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記事 3件
  • ニャンとも言えない加藤一二三伝説 Vol.51

    2014-03-26 16:00  
    157pt
      ニャンとも言えない加藤一二三伝説のご愛読、誠に有難うございます!
    《目次》
    1.「負けて強くなる」編集作業もいよいよ大詰めに
    2.早春の花火そして棋王戦立会人
    3.お知らせ
    《本文》
    1.「負けて強くなる」編集作業もいよいよ大詰めに
      3月23日(日)、この日は第39期棋王戦第4局が予定通り開催されると、ニコニコ動画公式生放送で大盤解説を担当することが決まっていたことは前回3月16日配信のブロマガで告知させていただいた通りです。結果は渡辺棋王の防衛に伴い、第4局解説の仕事がなくなったので、生中継を楽しみに待っていてくださった皆様には申し訳ありませんが、久しぶりに自宅でゆっくりと過ごすことができました。
     

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  • ニャンとも言えない加藤一二三伝説 Vol.50

    2014-03-16 14:00  
    157pt
      毎度ニャンとも言えない加藤一二三伝説をご愛読頂き、誠に有難うございます!
    《目次》
    1.A級順位戦最終局大盤解説を振り返る
    2.千日手規約を変更するに至った大山先生との大熱戦
    3.お知らせ
    《本文》
    1.A級順位戦最終局大盤解説を振り返る
      3月7日、将棋界は今年もA級順位戦最終局を迎えました。毎年、A級順位戦最終局の対局時には様々な催しが行われています。私はA級在位年数通算36期で、これは歴代2位の記録となっています。現在(2014年3月)はC級1組に在籍しています。あまり知られてはおりませんが、A級順位戦における勝利数では、ニャンと歴代1位です。これは私のムック本ではじめて知った珍しい記録のひとつです。
      3月7日、全国各地で大盤解説会が開催され、私は東京・将棋会館にて開催の解説会で“スペシャルゲスト”として2時間程登場致しました。当日は「将棋界の一番長い日」と称されるだけあって、対局は静岡県で実施されましたが、東京にも熱気を帯びたファンが大勢詰め掛けました。たくさんのファンを前にして、私はいつも通り気持ちよく話をさせていただきました。
     

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  • ニャンとも言えない加藤一二三伝説 Vol.49

    2014-03-06 15:00  
    157pt
      いつもニャンとも言えない加藤一二三伝説をご愛読頂き、誠に有難うございます!
    《目次》
    1.丸田祐三九段
    2.ベン・ハー
    《本文》
    1.丸田祐三九段
      昭和35年3月、A級順位戦最終局を丸田祐三八段と指し勝利して、通算6勝2敗となった私は、翌年度の名人戦挑戦者となりました。丸田八段は実力者であったので、その人に勝てた私には自信が生まれました。
      丸田八段は大山康晴15世名人と仲が良いことで知られていました。大山名人と私は4月から名人戦を闘い、1勝4敗した私は名人位獲得とはなりませんでした。
      その後、共同通信社主催の「日本一杯争奪戦」で勝ち続けた私は、その年の10月には丸田八段と決勝の3番勝負を闘いました。第3局は矢倉で丸田八段が優れた作戦を用いました。それは後年、私が昭和59年配に高橋道雄王位に用いた作戦と同一のものでした。
      私は後手で4四歩と突きましたが丸田八段は4四銀と積極的に出ています。丸田八段には完敗しましたが、高橋王位には同じ作戦で勝つことができました。これは「作戦が優れている」ということになります。
     

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