私達は、朝日新聞はリベラルの代表紙というイメージを持つ。

 社会部系報道では、リベラル志向、ないし政権批判が色濃く出る時がある。

 しかし、政治報道は異なる。リベラル志向、政権擁護がほぼ半々のスタイルが基本、しかしやや政権擁護が中心と言えよう。

 今、安倍政権にとって、改憲は最重要案件である。この中、5月3日の憲法記念日に如何なる報道するかを、私は注目していた。

 驚きの報道だった。

 見出しは「改憲、国家の物語を」「高揚する若者 首相と共鳴」である。(14版)

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「70年以上変えることのできなかった憲法を、ついに変えるときがきた――。そんな高揚感とともに語られる改憲論議。これから新しい国家の「物語」が始まるような感覚とつながっているように見える。その正体は何なのだろうか。

 1日、東京・永田