アウトドア好きにとって「家での暮らし」と「外での暮らし」はとても近い位置に存在している。家での暮らしやすさと同様に、外での暮らしやすさを考え、インテリア選びと同様にアウトドア用品選びも大切にしている。

アウトドア用品は魅力的だ。場所は荷物の関係から最小限の要素・サイズに切り詰められ、無駄がなく、必要十分な使い心地を担保してくれる。ミニマリズムの影響もあってか、家での暮らしにアウトドア用品を取り入れる人も増えてきて、その価値は改めて評価されている。

アウトドアで活躍するものを、家に取り入れる。このアプローチは、最小限の要素で構成する必要がある都心の部屋では、非常に合理的で有効だ。では逆に、家での暮らしを外に持ち出すという考え方はできないだろうか。


それを実践するのが、「普段使いできるアウトドアアイテム」をテーマにプロダクトを展開する「YOKA」。

YOKAのプロダクトは家での暮らしを彩るアイテムとして十分な魅力・機能を有しながら、簡単に分解・組み立てができる構造を持つことで、アウトドア用品のように簡単に外へと持ち出せるようにデザインされている。


「YOKA CHAIR」 塗装済み23,000円(税抜)/無塗装18,000円(税抜)

ブランド名を冠した「YOKA CHAIR」は、工具を使うことなく素手で簡単に5枚の板まで分解できる。

普段使いする前提なので、耐荷重は90kgと普通の椅子と遜色ないが、持ち運ぶことを想定し、分解後はベルトなどでまとめられる仕様。


「WORK TABLE」30,000円(税抜)

「WORK TABLE」は、書斎でPC作業や書き物をするのに最適なサイズのデスク。足がダークグレーに塗装されていてアンティーク感があり、空間のアクセントとして機能するだろう。

もちろん「WORK TABLE」も分解可能で、最終的には厚さわずか4.5cmまでコンパクトに仕上げることができる。一般的なデスクと同様の高さのため、アウトドアではコンロを乗せたり、料理の下準備をする作業台としても活躍するだろう。



建築が、閉ざされたものでなく、外と緩やかにつながるものが増えてきているなか、「YOKA」は豊かな生活を外に簡単に持ち出せるアプローチをしているというわけだ。インテリアも同様に、内と外との関係性を再構築する流れがきているのかもしれない。

YOKA
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