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中国発:村人が誤ってモバイルゲーマーをボコボコに
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中国発:村人が誤ってモバイルゲーマーをボコボコに

2013-01-02 15:31
    中国発:村人が誤ってモバイルゲーマーをボコボコに


    ゲームしてただけなのに、盗撮してると間違えられて...

    中国では大勢の人々がモバイルゲームをプレイしています。モバイルゲーム市場は過去2年間で数百万ドル規模の史上へと、爆発的に成長してきました。iResearchの調査によれば、2012年中国だけで1億9700万ドル(約169億円)もの利益があがっている、まさに濡れ手に粟といった状況のようです。だから若者が携帯でゲームをしているという光景は珍しくないもののはず。でも今回の事件は「携帯で隠し撮りされている」と思われてしまったようです。

    2012年4月、26歳のフアン・ツァンシェンさんは江西省、萍郷市で急に人に襲われました。彼は携帯で、「ファイト・ザ・ランドロード」(斗地主)という中国で人気のカードゲームを遊んでいただけでした。しかしそれを見ていた村人たちは、フアンさんを「ソーシャルワーカー」だと思い込み、フアンさんが携帯で村人たちの行動をこっそり記録しているものだと決めつけて飛びかかっちゃったそうです。詳細は以下より。
     

     
    短い口論の末後、村人たちは応援まで呼び、フアンさんが携帯を手放すまで殴りつけました。携帯を見てフアンさんがオンラインゲームを遊んでいたとわかり、ようやく開放されたフアンさん。

    家に帰り、母親に「頭が痛くて目眩がする」と訴えると、次の日に母親がフアンさんを見た時には、彼は痙攣が止まらない状態でした。なんと、フアンさんは頭蓋骨損傷、脳震盪を起こしていたのです。

    この事件を追うレポーターらは、村のリーダーたちになぜフアンさんが襲われたのか、話を聞きました。なんでも村のリーダーの返答によれば、村人たちはフアンさんをソーシャルワーカーだと判断したが、協力を拒まれ、携帯を調べさせてくれなかった為に起こったことそうです。リーダーによると、最初に手を出したのはフアンさんで、その後、村人がフアンさんの頭頂部を2度殴ったとのこと。

    村と警察によれば、村人たちは事件が起こった日の晩、調停のために集まったそうです。彼らはフアンさんの怪我の補償のためと600人民元(約8240円)をかき集めました。とはいっても、治療や検査に満ちた8ヶ月間がすぎても、フアンさんはまだ頭蓋骨損傷からの体調不良に悩まされており、今でも痙攣が止まらなくなることがあるそうです。

    今月初めにこの事件が伝えられて以降、多くのレポーターが、なぜ村人たちがただ携帯ゲームを遊んでいただけの若者を殴らなければならなったのか調査してきました。

    なんでもこの村は政府のソーシャルワーカーたちを非常に警戒しており、村人たちが違法に集会を開いたり、政府の目をかいくぐってイベントを開いたりしていると思われたくなかったそうなんです。

    フアンさんについては、幸か不幸か村の自治体が医療費を負担してくれているようです。自治体の委員会はこれまで医療費として9万3000ドル相当(約800万円)支払ったとのこと。

    いやはや、勘違いとは怖いものですね。これからはモバイルゲームしてる時はもっと周りにそれとわかるようにはしゃぎつつプレイしようかな。それはそれで周りに迷惑かけてボコられそうだけど。


    玩手机游戏被指"拍照" 一村民被人打成脑震荡[Tencent via Kotaku

    (abcxyz)

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    RSSブログ情報:http://www.kotaku.jp/2013/01/playing_mobile_games.html
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