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書評:ケインズ もっとも偉大な経済学者の激動の生涯
コメ0 億の近道 チャンネル版 70ヶ月前
書評:ケインズ もっとも偉大な経済学者の激動の生涯 ピーター・クラーク著、中央経済社 https://amzn.to/2GokOy7 ●君子豹変 ケインズが経済学の歴史に偉大な足跡を残したことを否定する人はほとんどいないだろう。しかし、その評価はまるでジェットコースターのようにアップダウンを繰り返してきた。 ...
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【速水健朗×津田大介 新刊発売記念対談】津田大介の「メディアの現場」vol. 334
コメ0 津田大介の「メディアの現場」 70ヶ月前
本メルマガの書評連載でもおなじみ、速水健朗さん(@gotanda6)がパーソナリティを務める「クロノス・フライデー」に呼んでもらい、新刊『情報戦争を生き抜く』について話したときの模様をお届けします。書評家でもある速水さんがうまい具合に本の読みどころを引き出してくれたほか、後半では「あいちトリエンナーレ2019...
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書評:モサド・ファイル
コメ0 億の近道 チャンネル版 70ヶ月前
書評:モサド・ファイル マイケル・バー=ゾウハ―&二シム・ミシャル著、早川書房 https://amzn.to/2CBIYBy ●第2次冷戦の中核、諜報戦争 米中貿易戦争から始まった「第2次冷戦」が本格化している。第1次冷戦でもそうであったが、「ホット・ウォー」(実際に戦火を交える戦争)ではなく、その一歩手前...
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改めて日本の歴史を知ろう
コメ0 億の近道 チャンネル版 70ヶ月前
30年間続いてきた平成と言う時代が終わり新年号が公布される今年は私たち日本人にとって、とても記念すべき年と言えます。 作家、百田尚樹氏はその著書、「日本国紀(幻冬舎刊・1800円+税)」の冒頭において「日本ほど素晴らしい歴史を持っている国はありません。」と述べています。 それに続いて、「神話...
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植草一秀氏123便墜落事件に斬り込んだ。「ボイスレコーダー音声「オールエンジン」の怪、「オレンジエア」調べ始めた
コメ2 孫崎享のつぶやき 71ヶ月前
A-1:事実関係:植草一秀の『知られざる真実』より。 4章 捏造と隠蔽とNO.5「日航ジャンボ機123便」の嘘に1985年8月12日に発生した日航ジャンボ機墜落事件について記述した。 森永卓郎氏が日刊ゲンダイのコラム「週末オススメ本ミシュラン」に掲載下さった書評でも、森永氏が日航ジャンボ機墜落について...
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書評:フリードリヒ・ハイエク
コメ0 億の近道 チャンネル版 71ヶ月前
書評:フリードリヒ・ハイエク ラニー・エーベンシュタイン 著、春秋社 https://amzn.to/2CpGruj フリードリヒ・アウグスト・フォン・ハイエクは、1974年にノーベル経済学賞を受賞したオーストリア学派の重要人物です。1976年に同賞を受賞したシカゴ学派のミルトン・フリードマンとともに、共産...
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書評:市場・知識・自由 自由主義の経済思想
コメ0 億の近道 チャンネル版 71ヶ月前
市場・知識・自由 自由主義の経済思想 F.A.ハイエク ミネルヴァ書房 https://amzn.to/2C5dgfP ●政府は必要である 本書は、ハイエクが1945年から1973年までの間に行った講演、雑誌、事典類への寄稿論文を抜粋してまとめたものです。 ハイエクの思想を知るうえで重要な文書がたくさん掲載されて...
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書評:トコトンやさしいロボットの本
コメ0 億の近道 チャンネル版 72ヶ月前
書評:トコトンやさしいロボットの本 日本ロボット工業会 監修、 日刊工業新聞社 https://amzn.to/2SYFJeh ●誰も3K労働を好んでやらない 現在人手不足が騒がれている。いわゆる外国人労働者に関して、拡大政策を行う方向である。 確かに、介護、建設・工事などの分野で「人手」が足りないのは事実である。 ...
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書評:ノーベル賞経済学者の大罪
コメ0 億の近道 チャンネル版 72ヶ月前
書評:ノーベル賞経済学者の大罪 ディアドラ・N・マクロスキー 著、ちくま学芸文庫 https://amzn.to/2LgLkdj 私と財務省OBの有地浩が、「人間経済科学研究所」(https://j-kk.org/)を発足したのは今年(2018年)の4月である。 「すでに終わった」マルクス経済学はともかく、その他既存の経済学も、やた...
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書評:人口論
コメ0 億の近道 チャンネル版 72ヶ月前
書評:人口論 マルサス 著、 光文社古典文庫 https://amzn.to/2Rwy3zu ■現代の経済は食糧(農業)に制約されるのか? トマス・ロバート・マルサスによって1798年に匿名の小冊子で発刊された本書が、人口の増減と世の中の繁栄(人々の幸福度)の相関関係に関して述べた本であることは間違いが無い。 しかし...
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書評:EU崩壊 秩序ある脱=世界化への道
コメ0 億の近道 チャンネル版 73ヶ月前
書評:EU崩壊 秩序ある脱=世界化への道 ジャック・サピール 著、 藤原書店https://amzn.to/2PBJDfE タイトルは「EU崩壊」だが、内容的にはサブ・タイトルの「秩序ある脱=世界化への道」がメインである。 EUも、グローバリズム(世界化)から欧州を守る存在では無く、むしろグローバリズムを推進する組織...
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書評:選択の自由 自立社会への挑戦その2
コメ0 億の近道 チャンネル版 73ヶ月前
書評:選択の自由 自立社会への挑戦 M&R・フリードマン 著、 日本経済新聞出版社https://amzn.to/2ySI0jx ■学問(学習)の自由と特殊利益団体 アダム・スミスは国富論の中で、「ギリシャ・ローマ時代には、優秀な(家庭)教師を自由に選んで雇うことができた。ところが、現代の大学では<卒業証書>を人質にし...
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日本の歴史
コメ0 億の近道 チャンネル版 73ヶ月前
読書の秋です。テレビやインターネットを社会生活の基本として現代人は本を読まなくなったと言われますが、深まりゆく秋の中で、たまには読書も良い。 先週末に発売された小説家の百田尚樹氏の渾身の歴史本「日本国紀」が話題です。 https://amzn.to/2QBS1Z8 発売前に5万部の予約注文が入り、増刷決定。発売後...
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書評:選択の自由 自立社会への挑戦その1
コメ0 億の近道 チャンネル版 73ヶ月前
書評:選択の自由 自立社会への挑戦その1 M&R・フリードマン 著、 日本経済新聞出版社https://amzn.to/2ySI0jx ■なぜ国営なのか? 共産主義ファシズムが横行するチャイナや朝鮮半島の国々をはじめとする発展途上国(後進国)などは論外として、米国や日本などの先進国(資本主義・民主主義)において、「国民...
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書評:須賀しのぶ著『夏空白花』(ポプラ社)(「エコノミスト」掲載)。全国高校野球選手権は1941年、戦争の影響で
コメ3 孫崎享のつぶやき 73ヶ月前
第100回全国高校野球選手権は桐蔭学園が春夏の連覇で優勝した。だが、今年の甲子園での大会で、最も注目を集めたのは決勝に進んだ金足農(秋田)であった。 私も「秋田県勢の決勝進出は103年ぶり。金足農が勝つといいな」とツイートした。私のツイートを見た人が「今回100回記念でしょ。103年ぶりは間違っている...
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書評:とことんやさしい エネルギーの本
コメ0 億の近道 チャンネル版 74ヶ月前
書評:とことんやさしい エネルギーの本 第2版 山崎 耕造 著、 日刊工業新聞社 https://amzn.to/2NXMOZD 第2章の<考えよう地球環境>で、「地球温暖化教」をはじめとする怪しげな環境問題について論じられている以外は、よくまとまっていると思います。 <そもそもエネルギーとは何ぞや>とい...
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書評:大国の興亡<下巻>
コメ0 億の近道 チャンネル版 74ヶ月前
書評:大国の興亡<下巻> 1500年から2000年までの経済の変遷と軍事闘争 ポール・ケネディ 著 草思社 https://amzn.to/2Cju0Sf■平和主義がナチスの台頭を招いた 第一次世界大戦以降、本書が執筆された1980年代後半までの「大国の興亡」が詳細に述べられている。 日本は第一次世界...
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書評:大国の興亡<上巻>
コメ0 億の近道 チャンネル版 74ヶ月前
書評:大国の興亡<上巻> 1500年から2000年までの経済の変遷と軍事闘争 ポール・ケネディ 著 草思社 https://amzn.to/2RDGtW1 ■法皇様に支配された暗黒時代からの脱出 <上巻>だけを読んだ段階でも、500年におよぶ(上巻では第1次世界大戦のあたりまで)欧州史の壮大な歴史絵巻に...
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書評:トコトンやさしい海底資源の本
コメ0 億の近道 チャンネル版 74ヶ月前
書評:トコトンやさしい海底資源の本 大高敏男 乾睦子 著、 日刊工業新聞社 https://amzn.to/2QW05ED 「海底資源」というキーワードをかなり幅広く解釈した内容ですが、その範囲の広さにもかかわらず、コンパクトかつ充実した内容だと思います。 特に第1章、第2章で鉱物に関する基礎知識の解説(担当:...
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書評:ソクラテスの弁明・クリトン
コメ0 億の近道 チャンネル版 75ヶ月前
書評:ソクラテスの弁明・クリトン プラトン 著、 講談社学術文庫 https://amzn.to/2OBk1uL ■「悪法も法なり」なのか? ソクラテスは無実の罪(不敬神)で、邪悪なアテナイ市民から訴えられ、アテナイ市民の多数を占める「心無い」人々によって死刑を宣告されました。ソクラテスはこの判決が「無実の者を罰す...
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書評:欧州解体 ドイツ一極支配の恐怖
コメ0 億の近道 チャンネル版 75ヶ月前
書評:欧州解体 ドイツ一極支配の恐怖 ロジャー・ブートル 著、東洋経新報社 https://amzn.to/2LWXPcn■クレディ・リヨネ銀行での思い出(ユーロの導入は政治的決断) 私がフランス国営・クレディ・リヨネ銀行で勤務を始めたのは1989年。 その後、マーストリヒト条約(欧州連合条約)が1991年12月に合...
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書評:10万年の世界経済史<下>
コメ0 億の近道 チャンネル版 76ヶ月前
書評:10万年の世界経済史<下> グレゴリー・クラーク著 日経BP社 https://amzn.to/2PkVlHX●経済成長が無い世界と爆発的成長をする世界 <上>に引き続いて、<下>でも著者が定義づける「マルサス的人口論」がベースとなった話が展開します。「マルサス的人口論」とは、ごく簡単に言えば<1800年以前...
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書評~サピエンス全史
コメ0 億の近道 チャンネル版 76ヶ月前
書評:サピエンス全史 上下合本版 文明の構造と人類の幸福 ユヴァル・ノア・ハラリ(著) https://amzn.to/2MTGTVO 巷で評判でした「サピエンス全史」をようやく読了しました。 昨年ご紹介した「LIFE SHIFT」 http://www.okuchika.net/?eid=6818 http://www.okuchika.net/?eid=6846 が、2017...
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書評:10万年の世界経済史<上>
コメ0 億の近道 チャンネル版 76ヶ月前
書評:10万年の世界経済史<上> グレゴリー・クラーク著 日経BP社 https://amzn.to/2nyIcyi まだ全体の半分である<上>を読んだだけで判断するのは早すぎると思いますが、まとまりの無い内容です。確かに個別のエピソードや資料などには興味深いものが多いのですが、<10万年の世界経済史>という壮大な...
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書評:トコトンやさしい電気自動車の本
コメ0 億の近道 チャンネル版 76ヶ月前
書評:トコトンやさしい電気自動車の本 第2版 廣田 幸嗣 著 https://amzn.to/2OM53mt 本書にも書かれているように、電気自動車はフィルクス・ワーゲンやダイムラー(ベンツ)をはじめとするドイツ自動車産業の礎を築いたフェルディナント・ポルシェ博士(1875年~1951年)の時代から実用化さ...
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年間300冊 読むプロ書評家にきく!教養を身につける読書術
コメ0 カフェグローブチャンネル 76ヶ月前
読書がうまくできないと悩んでいる人は、読書術を知らないだけかもしれません。本来の読書は自由で、規則がないものです。堅苦しく考えず、自然と本を読めるようになれば、読書習慣は身につくはずです。
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書評:トコトンやさしい自動運転の本
コメ0 億の近道 チャンネル版 77ヶ月前
書評:トコトンやさしい自動運転の本 クライソントロンナムチャイ 著、日刊工業新聞社https://amzn.to/2Abgv7O 「完全自動運転」の将来性については、色々な議論が交わされています。 しかし、私のみる限り、近い将来に自動車の完全自動運転が実現する可能性はほとんどありません。 それは飛行機(旅客機)の自...
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書評:日本の国難 2020年からの賃金・雇用・企業
コメ0 億の近道 チャンネル版 77ヶ月前
この土曜日に品川駅の本屋で本を見ていたら、経済評論家中原圭介氏の新刊 「日本の国難 2020年からの賃金・雇用・企業」 https://amzn.to/2uFj38c が目に留まりました。 本屋で新書を買っても良かったのですが、電車で移動中でもありましたので早速Kindleでダウンロードをして、移動しながら読みまし...
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書評:隷従への道
コメ0 億の近道 チャンネル版 77ヶ月前
書評:隷従への道 フリードリヒ・ハイエク 著、日経BP社 https://amzn.to/2utJChn ●ファシズムと共産主義と絶対王政 アドルフ・ヒットラーが社会主義(共産主義)者であったことは、あまり注目されませんが、彼が率いたナチスの正式名称は国家社会主義ドイツ労働者党(NSDAP)であり、まぎれもない社会主義...
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書評:トコトンやさしい 配管の本
コメ0 億の近道 チャンネル版 77ヶ月前
トコトンやさしい 配管の本 西野悠司 著、日刊工業新聞社 https://amzn.to/2ueL5qS ウォーレン・E・バフェットは「投資の成功のための本質」を「安く買って売ることである」と看破しています。 「なんだ、当たり前のことじゃないか!」と思われる方が多いかもしれませんが、バフェットに言わせれば「世の中の...
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書評:量子コンピュータとは何か
コメ0 億の近道 チャンネル版 78ヶ月前
書評:量子コンピュータとは何か ジョージ・ジョンソン 著 早川書房 https://amzn.to/2M57UVn これまで株式市場などで「革新的技術」だとの評判を得て、「今すぐにも実用化」されそうな話をマスコミがたれ流した事例は数え切れません。 「(常温)超電導」、「(常温)核融合」、「人工知能(AI)」などい...
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書評:大収縮 1929-1933
コメ0 億の近道 チャンネル版 78ヶ月前
書評:大収縮 1929-1933 「米国金融史」第7章 ミルトン・フリードマン+アンナ・シュウォーツ 著、日経BP社 https://amzn.to/2LK2zCu 米国の金融に関する歴史を詳細に論じた「米国金融史」の中で、いわゆる「大恐慌」に関する部分をピックアップした書籍です。 今からは考えられないことですが、こ...
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勉強法について
コメ0 億の近道 チャンネル版 78ヶ月前
今回も、最近読んだ本のご紹介です。 勉強法 教養講座「情報分析とは何か」 佐藤 優 (著) 角川新書 https://amzn.to/2Hozrym 佐藤優氏自体は様々な媒体で目にする方ですが、本を読んだのは初めてです。 色々な媒体を通じても、佐藤氏が知識人で教養人であることが伺い知れますので興味を持って読みました。 ...