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2人の愛から生まれた、リンカーンの壷
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2人の愛から生まれた、リンカーンの壷

2014-02-11 10:00

    オールドアメリカンな雰囲気の部屋に似合いそうなクールな壷。表面に描かれた顔、1セント(1ペニー)でできた蓋、そう、この壷は、どこもかしこもリンカーンで埋め尽くされているのです。

    こちらは、アーティストのStacey Lee Webberと陶芸家のJustin Rothshankのコラボレーションによる作品。二人を結びつけたものが、他でもない、アブラハム・リンカーンに対する愛なのです。



    アブラハム・リンカーンといえば、アメリカの奴隷制度の撤廃を実現し、今でも、アメリカでは歴代最も偉大な大統領に度々挙げられる人物。「人民の人民による人民のための政治を地上から絶滅させない」という演説は、言わずと知れた歴史に残る名演説ですね。

    アーティストのStacey Lee Webberさんは、自らの芸術活動の意義を、「アメリカの家族と、アメリカの心である、労働者階級の人々の倫理の祝福(意訳)」と語っています。




    アメリカ全土で名の知れた陶芸家であるJustin Rothshankさんによって、銅の光沢によりパターン化され、白と黒のニスが塗られた壷がStaceyさんの元に送られます。そして、Staceyさんの手で、リンカーンの顔が彫られた1セントコインをカットし、組み合わせたり、織るように蓋を完成させます。




    シンプルながら迫力のあるクールなたたずまい。一流の腕もさることながら、二人の、リンカーンへの、そしてアメリカへの想いが伝わってくる、気骨ある作品です。

    銅の光で、リンカーンの鋭く強くあたたかいまなざしまで感じてしまえそう。

    Penny Vessel by stacey lee webber and justin rothshank

    [designboom]

    RSSブログ情報:http://www.roomie.jp/2014/02/137006/
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