マスキュリンなファッションの隆盛に伴い、何故か大人気の7:3分け+刈り上げヘアー。今や、ファッション関係者のみならず、有名スポーツ選手もこのスタイルです。
七三分けがいいなと思っていたわけではありませんが、上司に「そのうざい髪型さっぱりしな!」と指示されたこともあり、出張がてら七三分け+刈り上げブーム発祥の地「FREEMANS SPORTING CLUB BARBER」でバッサリ髪を切ることにしました。
「ジェントルマン・スタイル」を標榜するバーバーだけあって、すべてが男らしく、各種バリカンを駆使したワイルドなカッティングだったのですが、フィニッシュで理髪師さんがおもむろにとりだし、グイっと撫で付けたのがこの(MALIN+GOETZ)のヘアポーマード。
(MALIN+GOETZ)は、バーニーズニューヨークのコスメティックバイヤーMalinと、スイスの家具デザイン事務所Vitra(ヴィトラ)のディレクターだったGetzがNYで立ち上げたコスメブランドです。デザイン性の高いパッケージとユニセックスなコンセプトで有名なブランドだけに、無骨でアメリカンなこの店では意外な感じがしました。
しかし、日本に戻って同じものを購入してみて納得。これはかなりの優れものです。日本のいわゆるヘアワックスと比べて、ファイバー系独特の無理矢理形づくりました、みたいな感じがなく自然にスタイリングできます。また、ウォーターポマードのギトギトした光沢もなく、ツヤ感が長く保てます。
乳白色、オイルフリーのクリームは伸びもよくベタつきもありません。
天然メドーフォーム、カナビスシードエキス、大豆など髪にうるおいを与える成分を配合。匂いもほのかな柑橘系で、嫌みがないのはさすがユニセックス仕様といえるでしょう。
ありそうでなかった使い勝手のいいポマード、自分は思わず5本買い占めました(笑)。スタイリング剤でしっくりくるものがなかった男性諸氏はお楽めしあれ。
hair pomade.[(MALIN+GOETZ)]