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野党、一つずつの政党で戦っていては国民の選択肢がなくなってしまう
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野党、一つずつの政党で戦っていては国民の選択肢がなくなってしまう

2014-04-17 15:25

    小沢一郎代表 定例記者会見(2014年4月14日)


    4月14日、小沢一郎代表が定例の記者会見を行いました。
    会見要旨は以下の通りです。


    201414小沢代表記者会見



    【 質疑要旨 】


    野党各党の動きによる野党再編の影響について

    Q. 野党の各党の動きについて。みんなの党が浅尾新代表になり、明日にも新しい執行部体制を発足する予定だけれども、この新しい浅尾代表をどのようにご覧になっているか。特に、前は渡辺路線というか、与党・政府と一緒にやっていくという姿勢があったけれども、これがどう変わっていくという風に見ているのかということにいてお伺いしたい。
    関連して、日本維新の会と結いの党の代表同士が、先週の金曜日会談した。統一会派とか合流も視野にいれて協議が進んでいくものと思われるが、これが野党の再編などに与える影響をどのようにご覧になっているか。2点お願いしたい。(NHK)
    A. 浅尾さんは私も民主党で一緒にいたから、非常に優秀な人物だし、選挙も小選挙区で勝ち上がっているわけだから、代表としてそれなりの順当な選出だったと思う。

    それから、党の今後のことについては、渡辺さんの場合は傍から見てもご自分の意向が強く出ていたようなので、浅尾さんに代わってどうなるかは私は分からないけれども、基本的には、所属議員の人たちが衆参ともに2年後選挙なのだから、どうやって自分たちの考え方や政治スタンスをアピールした方がいいのか、あるいはすべきなのかということを、所属議員の多数の人たちがこうあるべきだろう、あった方がいいだろうと思う方向に行くのではないだろうか。

    結いの党と維新の会のことについては、両者の個別的な事は私は知らないけれども、従来からずっと申し上げてきたように、一つずつの政党で戦っていたのでは、選挙で国民の選択肢はなくなってしまうし、しょうがなく自民党ということになる。すなわち、選挙は自民党の圧勝に終わるということは、子供でも分かる話なので、やはり協力して国民の自民党以外の受け皿になる。選挙で言えば、統一して候補者を立てて国民にアピールしようという思いは、みんな持っている。その流れの通りにインチ・バイ・インチだけれども、進んでいるということではないかと思う。

    熊本鳥インフルエンザ発生時の総理の対応について

    Q. 熊本県で鳥インフルエンザが発生した時に、その報告が安倍総理のところに上がっていながら、その報告を受けた後も総理がゴルフを続けていたという話があった。それについて代表の受け止めがあればお願いしたい。(日本経済新聞)
    A. それは、マスコミ諸君の論評にお任せする。

    エネルギー基本計画閣議決定を受けて

    Q. 先週11日に政府で、原発について重要なベースロード電源と位置付けるというような内容を含む新しいエネルギー基本計画が決定した。これについて小沢代表はどのようにお考えか。(IWJ)
    A. 彼等は(原発)推進派だからそうであろう。人様のところまで一生懸命輸出しようとしているのだから。国内でも再稼働推進であろう。新規原発だって作っている。現実に大間の原発だって稼働しているであろう。

    だから、原子力をベースにしてエネルギーを考えるのだというのは、安倍内閣、彼等の考え方そのものだから、閣議でそう決定するのは彼らの考え通りなのではないか。我々は賛成ではなく反対だけれども。

    鹿児島2区補選について

    Q. 鹿児島の2区の補欠選挙の件について。明日告示となり、打越候補を生活の党推薦ということだけれども、改めて今回のその徳洲会を巡る問題から始まった選挙について、争点というか選挙の意義と、それから、代表自ら応援等入る予定があるのか教えていただきたい。(NHK)
    A. 今回の争点といっても、徳洲会の云々ということは個人的な、俗人的なテーマとしてあるけれども、それが国政的な選挙の政策的なテーマということではないだろうと思う。
    やはり今、国政レベルで問題になっていることが基本的には問題にされるべきであろうと思う。具体的に選挙でどの程度かは別にして。

    それで、明日告示ということで、鈴木幹事長が出席して4党で(出陣式を)やるということである。選挙戦なので、特に鹿児島ということもあるし、単に街頭をすれば票が集まるということではないので、私が入っても10票や20票は入るだろうけれども、それが選挙戦を左右する要因にはならないと思う。
    我々としては鈴木幹事長の他に応援に行く人もいるけれども、ちょうど選挙区の指宿出身の者がいるので、それに地元に入って少し歩けという風に指示してある。

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