12日読売新聞は「中国対抗へ陸海空3自衛隊を一体運用…防衛大綱」との標題の下、「自民、公明両党は11日、安全保障に関するプロジェクトチーム(PT)の会合を国会内で開き、今後約10年の外交・安保戦略の指針となる「国家安全保障戦略」と「防衛計画の大綱(防衛大綱)」の概要を了承した。陸海空3自衛隊を一体的に運用する「統合機動防衛力」構想を柱に、急速に軍備を拡張しながら東シナ海に進出する中国に対抗していくことを打ち出した。いずれも17日に閣議決定する。構想は、この日の会合で大綱案の中で政府が示した。民主党政権時の2010年に作られた今の防衛大綱でも、自衛隊を機動的に運用する「動的防衛力」構想が掲げられているが、さらに3自衛隊の連携を重視した。念頭にあるのは離島の防衛で、海空自衛隊が海と空を押さえた上で、占拠された島を陸上部隊が奪還するなど、これまで以上に具体的に共同作戦を行うことを念頭に置いて
この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。
日本は、2倍返し、10倍返しの漫画世界のテレビの視聴率が圧倒的力を持つ時代であり、土下座などの人権を無視した仕返しが批判されず喜ばれる時代である。勇ましく中国をやっつけろというと、いいぞいいぞ、と圧倒的に支持する国民が声を上げる時代である。ナショナリズム徹底は、旅行に極端に現れる、世界遺産に責任が無くとも、中国の全てが排除すべき対象になるのです。昨年から衰退気味であった中国向け自動車輸出は日本が一位になったように、中国は心の広い大国であり、気位の高い民族です。日本など歯牙にもかけていないとも言えます。現在、世界のどこの国が中国とまともに対峙しているか、世界のどこの国の大統領とか、首相が名指しで中国を非難しているか。ただ一国、日本の安倍総理だけである。日本人であることを忘れて、中国人になった気持ちを持ってみるといい。日本がどのように見えるか。小国日本が、何をごたごた言っている、米国の子分の日本が軍備拡張すれば、米国に遠慮することなく、アジアにおける軍備を拡張できる、ありがたいことであり、どんどん進めてくれと喜んでいるのではないか。今、米国は、ネジレというより新しい米国が切り開かれようとしており、どこかの時点で、厳しい米国の干渉が入ってくるのでしょう。そのときに、また米国と対立でもしようものなら、悲惨である。国民の80%以上が反対しても、特定秘密保護法を馬鹿な国会議員だけで成立させる時代であり、どうなることやら、心配であるが、全く分からない。
日中戦争から第二次世界大戦に至った経緯や検証を、全然、行ってこなかった自民党政権が、真珠湾攻撃の愚行を繰り返すことは、予測できないことではなかった。
義務教育では近現代史を教えてこなかったから、勝てる可能性のない戦争に、なぜ突き進んだのかも考えられず、同じ過ちを犯すのだ。
我がまま放題で育った2世3世のお坊ちゃん内閣では、相手国の考えに思い至ることも知らず、自分の思い通りにならない国は悪い国と決めつけ、力ずくで解決しようとするのだろう。
日本国民は、いつまでこんな世間知らずに、国家を任せておくのだろう。
全く同感です。幻想というより寧ろ狂気です。本質論から離れるのですが、何だか日本が北朝鮮を真似しているように見えて仕方ありません。
孫崎氏の今回の議論には全く異論は無い。中国は長距離ミサイルと核弾頭を所持しており、日本はそれらを持っていない。通常兵力でも日本が劣っていることは明らか。いまさら、ドンパチをやることはできない。されが解らないのは妄想家に過ぎない。戦争をするのは馬鹿げている。といって、外交の実力で日本が中国に優るともとても言えない。それは世界に存在する華僑のネットワーク、現時点での外国の大学で高等教育を受けた人間の数からいってとても日本が太刀打ちできる相手ではない。高等教育と言っても、要は英語で議論できるか、欧米人と同じ論理的思考方法を身につけているかという意味である。ノーベル賞の数は関係ない。もちろん、モノづくりなんてものも、外交力とは無関係。と言う訳で、日本は他国と争うことは極力避けるしかない。中国、韓国が何と言おうとも馬耳東風で聞き流せばよい。それで良いでしょう。
>>4
Oldjapさんにしては珍しくAffirmativeなコメントですね。しかし「中国、韓国が何と言おうとも馬耳東風で聞き流せばよい。それで良いでしょう」なんて言うご意見はいささかNegative/Passiveな印象を与えます。ちょっとベクトルが違いうのかも知れませんが、我が国の安倍首相は”積極的平和外交”を標榜しておられます、であるならば現在取っているどちらかと言えば対抗的な政策、敵対的な言動や、諸外国にCAIDIZ撤回に対する同調を求める様な姑息な外交方針ではなく、何もアメリカさんの助言を待たなくても、日本国として積極的にProactiveに中国に語りかけ、正々堂々と日本の既得権益を主張しつつより現実を見据えてずばり国境、領海問題として解決に向けた話し合いを持ちかけるのが本筋ではないでしょうか。ストレートに対話をこちらから持ちかけてこそ、相手もそれなりの敬意を払って良い方向に話が進められると思うのですが、経済的なデメリットを顧みず尖閣の小さな島々を死守する事を夢見ているより、例えば尖閣列島の最高地点を境にして線引きするとか、中立海域を設定するとか、現実的かつ、共に利益を得られる様な方向に持っていく方がいいと思いますがね、甘いですかね。
m.m. さんがきわめて重要なことを述べておられます。「わがまま放題でそだった~ちからづくで解決しようとするのだろう」が大変大切な認識ではないか。現在の政府、国会議員だけでなく、多くの人たちが何不自由なく、好まないことは強制されない、自分のやりたいことだけをして、人と交わり喧嘩をしたり議論を戦わして、自己を見つめ他人を理解する訓練を経てきていないといえるのではないか。他人のことを考え、他国のことを考えたら絶対に出てこない「特定秘密法案」などは、典型的な血の通わないただ形式に従って作成した官僚の作文でしかありえない。現在の教育に一番かけているのは、他との関連をどのように理解しているか、単なる知識だけでなく知恵になっているかどうかを確認するチェック機能が働いていません。個人の知識がどういう風に向上しているかどうかをチェックする機能程度では、今の政府、国会議員レベルの感覚で、80%の国民が反対しても、議員だけで法律を成立させるだけ、撤回する勇気が出てこないのでしょう。反省する姿勢がなく、なんでも自分たちは出来るのだという誤った理念でこの国が進むとしたら、又同じ過ちを繰り返すのでしょう。
>>5
のぶたろうさん、「Oldjapさんにしては珍しくAffirmativeなコメントですね」と仰るが、それは単に孫崎氏が「珍しく」私が常日頃思っている通りとほぼ同意見を述べているからに過ぎません。「ご意見はいささかNegative/Passiveな印象を与え」ると仰るが、もし、私が駐日彼我の状況を正しく理解しているとすればNegative/Passiveになるのは当然。一方、あなたは「甘いですかね」という疑問でご自分の投書を締めくくっていますが、私はあなたのご意見に概ね賛成です。ただし、「正々堂々と」なんて気持ちやそれを表す態度で必要以上に自分を大きく見せるべきではないでしょう。もし米中が一流国と仮定すれば(中国はエネルギー、食料、水、酸素の消費量が大きい、すなわち人口が大きいー文字どおり big mouth, 口先だけのー 国に過ぎず、現時点で人類にとって新しい文明や新思想を提供していない、いわば大男、総身になんとかという国にすぎません。今後半世紀で変われば別ですが。一方、米国には世界中の叡知と悪企みが集結している、看板通りの大国です)、日本は中の上の国ですから、それなりに穏やかで、かつ、皮肉で、冷やかな態度で中国には接すべきでしょう。日本がアジアの国として初めて欧米の文明を吸収消化して自己の文明としてから、それを中韓に、さらには東南アジアに伝達して今の東アジアがあることの自信はあくまでも内に秘め、表向きはやや低姿勢で相手を持ちあげつつ、言いたいことを論理的に伝えて、論理の力で相手から同意を引き出すことです。ADIZ (Air Defense Identification Zone)は、相手国がその防衛能力に応じて勝手に決めるもの(すなわちADIZが広いことは、監視能力、対抗処置能力が低いことを意味します。レーダーや監視衛星の能力が高く、対抗手段としての対空ミサイルや防空戦闘機、沿岸警備艦船の能力が高ければ狭くてもよい)です。日本としては、民間航空機の安全保障と、領土係争区域、すなわち尖閣諸島区域の相互の軍用機の取扱さえ、具体的な取り決めだできれば良い問題で、そういう具体的な要求をだすべきで、グローバル戦略てきなことは日本は完治せず、米国に任せればよいでしょう。もちろん、中国と労使協議的、粘り強い理論闘争をする覚悟は必要です。
すみません。「完治せず」は「関知せず」のタイポです。
>>6
tsutomizuさんの今回の投書の内容は民主主義がうまく働いていないことを説明しています。私の考えでは、民主主義はひとつの政治手法にすぎず、人類の目標ではありません。中国では、いま、儒教が見直されています。と言っても、今の中国の経済的規模やインフラの成長は、PRCの組織が儒教的手法とファシズムの中間に位置するから、非常に効率良く彼らの目指すもの、すなわち、覇権の実現に向かっているからだと思います。政治の効率が悪くても良しとせざるを得ないかも。目的は民衆が豊かに生きる社会を作り、維持することですから。それ以外はどうでもいい。防衛、領土なんて抽象的なことを中心に置いてはならない。