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記事 8件
  • 【2015 Jリーグ】ヴィッセル神戸 チョン・ウヨン「ヴィッセルのために」(6/6)

    2015-12-21 17:55  
    ヴィッセル神戸の主将を務めるチョン・ウヨン。キャプテンマークを巻くことに重責を感じながらも一歩一歩チームと共に成長を遂げている彼が改めて語るクラブへの想い。そしてタイトルへの決意とは。[Jリーグサッカーキング10月号掲載]■今年は絶対にタイトルを取りたい「必ず活躍できる」という自信を携えてスタートをきったJリーグでのプレーも今年で5年目を迎えています。ご自身の描いたとおりの時間になっていますか?チョン 京都での2年目、12年には五輪代表としてロンドン五輪を戦い、銅メダルを獲得できたし、Jリーグでも京都、ジュビロ磐田、ヴィッセルと3チームでプレーし、5人の監督と仕事をして、それぞれの監督から様々な刺激や影響を受けましたからね。それによって僕自身も少なからず成長できたのかな、とは思います。ただ、このJリーグに自分が何かを残せたのかといえばそうではない。事実、ヴィッセルも含め、所属したクラブで『
  • 【2015 Jリーグ】ヴィッセル神戸 チョン・ウヨン「ヴィッセルのために」(5/6)

    2015-12-21 17:55  
    ヴィッセル神戸の主将を務めるチョン・ウヨン。キャプテンマークを巻くことに重責を感じながらも一歩一歩チームと共に成長を遂げている彼が改めて語るクラブへの想い。そしてタイトルへの決意とは。[Jリーグサッカーキング10月号掲載]■クラブに「求められる選手」になれるという自信があった先ほど少し話が出たように慶熙大3年時にJリーグでの挑戦を決断されました。改めてその経緯を教えていただけますか。チョン Jリーグでのプレーを考え始めたのは、大学2年時に大学選抜に選ばれて日韓大学の対抗戦『デンソーカップ』に出場し、Jリーグのいろいろなスカウトの方に声を掛けていただいたことがきっかけでした。その中で、もともと僕自身にJリーグに対するいいイメージがあったことや、サッカーのスタイルに魅力を感じていたこと。自分のプレースタイル的に日本のサッカーに適しているんじゃないか、と感じていたことから、3年時に京都から正式な
  • 【2015 Jリーグ】ヴィッセル神戸 チョン・ウヨン「ヴィッセルのために」(4/6)

    2015-12-21 17:55  
    ヴィッセル神戸の主将を務めるチョン・ウヨン。キャプテンマークを巻くことに重責を感じながらも一歩一歩チームと共に成長を遂げている彼が改めて語るクラブへの想い。そしてタイトルへの決意とは。[Jリーグサッカーキング10月号掲載]■ヴィッセルで自分がやれることを最大限やることだけを考えている個人的には6月に韓国代表戦を戦い、7月20日に発表された東アジアカップの韓国代表にも選出されました。初めて代表戦を戦ってどんなことを感じたのでしょうか。チョン かねてから『韓国代表』はずっと自分が目指してきた場所だったので、そこで自分がプレーをするイメージも描けていたし、その準備もできていました。五輪代表としてロンドン五輪を戦ったことで「国を背負って戦う」ことの責任や覚悟も備えられましたしね。また、韓国の慶熙大学に在学中の3年生の時に京都サンガF.C.でプロになって以来、Jリーグで5年目のシーズンを迎えています
  • 【2015 Jリーグ】ヴィッセル神戸 チョン・ウヨン「ヴィッセルのために」(3/6)

    2015-12-21 17:55  
    ヴィッセル神戸の主将を務めるチョン・ウヨン。キャプテンマークを巻くことに重責を感じながらも一歩一歩チームと共に成長を遂げている彼が改めて語るクラブへの想い。そしてタイトルへの決意とは。[Jリーグサッカーキング10月号掲載]■心身両面でチームを牽引したい1stステージではボランチのみならず、何試合かでセンターバックも預かりました。ご自身のプレーにはどんな手応えを感じていますか。チョン 1stステージのチーム成績を思えば、自分のプレーが良かったとは言い難いですね。ただ、センターバックでのプレーはすごくいい経験になりました。過去には大学生の時にわずかな期間だけセンターバックで練習をしたことがありましたけど、公式戦でプレーするのは初めてでしたからね。ましてやそれがJの舞台で、となれば当然、難しいチャレンジでしたが、自分なりに「それがチームのためになるのなら、自分の役割をまっとうしたい」という思いで
  • 【2015 Jリーグ】ヴィッセル神戸 チョン・ウヨン「ヴィッセルのために」(2/6)

    2015-12-21 17:55  
    ヴィッセル神戸の主将を務めるチョン・ウヨン。キャプテンマークを巻くことに重責を感じながらも一歩一歩チームと共に成長を遂げている彼が改めて語るクラブへの想い。そしてタイトルへの決意とは。[Jリーグサッカーキング10月号掲載]■オンオフの使い分けがハッキリとできるプロイズムを持った選手にウヨン選手ご自身は、そのネルシーニョ監督から新キャプテンに任命されました。チョン 外国籍選手がキャプテンを担うのは珍しいし、ヴィッセル神戸の歴史においても初めてのことだと聞いていますが、監督が僕をキャプテンに選んでくれたのは『国籍』ではなく、一人のサッカー選手として評価してくれてのことだと思いますから。僕も、そうした監督の想い、信頼に応えたいという思いから引き受けました。ただ、正直、最初は少し言葉に自信がないことから、仲間に遠慮していたところもあったように思います。それが影響してか、プレー面でも自分らしくないプ
  • 【2015 Jリーグ】ヴィッセル神戸 チョン・ウヨン「ヴィッセルのために」(1/6)

    2015-12-21 17:55  
    ヴィッセル神戸の主将を務めるチョン・ウヨン。キャプテンマークを巻くことに重責を感じながらも一歩一歩チームと共に成長を遂げている彼が改めて語るクラブへの想い。そしてタイトルへの決意とは。[Jリーグサッカーキング10月号掲載]■『組織で戦う』ということが『ネルシーニョ・イズム』2015シーズンも早くも半分を過ぎました。ここまでの戦いを振り返ってどんな手応えを感じていますか。チョン 今年からネルシーニョ監督が就任した中で、監督が理想とするサッカー、戦い方に順応するのに少し時間が掛かったこともあって1stステージは思うような結果が残せなかった、というのが正直なところです。ただ、その時期を『チームを作っていくための過程』と捉えるなら、すごくいい時間を過ごせたと思っています。時間が経つごとに戦術理解も深まってきたし、監督と選手との信頼関係も強くなっていきました。その中で自分たちのサッカーに対して自信を
  • スポーツライター戸塚啓が振り返る[取材ノートの記憶]長谷川健太 G大阪監督(2/2)

    2015-12-07 18:55  
    サッカー専門誌の編集者時代から現在に至るまで、使ってきた取材ノートの数は90冊以上に上る。それらに残されたメモを頼りに、日本サッカー界の様々な時代をひも解いていく。今回はガンバ大阪を率いる長谷川健太。サッカーどころ静岡で生まれ育ち、かつて《ストライカー》として名を馳せた男は、今もなお、三冠王者の指揮官として日本サッカー史にその名を刻もうとしている。彼こそ、連載100回目を飾るのにふさわしい。[Jリーグサッカーキング9月号掲載]■熱血監督と評されることは多いがモチベーターとしての評価も高い 監督としてのキャリアは9年を数える。2015年のJ1で稼働する日本人監督では、西野朗、石崎信弘、反町康治に次ぐ実績だ。日本人監督で国内三冠を達成したのは、14年の彼が初めてである。 個人的に評価したいのは13年である。ガンバ大阪の監督就任1年目で、J2優勝を成し遂げたシーズンだ。 アルベルト・ザッケローニ
  • スポーツライター戸塚啓が振り返る[取材ノートの記憶]長谷川健太 G大阪監督(1/2)

    2015-12-07 18:55  
    サッカー専門誌の編集者時代から現在に至るまで、使ってきた取材ノートの数は90冊以上に上る。それらに残されたメモを頼りに、日本サッカー界の様々な時代をひも解いていく。今回はガンバ大阪を率いる長谷川健太。サッカーどころ静岡で生まれ育ち、かつて《ストライカー》として名を馳せた男は、今もなお、三冠王者の指揮官として日本サッカー史にその名を刻もうとしている。彼こそ、連載100回目を飾るのにふさわしい。[Jリーグサッカーキング9月号掲載]■現役時代は信頼できるストライカーだった もはや監督のイメージは強いが、個人的には選手としての印象も拭いがたい。 4―3―3のシステムが主流だった1980年台前半の日本サッカーで、長谷川健太は清水東高の右ウイングとして輝いた。筑波大から日産自動車(現横浜F・マリノス)へと所属チームが移り、システムのトレンドが変わっても、彼はウイングとしての性格を維持した。 だからとい