IS攻撃で国際社会の連帯への動きが強まっている。

 「26日 ロイター] - ドイツはフランスの要請を受け、シリアで展開されている過激派組織「イスラム国」に対する軍事作戦に参加する。偵察を任務とするトーネード戦闘機や空中給油機、フリゲート艦を派遣する。

こうした直接的な軍事作戦への関与に後ろ向きだったドイツにとっては方針転換となる。仏米ロが実施しているシリアでの空爆に参加する計画はない。

パリでのテロ活動で、大量の犠牲者が出た中で、対テロ戦争に疑問を持つことが困難な雰囲気が醸成されている。

 今一度、この問題を考えてみたい。

1:対テロ戦争は完全に失敗している

世界全体のテロ犠牲者数

  2000年       405

     1年      3,547

     2年       725

     3年       625

     4年