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自分好みにリノベできるカスタマイズ賃貸って?(中目黒)|リノベストーリー
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自分好みにリノベできるカスタマイズ賃貸って?(中目黒)|リノベストーリー

2017-03-01 06:00
    今回のリノベストーリーは、リノベーションをした家でありながら「賃貸」なのがポイント。「不動産のプロに聞く、ムダのない『家探し』と『引っ越し』の決定版」にて紹介した部屋探しサイト・goodroomを運営するHAPTICにお勤めの中田さんと、CM音楽制作会社のプロデューサーである広瀬さんカップルのお住まいだ。

    家をリノベしたいなら中古物件を購入して行うのが一般的だが、賃貸住宅でもそれを可能にするのが、HAPTICによるリノベブランド「TOMOS」。賃貸の手軽さはそのままに、自分好みにカスタマイズできるというからROOMIE編集部も興味津々だ。

    おふたりがふたり暮らしを始めるにあたって引っ越してきた、中目黒にある築42年のマンション。風情ある玄関を開けると、古さと新しさが共存する空間が広がっていた。

    「TOMOS」ってなんですか?

    リノベ後。無垢床の材や照明などを自分たちで選んでカスタマイズしたリビング

    TOMOSは、HAPTICが提供している、賃貸でありながら部屋のリノベに関われるリノベブランドです。今回は、TOMOSの中でさらに選択できる幅が広いカスタマイズサービス「conomy」を使って、家をリノベしました。賃貸では部屋の選択肢がどうしても狭くなってしまいますが、conomyなら無垢の床材やアクセントクロスといったインテリアを、自分でチョイスして楽しむことができます。費用はオーナーさんが負担し施工はプロにお任せなので、安心なのもポイントですね。

    カスタマイズサービス「conomy」を選んだ理由は?

    都心でありながら、道を一本入った場所に位置するため、驚くほど静かなエリア

    私たちの場合、偶然良い工事前物件が見つかったんです。間取りや水回りにも希望があったので、内装について自分たちの意見を伝えられて、使いやすいようにカスタマイズできて……かなり魅力的なサービスでした。

    費用はオーナーさん負担なのでお金の心配をしなくて良かったですし(笑)、オーナーさんにしたら、必ず住んでくれる人が決まっている上で古い物件をリノベできて、入居者が決まらず家賃を下げることもないので、互いにWin-Winなんですね。わたしが以前住んでいたのもTOMOSの物件だったので、住み心地の良さはそこで十分知っていたのも安心な点でした。

    あとはなんといっても立地の良さ。互いの会社に近い立地の物件を探していた時に、ちょうど良いタイミングでTOMOSの工事前物件が見つかり、すぐに契約したんです。

    カスタマイズで自分たちの希望が実現した場所は?

    なんとも懐かしい、リノベ前のバランス釜
    リノベ後のバスルーム。木のぬくもりが感じられるデザイン
    リノベ後の独立洗面台は、ナチュラルな雰囲気

    例えばバスルームですね。独立洗面台とユニットバス、という希望は絶対にゆずれなかったんです。リノベーション前はタイル張りの床にバランス釜で、良くも悪くも昭和の雰囲気で……。彼の前の家はかなりバスルームが充実していたから、グレードを下げたくないと話していたんです。

    独立洗面台はTOMOSの物件に導入されているオリジナルのもので、チョイスはしていないですが、木の風合いが気に入っています。

    リノベ前のキッチン
    リノベ後のキッチン

    それと、キッチンですね。設備自体はTOMOSオリジナルのものですが、向きを変えてもらったんです。リノベ前は、リビングに入ってすぐ右にキッチンがあって、お客さんが来たときに一番最初に目にするのがシンクと考えると……あまり良くないよねと彼が提案してくれて。

    広い壁面側にキッチンを移動してもらったことで、家具が配置しやすいし、冷蔵庫や食器棚を同じラインに置けて、部屋がスッキリしたのも良かったですね。

    和室はすべて無垢材フローリングに変えて洋室に

    リノベ後のリビング

    それとなんといっても、リノベで広々したリビングを作ってもらったのが良かったですね。もともとはダイニングキッチンと和室が襖で仕切られていたんですが、リビングを広く使いたかったので、襖を取り払ってもらいました。

    TOMOS物件の特徴・自分で選べるアクセントウォールは、グレーを選んでシックな雰囲気にしました。部屋自体はシンプルにして家具で色味を出したいと考えていたし、備え付けのエアコンがグレーだったので、それに合わせて選びましたね。

    リノベ前の寝室
    リノベ後。押し入れはクローゼットに

    寝室は、窓がないので日光が入らないのですが、リビングとの間の引き違い戸を開けておけば問題ないです。引き戸にしたいと思っていたのですが、設計の担当者さんのアドバイスで引き違い戸にして、本当に良かったです。

    寝室は彼の希望で、リビングと雰囲気を変えてポップでキッチュな雰囲気にしたいと思っていて、これから手を加えていく予定なんです。家を気に入っているからこそ、もっと手を加えて快適にしていきたいと思えて、楽しいですよ。

    ズバリ、賃貸がリノベできるってどうですか?

    自分たちで家を買うことがまだ現実的でない今、賃貸住宅で暮らすしかないというのが本音です。でも、部屋を借りるというのはどこか受け身なところがあって、なにかをあきらめなくちゃいけないことが多いですよね。利便性を重視するなら部屋の広さや古さは目をつぶらなくちゃいけないし、新しくてきれいな部屋が良いなら予算の関係上どうしても駅から遠くなってしまう……。

    今まで彼が一人で住んでいた家は、便利な立地でしたけど、狭いワンルームで眠るために帰っていたようなものでした。この家に引っ越して「わが家」と呼びたい場所ができたね、と話しています。

    手前味噌になってしまうのですが(笑)、仕事を通し、賃貸でもここまで自由度が広がるってことを伝えたいですね。素敵な部屋ができて、住む人もそうですが、オーナーさんが喜んでくださるのもとても嬉しいんです。リノベとはいえ、窓のサッシや玄関ドアなど、躯体・構造に関わる部分は変更できない部分もあります。古いものとの共存もまた、味わいがあって楽しいものですよ。

    賃貸の良さは手軽であることに尽きます。もしもこの先、ライフスタイルや自分たちを取り巻く環境が変わったとしても、賃貸ならすぐに新しい場所を求めることができますよね。変化を楽しむように、暮らしそのものを自分に合わせて自由に選ぶTOMOSは、未来の可能性を広げてくれると思っています。

    編集部ノート

    居心地の良さは、自分たちで手を加えていくことで得られると教えてくれた中田さんと広瀬さん。この部屋に暮らすようになってからは、めっきり外出が減ったというのも、住み心地の良さを物語っている。

    印象的だったのは「賃貸でもあきらめない」という言葉。賃貸が自慢のわが家になるTOMOSのカスタマイズサービスconomyは、賃貸住宅の新しいかたちとして、今後ますます需要が増えていくのではないだろうか?

    Photographed by Kenya Chiba

    RSSブログ情報:https://www.roomie.jp/2017/03/374099/
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