ついに最終章となったエピック・ファンタジー髭映画『ホビット 決戦のゆくえ』で、ベネディクト・カンバーバッチが演じるドラゴン「スマウグ」本人(?)が、アメリカのトーク番組「コルベア・リポート」にゲスト出演しインタビューに応える映像が公開されました。
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スマウグはよくインタビュワーを食べるけど、今日は別番組で食べてきたからお腹いっぱい
狭そうだがよく動く。
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スティーブン・コルベア(司会)「なぜ今作では悪役に?」
スマウグ「ハリウッドはリベラルに偏ってる。この街じゃ保守派がいい役をもらうのは難しい。だから(保守派として有名な俳優)ケイシー・グラマーと私はいつも同じような役なのだ」
コルベア「でも種族のせいにはしませんよね? ドラゴンみんなが評判悪いわけではないですよ」
スマウグ「よいか、スティーブン。同情してほしいわけじゃないのだが、我が言っているのは本物のドラゴンのことだ。ゲーム・オブ・スローンズに出てくるカリーシ(デナーリス)の言いなりになり下がっているペットのトカゲのことではない。あれには虫酸が走るわ!」
コルベア「なるほど。じゃあ、ヒックとドラゴンのトゥースレスは? 彼は主役ですよ?」
スマウグ「奴は主役ではなく囚われの身。汚らわしい子供が乗ることを許すとは。奴はトゥースレス(歯無し)ではない、ボールレス(玉無し)だ。」
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真顔
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コルベア「映画の話に戻りましょう。今回の『決戦のゆくえ』は原作通りに作られてますか?」
スマウグ「実はまだ読んでいないのだ。だからネタバレはしないでくれ」
コルベア「なるほど。結末にはあなたも胸をうたれると思いますよ」
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スマウグの貴重なモーキャプシーン
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(本編映像の後)
コルベア「結構危なそうですが、スタントは自分でやられたのですか?」
スマウグ「少し。しかし、ほとんどCGだ。撮影中の写真があったはずだ。観客に見せてくれるか?」
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今後の事に関して
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コルベア「今後の出演予定は?」
スマウグ「『シャーロック』のオファーが来たが、断った。金儲けのために何にでも出るカンバーバッチの後塵を拝すのに耐えられる者などいない」
コルベア「マーティン・フリーマンは気にしてないようですよ」
スマウグ「奴は安いんだ。どうやらあまり食べなくても平気らしい。可愛くって小さい小さいマーティンよ(ペロッ)」
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スマウグは2作目のラストでの出来事を突っ込まれてキレて放送禁止用語と火を吐き出し帰って行ってしまった
ライバルのドラゴンやカンバーバッチを激しくディスりつつ、意味深な舌ペロで特定層へのアピールも忘れない狡猾なスマウグ。実際はカンバーバッチがやったモーションキャプチャーもネタにされていますね。
それにしてもプロモーションのためとはいえ気合の入った映像ですよね。スマウグも劇中同様かなり表情豊か。一体この映像をつくるためだけにどれだけの予算と時間がCGに割かれたのだろうか......やはり超大作は宣伝もすげぇ!
映画『ホビット 決戦のゆくえ』は現在公開中。
Smaug[The Colbert Report]
(傭兵ペンギン)
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