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近況報告コラム「東奔西走」第64回 -実績と希望-
2020-07-18 18:56会員無料近況報告コラム「東奔西走」第64回 ------------------------------------------実績と希望------------------------------------------五夜連続の「はじめての繭期2020」ミュージカル『キルバーン』公演延期の発表科白劇 舞台『刀剣乱舞/灯』稽古からの劇場入りからの開幕音楽朗読劇『黑世界』情報公開『TRUMP』コミカライズの発表怒涛の一週間だった。なにについて書けばよいものか悩むところだけど、ここは先日開幕した刀ステ科白劇について書きたいと思う。刀ステ科白劇は、制作サイドが、稽古中から徹底した感染予防対策を実施してくれていた。もちろん個々がプライベートでも感染予防の意識を高く取らないと、そうした対策は意味のないものになってしまう。稽古中、一度たりとも食事や酒席を関係者と共にすることはなかった。劇場入りしてからもそれ -
近況報告コラム「東奔西走」第63回 -未知-
2020-07-11 12:00会員無料 4近況報告コラム「東奔西走」第63回 ------------------------------------------未知------------------------------------------7月に入ってから科白劇 舞台『刀剣乱舞/灯』 の稽古が始まっている。和田琢磨座長を始め、刀ステのカンパニーは「科白劇」という未知なる演劇を鋭意創作中だ。「全国公立文化施設協会」が定める「劇場、音楽堂等における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」に乗っ取った上演となる。「前後左右を空けた座席配置」「出演者間で十分な間隔を取る」など、興行や作品にとっては易しくない項目を守らなくてはならない。基本的には、客席、舞台、楽屋などのソーシャルディスタンスを確保するということになる。もちろん稽古場もそうだ。客の目に触れないからといって、コロナウィルスが見逃してくれるはずない。関係者から感染者 -
近況報告コラム「東奔西走」第62回 -過去より-
2020-07-04 12:00会員無料近況報告コラム「東奔西走」第62回 ------------------------------------------過去より------------------------------------------このコラムを書いているのは6月6日。みなさんがこれを目にするであろう日より、一ヶ月近く前になる。なぜこんなことになっているのかと言うと、6月7月のスケジュールがどえらいことになっているので書き溜めねばならなかったからだ。普段、文字級数10.5で書いているが今回に限っては22で書いている。メールだとわからないかもなので、是非、ニコ生のサイトの方で確かめてほしい。文字、でかいから。なぜそんなことをしているのかというと、6月7月のスケジュールがどえらいことになっているので文字数を稼げなかったからだ。いやあ、一気にきましたね。自粛で堰き止められていた仕事の波が。嘘だろ?ってくらい、波が来ま -
近況報告コラム「東奔西走」第61回 -レジェンド-
2020-06-27 12:00会員無料近況報告コラム「東奔西走」第61回 ------------------------------------------レジェンド------------------------------------------高校生の頃、テレビ番組の大道具を建て込むバイトをしていた。昼休憩、読売テレビ(大阪の日テレ)の社食で飯を食っていたら真後ろの席から聞き慣れた声がした。振り向くと、笑福亭鶴瓶師匠がそこにいた。「鶴瓶や!」思わず声が出た。テレビのブラウン管越しでしか見たことのない芸能人が目の前にいた。それが、人生で初めて生で見た芸能人だった。劇団時代、腹筋善之介座長、佐々木蔵之介先輩らと、野田地図公演『農業少女』を観にいったときのこと。なぜか、流れで打ち上げに同席させてもらうことになった。役者だけのささやかな打ち上げ。目の前には野田秀樹さん、隣には深津絵里さんという、下っ端劇団員だった俺は緊張オブ緊 -
近況報告コラム「東奔西走」第60回 -じゃない-
2020-06-20 12:00会員無料 1近況報告コラム「東奔西走」第60回 ------------------------------------------じゃない------------------------------------------インタビューなどで、「あなたにとって2.5次元演劇とは?」という切り口で聞かれることがある。なるべく答えるようにはしているのだけど、その度に「俺はなにをさも当事者みたいな顔して言ってんだろう」と、自分の言葉から滲むさもしさにげんなりしていた。2.5次元演劇を我が物顔で語れるような立ち位置に、自分はいないと感じているからだ。2.5次元演劇もそうでない演劇も、どちらも同じ「演劇」という枠にある感覚でいる。昔、今敏監督の『千年女優』というアニメを舞台化したことがあったのだけど、そのときももちろん「2.5次元」をやっているという意識はなかった。そもそも、その頃にはまだ「2.5次元」という言 -
近況報告コラム「東奔西走」第59回 -懐メロ-
2020-06-13 12:00会員無料 2近況報告コラム「東奔西走」第59回 ------------------------------------------懐メロ------------------------------------------まだ音楽配信や動画配信に追い落とされる前のTSUTAYA。大阪梅田の堂山に結構大きめのTSUTAYAがあって(現在は潰れている)、そこに頻繁に通っていた。芝居の選曲のためにレンタルCDのコーナーをよく利用していたからだ。CDはテーマ別に区分けされていたのだけど、ある日、懐メロのコーナーを見て驚いた。そこにCHAGE and ASKAがあったからだ。その当時、自分にとっての懐メロといえば、ピンク・レディーやら山口百恵やら中森明菜やら、まあなんつーかその辺りだ。「チャゲアスが懐メロ!?」もう驚いたと同時に時の流れの残酷さに愕然としたね。で、ついこないだ。なんかの弾みで若者とBUMP OF -
近況報告コラム「東奔西走」第58回 -科白劇-
2020-06-06 12:00会員無料 4近況報告コラム「東奔西走」第58回 ------------------------------------------科白劇------------------------------------------舞台『刀剣乱舞』 綺伝 いくさ世の徒花、 全公演の延期が発表された。覚悟はしていたけど、公演が丸ごとなくなってしまうという事実は大いに気持ちを曇らせてくれる。このご時勢で同様のケースは推挙に暇がないけれど、慣れたくはないものだと思う。上記の通り、「綺伝」としての公演は延期となった。その代替公演として、 科白劇 舞台『刀剣乱舞/灯』 綺伝 いくさ世の徒花改変 いくさ世の徒花の記憶を上演する運びとなった。いろいろ考えた結果、長ったらしい題名になってしまった。「綺伝 いくさ世の徒花」の物語をいつもの舞台『刀剣乱舞』とは違う形でお届けしようという試みだ。緊急事態宣言が明けたとはいえ、日本はま -
夢からはじまる短編小説集 「臓器くんコンニチワ」第1回
2020-05-30 12:00 -
近況報告コラム「東奔西走」第57回 -神-
2020-05-23 12:00会員無料 1近況報告コラム「東奔西走」第57回 ------------------------------------------神------------------------------------------ Twitterでも書いたのだけど、ついこないだ神になった。神は神でも、出前館の神だ。さすが八百万の国、日本。あちこちにいろんな神があるものだ。無神論者を公言している自分が、まさか神そのものになる日がくるとは夢にも思っていなかった。ちなみに出前館の神とは「会員ランク:ゴッド」のことであり、レギュラー、ブロンズ、シルバー、ゴールドといったランクの最上位に当たるもの。出前館を頼みすぎたやつに与えられる称号だ。自粛生活中は極力外に出ないようにしており、飲料は通販で買いだめし、食料は基本的に出前館を利用している。そうすると、本当に一歩も外に出ない日が何日も続く。便利で孤独な世の中だ。出前館はびっ -
近況報告コラム「東奔西走」第56回 -呟き-
2020-05-16 12:00会員無料 4近況報告コラム「東奔西走」第56回 ------------------------------------------呟き------------------------------------------ Twitterは、呟いたあとはアーカイブとして扱っている。だからアーカイブに残す必要はないなと判断したツイートは時間が経てば消す。一度は消去を免れたものの、改めて見直してみて、あとになって消すものもある。レスがついていないものを消すことが多いが、ついているものも、俺自身のツイートに残す価値はないと感じたら、そのレスに目を通したあと消す。せっかくレスをつけてくれたのに申し訳ないが、アーカイブ性を高めるためにそうしている。 RTに関しては。自分が気になった人のタイムラインを見にいったとき、RTだらけでなかなか本人のツイートを遡れないということがよくある。それが煩わしいので、自分のタイムラ