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記事 6件
  • ハセベが聞く! 〜宇都宮ブリッツェン 柿沼章さん〜 2016年 vol.11

    2016-09-29 17:00  
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    ROAD TO プロ観戦者への道
    ハセベ(*1)が聞く! 〜宇都宮ブリッツェン 柿沼章さん〜
     レース観戦素人のハセベが“プロ観戦者”をめざし選手やレース関係者に話を聞きに行く月イチ連載。
     第7回目、話を聞きに行ったのは、宇都宮ブリッツェン(*2)の代表取締役社長を務める柿沼章さん(*3)。元選手、チームマネジメント、会社代表としてのさまざまな視点からみたレース観戦に対する想いや考え方、アイデアを聞きました!

    *1 ハセベ:2008年に突如、幼少時代に自転車でどこでも行っていた頃を思い出し、ロードバイクに乗ることを決意。ロードバイクに出会い、仲間に出会い、自転車に乗ることの楽しさに出会い、更に仕事において自転車業界に関わることにより、微力ながら寄与していくことを決意。これまでは自転車に乗ることだけに注力してきたが、この度、「プロ観戦者」になるために始動。
    *2 宇都宮ブリッツェン:自転車ロードレース活動並びに自転車を主としたスポーツ教育活動を行う地域密着型自転車ロードレースチームです。活動内容は、国内最高峰のシリーズ戦である「JBCFロードシリーズ(全日本実業団自転車連盟主催)」や、国内の「UCI(国際自転車連合公認)レース」を主戦場とし、勝利を目指すことはもちろん、日本国内に於けるレース文化の発展を目標として、各種レース情報の配信などを積極的に行っています。将来的には、宇都宮ブリッツェンがモデルとなり、各地に地域密着型チームが設立され、Jプロツアーが本格的な地域対抗のシリーズ戦に発展していく事が我々の願いです。また、環境に優しく健康にも良い、自転車の持つ多様な機能を街づくりに活かすための社会貢献活動にも積極的に取り組み、広い意味での”自転車文化の普及”にも尽力していきます。チームの目標として、まずはJプロツアーでの勝利。さらには全日本選手権でのタイトル獲得、そしてJAPAN CUPでの上位入賞を最大の目標に掲げます。
    *3 サイクルスポーツマネジメント株式会社 柿沼 章:1972年生まれ、栃木県出身。 プロロード選手として2005年~チームミヤタ、2008年~ブリヂストン・アンカーに所属。1997年、2001年に「全日本自転車競技選手権大会」個人タイムトライアルで優勝する。2008年、栃木県宇都宮を本拠地とする自転車ロードレースのプロチーム「宇都宮ブリッツェン」を仲間と共に立ち上げ。2011年にプロを引退、宇都宮ブリッツェンの監督に就任。チーム設立6年目の2014シーズンでは、国内トップリーグ「Jプロツアー」で年間チーム優勝に輝く。現在は宇都宮ブリッツェンを運営するサイクルスポーツマネジメント株式会社の代表取締役社長としてチームを支える。
    Q.柿沼さんについて教えてください。
    周囲からの理解
     私は、高校卒業後、ブリヂストンサイクルの実業団チームに加入しました。実業団チームの仕組みは、平日は一般的な社会人と同様に業務(仕事)をしながら、トレーニングをし、週末は国内レース参加へするという繰り返しです。当時、自分は、チームの先輩のためにアシストとする役割を担っていまして、当然、リザルトはいつも下位となります。そんな結果のなか、正月に実家に帰ると「自転車業界に入ってレースに出ているのに下位ばかりで何をやっているんだ」となるんです(笑)周囲の人には、自転車競技でのアシストを理解してもらえなかったですね。なかには、仕事をしないで自転車ばかり乗っていると思っている人もいました。
    ヨーロッパにて
     いつかヨーロッパで走りたいと思って、がむしゃらにトレーニングをしていたところ、当時の「日本鋪道」というチームの大門宏監督から推薦されヨーロッパへ挑戦することができました。ただ、チャンスをもらったのですが、結果、1年で挫折してしまいました。日本に帰ってきて、悶々としながらも、引退せずにいろいろなチームで走らせていただきました。
    意識変化
     ヨーロッパで挫折する前は自分がステップアップしていくことしか関心がなったです。とにかく、ヨーロッパのチームに入りたくて、渡欧したのですが、選手達のレベルの高さに圧倒されました。
    街行くおじさん
     ヨーロッパでは、ユニフォームを来ていると街行くおじさんが気軽に声をかけてくれて、あいつは俺が育てたんだ、とか自慢する人がたくさんいました(笑)。チームが勝っても負けても変わらずに応援していてくれていることを強く感じましたね。ただ、そういったことは、ヨーロッパから帰ってきてから気づいたことなんです。当時は本当に自分のことだけでいっぱいだったんでしょうね。
    宮崎さん
     その気づきのお陰で日本に帰ってきて、自分が勝っても負けてもこんなに応援して見てくれている人がいることへの感謝を強く感じるようにました。特に所属していたチームミヤタはファンを大事にしていて、チーム自ら情報発信を積極的にしていました。ファンの人が感情移入しやすく、等身大に感じてくれるチームだったのかなと思います。
     そんなチームミヤタ時代に出会ったのがプロ観戦者の宮崎さん(プロ観戦者への道Vol.6記事)です。いつも遠くまで応援にきてくれた宮崎さんには逆にお礼を言いたいくらいです。
    Q.はじめてのレース観戦の思い出はありますか?
    世界選手権
     はじめてのレース観戦は、宇都宮で開催されたジャパンカップの前身である世界選手権(1990年)です。私は、当時高校生で、自転車に興味を持ち始めた頃でした。自分はどちらかというと運動は得意ではなかったのですが、持久力系の運動だけは強かったんです。なので中学3年生の時に自転車を買って、友達と走りまわっていました。テレビでは、ツール・ド・フランスを観ていたので、世界選手権でグレッグ・レモンというスーパースターが宇都宮にきたときは大興奮でした(笑)。観戦中は、選手達が投げるサコッシュやボトルを拾いにいってましたね。世界選手権を観戦したことで、どうやったら自転車競技の道へいけるかを真剣に考えました。その後、高校卒業して、実業団でやっていくという選択をしました。
    Q.レース観戦についてどう思われていますか?
    感情移入しやすいスポーツ
     観戦してくれるファンは、自分に置き換えて観てくれている人が多いのではないかと思いますし、ロードレースは、感情移入しやすいスポーツではないでしょうか。
    Q.レースではどんなところを見てほしいか?どんなことをしてほしいか?
     はじめて一人でくる プロ観戦者への道を前提としてですが、
    レース前
    事前予習!
     個人、チームランキングをみて、このチームは今日どのような走りをするのか予想してみると良いと思います。結果は、当たっても、あたらなくてもいいですが、予想が立てられるぐらいに事前に予習していくと観戦がより面白いです。特にJプロツアーなどシーズン終わりになっていくとより展開が想像しやすく観ていて面白いのではないでしょうか。
    レース中
    熱い視線を!
     選手個人の名前を呼んでほしいです。選手としてはとても嬉しいです。どんなに速く走っていてもファンの視線には気づきますので、ぜひ熱い視線を送ってもらればと(笑)。
    レース後
    遅れてゴールする選手にも!
     アシストなどで遅れてゴールしてくる選手にも声をぜひ!どんな言葉でも、とても嬉しいです。
    Q.観戦者とどんなコミュニケーションがとりたいですか?
    レースの振り返り
     レース当日は時間が少なくファンと話しがゆっくりできないですし、選手達も興奮していて冷静に話しができなかったりするので、後日レースの振り返りをみんなでするとか、盛り上がらなくてもいいので、じっくりみんなで聴きこむようなイベントをやりたいです。
    Q.チーム作りの大事なポイントは?
    負けても離れないファン作り
     宇都宮ブリッェンで言いますと、負けたらファンが離れるチームではいけないと思ってます。もちろん、勝つことが大前提なのですが、結果だけでなく、負けても何故、結果が出せず苦しんでいるかをファンに知ってもらう機会をつくること、選手から情報を発信するようなチーム作りが必要ではないかと思います。
    Q.日本でしかできないレースってあると思います?
    ドキュメンタリー
     レースではないのですが、みんなの裏側を知ってほしいのでドキュメンタリー映像など作りたいですね!宇都宮ブリッツェンTVとかやりたいです。
    Q.レース来ていただいた方に、今年のブリッツェンのどこをポイントに見て欲しいですか?
    ジャパンカップ
     今年は成績がよく、期待が高いなかでジャパンカップを迎えることにプレッシャーを感じています。去年以上の結果をジャパンカップで出さないといけない、という想いはあります。とはいえ、何か劇的なことをやることは簡単ではありません。みなさんをがっかりさせない走りをしないといけないです。それに関しては、選手も強く感じているのではないかと。そんななかで、彼らがどう走るのか楽しみでもあり、我々スタッフも選手のときと同じぐらい緊張しています。そんな僕らを是非、見てほしいです。

    インタビューを終えて
     前回取材をさせていただいた宮崎さんは、プロ観戦者のきっかけをつくってくれたのは柿沼さんであり、お礼を言いたいとおっしゃっていたのですが、今回取材をさせていただいた柿沼さんもまた、いつも遠くまで観戦にきてくれていた宮崎さんに感謝をしていました。お互いが感謝の言葉を交わしたわけではないかと思いますが、このような1つ1つの繋がりが今の自転車業界を支え、発展させていくのだと感じました。
     記事を読んでいただいた皆さんにも自転車に興味を持ったきっかけをつくってくれた人は必ずいるかと思います。ぜひ、次は皆さんが誰かの自転車に興味を持たせてくれたきっかけとなる人になって、更なる自転車業界の発展へとつながると僕らプロ観としてもこれほど嬉しいことはありません。
     僕らも「プロ観の記事やイベントを見て、自転車に興味を持ちました」というきっかけが少しでもつくれるようにしたいと思います。
    レーススケジュール
    10月9日(日) JBCFロードチャンピオンシップ(石川県) JPT第19戦
    10月15日(土) JBCF南魚沼ロードレース(新潟県) JPT第20戦
    10月16日(日) JBCF東日本ロードクラシック(新潟県) JPT第21戦
    10月22日(土) ジャパンカップ クリテリウム(栃木県)
    10月23日(日) ジャパンカップ(栃木県) UCI-1.HC
    10月29日(土) ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム(埼玉県)
    10月29日(土) JBCFおおいたロードレース(大分県) JPT 第20戦
    10月30日(日) JBCFおおいたいこいの道クリテリウム(大分県) JPT第21戦
    11月13日(日) ツール・ド・おきなわ(沖縄県) UCI-1.2
    Jプロツアー 2016 ランキング
    ※「順位 名称 ポイント」の順で表示しています。
    選手
    1 Jose Vicente Toribio(マトリックスパワータグ) 11976.0
    2 増田 成幸(宇都宮ブリッツェン) 11848.0
    3 Jon Aberasturi Izaga(Team UKYO) 7802.0
    4 鈴木 譲(宇都宮ブリッツェン) 6914.0
    5 Benjami Prades Reverter(Team UKYO) 6106.0
    6 大久保 陣(宇都宮ブリッツェン) 5726.0
    7 Oscar Pujol Muñoz Team(Team UKYO) 5484.0
    8 畑中 勇介(Team UKYO) 5410.0
    9 入部 正太朗(シマノレーシング) 5194.0
    10 中根 英登(愛三工業レーシングチーム) 4866.0
    http://jbcf.or.jp/prg/PointList6.php
    チーム
    1 宇都宮ブリッツェン 31384.0
    2 Team UKYO 30506.0
    3 マトリックスパワータグ 24610.0
    4 シマノレーシング 15836.0
    5 愛三工業レーシングチーム 11578.0
    6 那須ブラーゼン 10774.0
    7 NEILPRYDE - NANSHIN SUBARU CYCLING TEAM 10195.0
    8 シエルヴォ奈良MIYATA-MERIDAレーシングチーム 7894.0
    9 イナーメ信濃山形 7039.0
    10 LEOMO Bellmare Racing team 6874.0
    http://jbcf.or.jp/prg/TPointList6.php
    【このチャンネルの売上の一部は「ツアー・オブ・ジャパン」の運営費に充てられます。】
    会員へのみなさまへのお知らせ
    ここからは会員のみなさまへのお知らせになります。
     
  • 週刊 栗スポ(栗村のつぶやき) 2016年9月27日号

    2016-09-27 17:00  
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  • スペシャルトーク「レース以外も盛り沢山!プロ観戦者のジャパンカップ」開催のお知らせ

    2016-09-23 00:00  
    今年は10月21〜23日に宇都宮で行われるジャパンカップ。 せっかく現地に行くならレース観戦だけでは勿体無い! 関連イベントや宇都宮や周辺の街の魅力、おすすめのポイントを教わります。
    【出演】 ・目黒誠子さん ・宮崎正生さん ・ツアー・オブ・ジャパン 大会ディレクター 栗村修さん ・プロ観戦者への道 ハセベ
  • 週刊 栗スポ(栗村のつぶやき) 2016年9月21日号

    2016-09-21 11:50  
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  • 週刊 栗スポ(栗村のつぶやき) 2016年9月8日号

    2016-09-08 07:00  
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  • 週刊 栗スポ(栗村のつぶやき) 2016年9月6日号

    2016-09-06 15:35  
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