A-1日本の新首相が米国にとって意味するもの1What Japan’s New Prime Minister Means for the US(POLITICO)
石破茂氏の予期せぬ躍進は東京の政界、そしてワシントンとの関係を揺るがす。マシュー・カミンスキー著
ワシントンにとって本当に重要な問題は、米国との軍事関係に対する石破氏のアプローチだ。
ここで石破氏は、日本や米国の支配層が望んでいるよりも破壊的であるように聞こえた。彼は、ここへの米軍配備に関する協定の改定を要求することで、第三軌条(「物議を醸す危ない問題」に接近した。
彼は日本の平和主義に関する憲法の規定を改正したいという別の目標を掲げた。同氏は、日本を米国の安全保障上の属国から、依然として緊密な同盟国ではあるものの同等の国家に引き上げるアジア版NATOについて語った。
「彼は米国にとって問題になるかもしれない」と、一年の大半をここで
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石破政権は、異様な政権であるが、防衛大臣が4名いる軍事重視の政権といえる。
石破氏はかなり軍事オタクの傾向が強いが、現実を無視し、空理空論の空想アニメの世界観が強い。
現在の日米安保条約、日米基地協定など両国の条約の基盤は憲法を尊重することから成り立っているが、
石破氏はそのような前提を無視し、日米同格を前面に押し出している。
NATOの使命とアジアにおけるNATO的使命の違いをよく理解していない。
①西欧におけるNATOは明確にロシアに対する自衛組織であり、米国も関与している。
②アジアは、日本、韓国、フィリッピンなど個別協定により基地を置いている。
米国はアジア地域における敵を明確化していない。
中国、ロシア、北朝鮮などに対し個別に同盟国の支配権を確保しているが、支配権を放棄する
こともありえる。日本、韓国、フィリッピンを守ることにつながっていない。
根本的には、米国は中国より日本を恐れている。中国も日本を恐れている。靖国参拝は両国にとって
鬼門である。日本は特殊な国であり、米中が自立の道を歩むことを極めて嫌うという一面は異常であるが、
その認識を忘れてはならないのでしょう。