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1位が意外? 殺害数順で振り返る映画『13日の金曜日』
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1位が意外? 殺害数順で振り返る映画『13日の金曜日』

2015-11-13 21:30
    映画『13日の金曜日』殺害数ランキング


    キ、キ、キ、キ、マ、マ、マ、マ......。


    【大きな画像や動画はこちら】

    今日は13日の金曜日!

    1980年に始まり、これまでに12作品が製作されている映画『13日の金曜日』シリーズ。衝撃的なデビューからギャグ路線に走ったり、大都会に行ってみたり、宇宙に進出してみたり...様々な試みがありました。

    今回はそんなホラー映画の人気シリーズを、我らが愛すべき暴れん坊ジェイソン(+α)の殺害数順に振り返ります。一部ネタバレがありますので、ご注意ください。

    まずは、『13金』シリーズの基礎&豆知識をどうぞ(さっそくネタバレあり)。

    ・シリーズを通して100人以上の人間が殺害されています
    ・ジェイソン・ボーヒーズが殺人鬼として登場するのは『Part2』から
    ・ジェイソンがホッケーマスクを着用するのは『Part3』から
    ・これまでに3回シリーズを終了させようと試みていますが、3回とも失敗しています
    ・他の良き映画シリーズ同様、宇宙にも進出しています。
    ・『ジェイソンX 13日の金曜日』にはデヴィッド・クローネンバーグが殺され役の1人としてゲスト出演しています。
    ・『13日の金曜日 PART6 ジェイソンは生きていた!』にはシリーズ定番のヌードが出てきません


    では、殺害数の少ない作品から振り返っていきましょう。


    ■『13日の金曜日』(1980年) 殺害数:9人


    記念すべきシリーズ1作目であり、最高傑作との声も多い本作の殺害数は最も少ない9人! しかし、その全てが印象的で、犯人の正体も衝撃的でした。

    また、最後のジェイソン少年が湖から飛び出てくる時のタイミングと映像が恐ろしいのなんの!

    ドラッグや婚前交渉までのカウントダウン:40分
    武器:ナイフ(6)、矢(2)、斧
    犯人の死に方:首チョンパ
    ベスト・キル:可哀想なケヴィン・ベーコン


    ■『13日の金曜日 PART3』(1982年) 殺害数:12人


    3Dで公開された本作は殺害数こそ少ないものの、『Part2』で負傷したジェイソンが新しい衣服を探し、後に象徴となるホッケーマスクを手に取る非常に重要なシーンがあります。

    ドラッグや婚前交渉までのカウントダウン:18分
    武器:肉切り包丁、編み物棒、クマ手(2)、スピアー銃、マチェーテ(2)、ナイフ、ヒューズ箱、火かき、頭部破壊、レンチ
    ジェイソンの死に方:吊るしてマチェーテ
    ベスト・キル:矢は目を刺すものでは無い


    ■『13日の金曜日』(リブート、2009年) 殺害数:13人


    本作の製作陣はオリジナルをとても愛していた人たちだったと言えるでしょう。とはいえ、素晴らしいのは最初の20分

    ジェイソンを新たに怖くて手強いモンスターとして描かなくてはならなかったため、リブートではお馴染みの手法とも言える「より速くより猟奇的に」が採用されています。

    犠牲者の後を歩くのではなく、追いかけるのです。これが良くなかったのか、残念なことにリブート版の続編は作られませんでした。

    ドラッグや婚前交渉までのカウントダウン:10分
    武器:マチェーテ(7)、寝袋、弓と矢、スクリュードライバー、斧、突き刺し、鹿の角、火かき
    ジェイソンの死に方:木材破砕機に投げ込まれる
    ベスト・キル:ジェイソンは弓と矢の使い方をマスター


    ■『13日の金曜日 完結編』(1984年) 殺害数:13人


    『完結編』というタイトルですが、結局は完結しなかったシリーズ4作目。

    ジェイソンを終結させる意気込みが画面から伝わって来る作品で、被害者は13人。出演者も豪華で、『グーニーズ』のコリー・フェルドマンや『バック・トゥー・ザ・フューチャー』のクリスピン・グローヴァーが登場します。

    ドラッグや婚前交渉までのカウントダウン:12分
    武器:外科の鋸、メス、ナイフ(2)、マチェーテ(2)、矢(2)、肉切り包丁、窓から放り投げ、頭部破壊、斧
    ジェイソンの死に方:マチェーテを頭に振り下ろされる
    ベスト・キル: バナナに注意!


    ■『13日の金曜日 PART2』(1981年) 殺害数:14人


    1作目では登場シーンすらほとんど無かったジェイソン坊やが、殺戮の楽しさに目覚めた記念すべき作品。ジェイソンの殺した人数はデビューにしては中々の14人!

    マンマもさぞかし誇らしいでしょう。本作ではホッケーマスクではなく袋をかぶっています。これも随分怖いです。

    ドラッグや婚前交渉までのカウントダウン:47分
    武器:アイスピック、有刺鉄線、ハンマー、マチェーテ(2)、矢、ナイフ(2)
    ジェイソンの死に方:マチェーテ
    ベスト・キル:可哀想な車椅子の男!


    ■『13日の金曜日 PART7 新しい恐怖』(1988年) 殺害数:16人


    全体的にネタ切れ感の漂う『Part7』。

    父親を湖に沈めてしまった過去を持つ超能力者の少女ティナが念力で生き返らせてしまったジェイソンが大暴れ。ジェイソンと対峙することになったティナは、最終手段として死んだ父親を蘇らせて――。

    こんな展開で良いのでしょうか? しかし、シリーズの中でも最もユニークな寝袋・デスがあるので良しとしましょう。

    ドラッグや婚前交渉までのカウントダウン:13分
    武器:テントスパイク(2)、心臓抉り出し、寝袋、斧(2)、溺死、かま、頭部破壊、ピロピロ、ナイフ、マチェーテ、窓から放り投げ、矢、伐採機
    ジェイソンの死に方:溺死したアル中が蘇って沈められる
    ベスト・キル:寝袋は危ない


    ■『13日の金曜日 PART8 ジェイソンN.Y.へ』(1989年) 殺害数:17人


    野心溢れる若者が大都会を目指すのは珍しいことではありません。もちろん一旗揚げたい、大物になりたいと思うのはジェイソンだって同じ

    シリーズ8作目で、彼は田舎に見切りをつけて人種のるつぼ、ニューヨークへ向かいます。しかし、意気込んで行ったは良いものの殺害数は飛躍的にそれほど伸びず、17人

    最大の目玉はジェイソンがパンチで犠牲者の頭を吹き飛ばすところでしょう。そして、ジェイソンの倒し方は都会っぽいかもしれません。

    ドラッグや婚前交渉までのカウントダウン:4分
    武器:スピアー銃、矢、エレキギター、熱したサウナの石、鏡の破片、もり、マチェーテ、窒息死、感電死、突き刺し、斧、注射、パイプ、頭部パンチ、レンチ
    ジェイソンの死に方:化学物質をぶっかけられた上にニューヨークの下水溝を流れる有害廃棄物を浴びる
    ベスト・キル:頭部ゴミ箱ポイ


    ■『13日の金曜日 PART6 ジェイソンは生きていた!』(1986年) 殺害数:18人


    何かというと蘇るジェイソン。本作では火葬で永遠に葬られてしまう寸前に運良く雷が落っこちてきて、電撃で復活します。

    息を吹き返したらやることは1つ。そう、とりあえずキルです。

    内に秘められた怒りを放出すべく、出会った人間は躊躇なく殺すジェイソン坊や。ユーモアも炸裂し、行動もお茶目になってきています。中でも血だらけのスマイルは笑いどころです。

    ドラッグや婚前交渉までのカウントダウン:35分
    武器:心臓もぎ取り、矢(2)、木の枝、マチェーテ(5)、割れたボトル、顔面破壊、頭部ひねり、窓から放り投げ、投げ矢、頭部破壊、体を半分にへし折る
    ジェイソンの死に方:湖の底に沈められる
    ベスト・キル:血みどろニコちゃんマーク


    ■『13日の金曜日 ジェイソンの命日』(1993年) 殺害数:21人


    『ジェイソンNY』同様、開始数分でヌードが流れる本作。ファンが求めている裸と殺しを速攻で見せろ! という製作者のヤケクソっぷりが感じられます。

    何度殺しても蘇ってくる連続殺人鬼ジェイソンの存在に手を焼いたアメリカは、クリスタル・レイクにFBIを送り込み、総攻撃してジェイソンをバラバラに。しかし、心臓だけは生きていました。そして、調査していた検死官が動いている心臓をなぜかパクリ。意味不明な行動です。

    蘇るチャンスを伺っていたジェイソンは「キター!」とばかりに検死官の体に乗り移って、再び大暴れします。本作にはジェイソンの親戚が登場し、その親戚がジェイソンをなぜか退治できるのです。

    ドラッグや婚前交渉までのカウントダウン:4分
    武器:心臓食べ、メス、レールスパイク、頭部破壊(2)、車のドア、ナイフ、頭部殴りつけ(3)、食堂カウンター、揚げ鍋、口滅多打ち、マチェーテ、 クマ・ハグ
    ジェイソンの死に方:親戚に心臓を刺される
    ベスト・キル:危険なセックス


    ■『ジェイソンX 13日の金曜日』(2001年) 殺害数:21人


    地球を飛び出したジェイソンは閉鎖された空間で21人も殺します。

    どんな手を使っても殺せないジェイソンを冷凍保存することにした近未来のアメリカ。その455年後、人が住めなくなってしまった地球に研究のためにやってきた研究員がジェイソンを発見し、宇宙船へ連れて行きます。

    そこで目覚めたジェイソンは早速殺戮スタート。最後は別の地球へ飛ばされて終わりです。『命日』より下回ったらいけない! と考えたのか、殺人数が一致しています。

    ドラッグや婚前交渉までのカウントダウン:28分
    武器:頭ぶん殴り(4)、窒息、首へし折り(2)、ドア、液体窒素、
    マチェーテ(6)、膝、ドリル、クレーンフック、感電死、背中へし折り、鉄格子
    ジェイソンの死に方:別の地球へ飛ばされる
    ベスト・キル:液体窒素の中に頭を5秒間漬けた後にスマッシュ!


    ■『新・13日の金曜日』(1985年) 殺害数:22人


    ジェイソン映画の番外編とでも言える本作。

    殺害数は多いものの、犯人はジェイソン坊やではありません。まさかの模倣犯がシリーズ最多の被害者数を出していて、堂々の22人!

    ドラッグや婚前交渉までのカウントダウン:35分
    武器:マチェーテ(5)、アイスピック、斧(3)、道路作業用発炎筒、ナイフ(3)、植木鋏、頭部破壊、槍、肉切り包丁(2)、ロードスパイク、眼球えぐり
    ジェイソン模倣犯の死に方:鉄のスパイク
    ベスト・キル:発煙筒は食べちゃダメ


    いかたでしたか? ホラーキャラの中でも群を抜いた殺害数のジェイソン2017年公開予定の新作も気になるところです!


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    Friday the 13th (2017)[IMDb]

    中川真知子

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