
ファンタジーアーティストの仕事の流儀[Born Digital]
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(傭兵ペンギン)
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