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【ジュニアドクター育成塾】第7テーマ事前学習課題2まとめ【愛媛大学】
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【ジュニアドクター育成塾】第7テーマ事前学習課題2まとめ【愛媛大学】

2018-02-21 07:00
    第7テーマ「統計から考える現在と未来」の事前学習課題について,まとめましょう。
    このプログラムで学ぶことは,あなたの生活とかけはなれたムズカシイことではありません。なぜなら,統計学は税金などの政策から駅の改修工事や交通機関のダイヤ編成など,私たちの身近なありとあらゆる分野に使われている話だからです。

    課題2では総務省統計局統計利用推進課の高橋先生に聞きたいことをまとめました。

    課題2 (有効回答数38)

    1 統計学のお仕事に関する質問
    いろいろな回答がありましたので,大きく3つに分類しました。
    • 統計データを集める方法
    • 統計データの分析方法
    • 総務省統計局のお仕事
    それぞれの割合は以下の通りです。
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    図1 質問の傾向

    もっとも多かったのは総務省統計局のお仕事に関する質問でした。

    (1)統計データを集める方法
    • 主にどういった内容が統計調査の対象になっているのですか。
    • 調査対象となるデータたちは、どこでどのように選ばれているのかが知りたいです。
    • 実際に統計をいざとるぞといったときに,どのようにデータを集めているのか。
    (2)統計データの分析方法
    • 予想と違う統計結果が出てきたときはどういう気持ちになりますか。
    • 統計データを政策に活かすためにどのような分析を行うのですか。
    • いままでいろいろな分析を統計学を使ってされてきたと思いますがそのなかで意外な結果がでたり、大変だったけど一番面白くて、発見があったものはなんですか。
    • 統計を正確にするためにどのようなことを気付けていますか。
    (3)総務省統計局のお仕事
    • 統計学をしていてひとのためになっていると思うことは何ですか。
    • 普段はどんなお仕事をされているのですか。
    • どうして統計学という仕事を始めたのですか。
    紙面の都合上,全員の回答をご紹介できませんでした。いくつかをピックアップしましたが,統計局の仕事について主に3つの観点での質問がありました。

    2 統計学に関すること
    いろいろな回答がありましたので,大きく3つに分類しました。
    • 統計学に関すること
    • 統計手法に関すること
    それぞれの割合は以下の通りです。

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    図2 質問の傾向

    統計学に関する質問と統計手法に関する質問がほぼ半々でした。それぞれを以下にご紹介します。

    (1)統計学に関すること
    • これから統計学によって地球の未来をどのように変えていきたいか。統計学はどのような点で役に立つと考えているか。
    • 統計学を学ぶ上で必要なこと,おもしろさ,むずかしさは何でしょうか。
    • 統計学をうまく使うことができる分野はどこでしょうか。
    • 統計学には,平均値,中央値,最頻値のような代表値はどれくらいあるのでしょうか。
    • 統計学を利用する中で、一番注意していることは何ですか。
    (2)統計手法に関すること
    • 調べてみたいことはたくさん思いつくのですが、データの収集方法が難しそうだと思いました。どうやって収集しているのですか。
    • 全員に回答をしてもらいたい時、人数が多いため全員ではなく抽出された人に答えてもらって統計として表示するときがありますが、正確に出すためにどのようなことに注意すればいいか教えてください。
    • 統計学の天気予報などの予想を、できるだけ正確にするにはどれくらいのデータが必要ですか。またそれで予報はどれくらい正確になりますか。
    • 人工知能について考えるとき、機械学習の技術が必要とされているが、機械学習と統計学で分析する内容にはどのような違いがあるか。また、統計学を人工知能の開発に実際に使っている例はあるのか。
    • 統計は、アンケートをもとに作成すると思うのですが、そのアンケートの信ぴょう性は確認できるものなのでしょうか。例えばアンケートに答える人が嘘を書いている可能性もあります。また、質問の意図を正しく理解せず間違った回答を書いてしまう場合もあると思います。統計の信ぴょう性を高めるにはどのような方法がありますか。
    • 統計学で、あるデータを分析することで、数値から集団の未来が予測できるようになっています。予測できる未来のことについて統計学の中から、どれくらい先の未来のことについて私たちは知ることができますか。
    • 統計を取る時に、どのような人でも回答できるようにわかりやすくアンケートをつくることが必要だと思うのですが、どのような工夫がありますか。あと、質問の答えの中に「わからない」、という項目をつくるとそこに回答が集中することがあるかもしれない、と思ったのですが、実際はどうでしょうか。あと、統計をとる時期に関しては、どのように決められているのでしょうか。
    • 統計学をするうえで、国の専門の省がやる統計というのは決まっているのか。もしくは決まっておらず省はどんどん統計を取っていって時間がたてばもっといろいろなことも国がやってくれるようになるのか
    紙面の都合上,全員の回答をご紹介できませんでした。また2点だけ解説を載せておきます。

    【1】機械学習について
    機械学習において統計学はとても大事です。
    機械学習は主として教師ありモデル(答えに近づく)と教師なしモデル(答えを導く)方法がありますが,どちらにおいても統計学的手法を用います。

    【2】統計の正しさについて
    統計手法の正しさについて本質的な質問がありますね。これはなかなか難しい問題で,正しい調査をするために研究者は日夜知恵を絞っているところです。

    3 高橋先生に関すること
    いろいろな回答がありましたので,大きく3つに分類しました。
    • 高橋先生の仕事
    • 統計学に関する考え
    • 統計学を選ばれた理由
    それぞれの割合は以下の通りです。
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    図3 質問の傾向

    統計学に関する質問がほぼ半数でした。それぞれを以下にご紹介します。
     
    (1)高橋先生の仕事
    •  この仕事をしている中で、どのような不思議な経験や新しい疑問をみつけましたか。
    • 人工知能の開発について、統計学の視点から見てどう思いますか。
    (2)統計学に関する考え
    •  これからの統計学にどのような進歩を期待しますか
    • これまでいろいろな統計を取っていく中で自分が一番結果に驚いた統計はどのようなものなのか、またその統計のどのようなところが印象に残ったり意外に思ったりしたのか
    (3)統計学を選ばれた理由
    •  大学ではどういう勉強されましたか。
    • どうして統計学のお仕事しようと思ったんですか。
    • 大学ではどういう勉強されましたか。またどうして統計学のお仕事しようと思ったんですか。
    紙面の都合上,全員の回答をご紹介できませんでした。また,内容が似ているものはまとめています。

    私たちの身近にある統計学のプロ,総務省統計局様がどんな仕事をされているのかは実験講座で学ぶことができました。さて,これらの疑問は解消したでしょうか?
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