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記事 6件
  • 【ビデオ】 アメリカの刑務所に十年服役した男 チカーノ・KEI

    2013-03-26 20:00  
    ―アメリカの刑務所に十年服役した男 チカーノ・KEI―
    本誌で好評連載中「愛すべきチカーノ アメリカ刑務所の修羅場経験から得た男としての生き方」、KEIさんのビデオを公開しました。 ご覧ください。


    プロフィール:KEI
    1961年東京生まれ。ヤクザ時代にFBIのおとり捜査で捕まる。当時その刑務所に日本人はただ一人。徒党を組まず暴れまくるも、刑務所内で知り合ったチカーノと呼ばれるメキシコ系アメリカ人との交流によって人生における大切なものを学ぶ。2001年、12年8カ月という長い投獄生活を終え、帰国。投獄中に取得した精神カウンセラーの資格を生かし、05年、児童虐待(性的・暴力的)キャンペーンをテーマに無料相談を開始。カウンセリング活動を本格化していく。同時に全国各地の看護協会で講演活動を行う。09年、県内09年、東京都教育委員会の要請を受け都立南葛飾高校での特別授業を委任される。自らの出自
  • 愛すべきチカーノ 第二回 ヤクザ修行1

    2013-03-21 20:00  
    220pt
    愛すべきチカーノ
    アメリカ刑務所の修羅場経験から得た男としての生き方
    第二回 ヤクザ修行1
     渡世入りして三年間、親分のもと「部屋住み修行」を経験することになったKEI。親分の身の回りの世話から事務所の電話番など様々な雑務に追われる日々を送った。
    「朝昼晩と全員分の飯を作って掃除して、車にワックス、それで年中丸坊主。これを毎日しなきゃいけない。同時に入った十三人も一年したら残ったのは三人だよ。
     遠くからきた人間は逃げ帰れるけど、自分はすぐ次の次の駅からだからね、事務所が近すぎて逃げる場所がなかった(笑)」
     KEIの修行時代は、いまよりも厳しい時代であった。電話の呼び出し音が三回なるまでに取らないと先輩から壮絶なヤキを入れられる。現在はコードレスや携帯が主流だが、当時はもちろんそうではない。トイレに行こうが鳴りはじめたら出なくてはならない。KEIは用をたすときも黒電話を持っていった。言い訳なんてできないと悟ったからだ。
    「はじめてヤキを入れられたのは初日。電話がなるから出てみたら〈わしじゃ〉や〈おれだけど〉だよ。こっちは入ってすぐだし聞いたことない声だから誰だかもちろんわからない。だからどちらさまでしょうか?ってなる。そうしたら〈この野郎、おれの声がわかんねーのか!〉って。今日入ったばかりなんでなんていうと〈何、小僧!口答えしやがって!〉だよ。なにもいえずに黙っていたら〈今度はシカトか、この野郎!すぐ事務所行くから正座して待ってろ!〉なんていうから、これはしょうがないと分かりました、って応えたら〈開き直ってんのか!〉ってなにをいってもあげ足とられる。正直に待っていたら本当にその人がきて袋叩きだよ」
     
  • 府中刑務所・シャブ差し入れ事件のあおり? 夜中にウン○流して取り調べられた無期囚

    2013-03-11 20:00  
    220pt
    刑務所ニュース
    府中刑務所・シャブ差し入れ事件のあおり?
    夜中にウン○流して取り調べられた無期囚
    荒川令(刑務所ウォッチャー)
     2013年3月、府中刑務所の看守が収容者のパシリとなってシャブを差し入れていた件。これは明らかに刑務所側が悪いです。似たようなケースが過去に何度も何度も問題になっているのに、学習してないのです。
     
  • 愛すべきチカーノ アメリカ刑務所の修羅場経験から得た男としての生き方

    2013-02-22 20:00  
    220pt
    本編開始!
    愛すべきチカーノ
    アメリカ刑務所の修羅場経験から得た男としての生き方
     
  • 愛すべきチカーノ アメリカ刑務所の修羅場経験から得た男としての生き方《通信時報 Vol.4-11》

    2013-02-10 20:00  
    新連載開始!
    愛すべきチカーノ
    アメリカ刑務所の修羅場経験から得た男としての生き方
    KEI

    〈プロローグ〉
     親の愛情を知らずに育った少年。高まる情熱はサッカーにぶつけられた。だが、中学時代に些細なことから教師をナイフで刺してしまう。
     その後は暴走族、そしてヤクザと茨の道を進むKEI。次々と頭角を現し巨万の富を得た男に訪れた大きな落とし穴。
     舎弟分の裏切り、そしてFBIのオトリ捜査。すべてが罠だった。
     アメリカで雇った弁護士たちも、そして裁判官までもすべてがKEIに不利に働くように仕向けられた。懲役10年の判決、あとは転がり落ちるだけだった。
     連日の人種間抗争、殺人事件までもが当たり前に起こるアメリカの刑務所。黒人系のブラッズやクリップス、白人系のKKK,中国系やイタリア系のマフィアなど多くのグループが形成され、囚人は己の身を守るために徒党を組んでいた。
     その中でも最大派閥は〈
  • 男・磨き方のススメ 《通信時報 Vol.1-7》

    2013-01-28 00:45  
    110pt
    当コーナーでは編集部おすすめの書籍・映画等を紹介していきます。
    第一回『刑務所で死ぬということ 無期懲役囚の独白』
    刑務所で死ぬということ 無期懲役囚の独白

    「十年、十五年なんてあっという間だよ」と言う長期刑囚たち。獄で老い、獄で死ぬことが決まった人間は、何を考えて生きるのか。