歴史通5月号は中西輝政氏が「さらば、安倍首相」を掲げた。
本論文で、中西輝政氏自身、さまざまな場面で自身が安倍首相の「ブレーン」として扱われてきたと認めている。
一応ウィキペディアの記述を見てみよう。
「2003年衆議院議員総選挙では安倍晋三の選挙運動はがきに推薦人として記載された。安倍の首相就任前後には、政策に影響力を持つブレーン「五人組」(他に伊藤哲夫、西岡力、島田洋一、八木秀次)の一人として報道されたこともある。
安倍の政治姿勢を高く評価し、安倍内閣発足後は「美しい国づくり」企画会議のメンバーに選ばれている。ただし、安倍政権崩壊直後に出版された月刊誌で、中西本人は政権発足時から安倍のブレーンであることを否定している]。
不思議なのは何故今、中西輝政氏が安倍首相批判を行ったかである。
安倍首相は、批判する者に極めて厳しく反応すると言われる。
自分の「ブレーン」と言われ、時
コメント
コメントを書く米国の本音は、日本が極端に、右にも左にも傾かず、日米同盟を基軸として、政治が機能することである。
日本人の行動を規制する憲法は、9条維持であり、9条の改正は、日本独自の交戦権確保の道を切り開くことに他ならない。米国から見れば、不必要に日本国民の混乱を引きおこし、日米同盟の是非に及んでは、米国の国益が大きく害されることになる。もはや、安倍政権は、米国にとって独裁体制リスク政権に変質しているとみるべきではないか。中西氏は、右翼的思想の持主であるが、親米でもあり、二重人格者ともみなすことができる。安倍首相の目指す方向と異質であるとみなすべきなのでしょう。最近、読売の記事に注目しているが、親米読売の出方で、すべての動きが見通せるようになるのではないか。違憲訴訟も出されており、米国の思惑が強く働いているともみるべきでしょう。
中西氏の「さらば安倍首相」は反安倍政権で汗をかいている私にとっては朗報です。
最近、表面化している現象は米国の保守層がどうも二つのセクトに分かれ始めていることです。ロシア・中国を制覇するセクトとそれに反対するセクトです。二つのセクトが陰に陽に主導権争いを展開しているようです。その証拠に先日オバマ大統領が「シリアの主権は守らねばならない」と公言する一方でトルコ、サウジのISIS等を使ったシリアへの内政干渉を陰で手助けしている事実があるわけです。オバマの支離滅裂の言動は世界の笑いものになっています。
中西氏みたいな米国保守層orientedの学者たちはどちらにつくか悩むところだったのでしょうか。中西氏は戦争しない方向を選んだのでしょうね。私としてはとにかく米国が戦争しない方向に大きく舵を切りその結果安倍氏たちが存在意義を失うことを切に願うものです。
安倍首相の信念か、蛮勇か明確ではないが、9日の日米電話首脳会談は無視できない。
オバマ大統領は、春の大型連休中に予定しているロシア訪問で、「時期を考えてほしい」と懸念を表明したようである。翌日の新聞各紙の報道によると、例えば、読売新聞は、「首相訪ロをオバマ氏懸念、9日電話会談で、延期を求める」とあるが、安倍首相は、はねつけ、同席したライス氏が言葉を失ったと、伝えている。中西氏だけでなく、安倍氏を取り巻く環境が大きく変わる可能性を否定できない。
安倍首相が「批判する者に極めて厳しく反応する」のは、進めている政策に自信がないからである。(断言)
それは米国の言いなりになっているだけで、自分たちの考えなど、微塵も入っていないためだ。
安倍氏が初めて政権についた時は「戦後レジームからの脱却」を訴えたが、短命で失脚させられた。
戦後レジームとは対米従属のことだから、それを脱却することは米国の支配から離れるという意味だ。
その後、「対等な日米関係」を訴える民主党が政権についたが、これも短命に終わった。
これを見て安倍氏は、「長期政権には対米従属が不可欠」と学んだのだろう。
そして、それを実行した安倍政権は長期政権になっている。
日本国民は、これで良いと思っているのか。
日本人は、米国の犠牲になりたいと思って生まれてきた訳ではあるまい。
「権力の監視という牙」を抜かれたマスゴミを見捨てなくてはいけない。
この国の政治を真剣に考えることが「本当の愛国心」だということに気づくべきだ。
外務大臣を国民公選制にするならば、わたしは、孫崎亨さんに一票をいれますね。
戦後70年に亘る、今日に至るまでの米国による日本支配は、米国による日本の官僚機構の支配だったんですね。
もちろん、良い面もあります。天皇制を存続し、かつ日本人に自由と民主々義をもたらしてくれたことです。
しかし支配の事実は知るべきであるし、それを知らないでいることは罪であると思います。
すみません論点がずれているかも知れません。