2月23日産経新聞(WEB版)は「アベノミクスは息切れなのか 編集委員・田村秀男」の論評を掲載した(http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140223/fnc14022308280005-n1.htm)極めて示唆に富む論評であり、是非原文を見ていただきたい。

 この中の主要論点を紹介する。

・昨年10~12月期の国内総生産(GDP)伸び率が大方の予想を大きく下回った。

・経済は消費、投資と輸出の総体であり、経済成長の度合いはこれらの増加分で決まる。輸出が伸びない中では、内需を増やすしかないが、昨年の名目成長率1%達成に最も貢献したのは13%増の公共投資である。 

・民間の設備投資意欲を示す機械受注は昨年後半に盛り上がりかけたが、ここにきて失速し始めた。内閣府の見通しではこの1~3月期は10~12月期を下回る。

・家計消費は秋以降