宇都宮氏を支援している水野誠一氏は自分のツイッターの中で、「三人の民主党の前議員が僕の事務所に来訪された。元大臣経験者を含む三人とも、以前から原発の継続やTPPに明確に反対してきた知見の高い議員だ。 来訪の目的は、予想通り、宇都宮さんを説得して、なんとか細川さんに一本化できないか?というお尋ねだった」と書かれている(参考1)。
また、鎌田 慧氏らが宇都宮、細川両氏に一本化の要請をされている(参考2)
依然一本化の動きが細々とながら続いているようだ。
この問題について私の立場を示したい。
まず、私は宇都宮氏を支持する。政策的にも、人間的にも東京都知事に最も相応しいと判断する。
それを前提に、東京都知事選挙にどう臨むかを考えてみたい。
今、日本の抱える政治課題はどれもこれも深刻で、その食い止めが緊急の課題だ。
原発の再稼働がある。
TPPの動きがある。国家主権をうりわたすものだ
コメント
コメントを書く孫崎さんのお話のとおり、今回の選挙はどのような意味合いがあるかということにかかっています。
通常の利権問題、政治の問題ではなく、「いのち」の問題であることです。
政治の問題は、時代場所によって変わっても取り返しがつきますが、「いのち」の問題は普遍的な問題であり、間違った選択をすれば、民族が消えてしまう危険性を孕んでいるのです。もっともらしい理由付けをして一本化を否定する人は、「いのち」の大切さに徹しておらず、中途半端な人といえます。
「オリンピックを細川さんが、必ずしも賛成ではない」ことを与党側が攻撃しているようであるが、今まで都民の意志も、必ずしも賛成でなかったし、細川さんを否定する材料にはならない。決ったオリンピックを返上するというのであれば問題であるが、オリンピックを成功させようというのであれば、攻撃する必要はないのではないか。民主主義の物事の進め方は、たとえ反対でも、決ったことには従うということであり、問題視する民主主義後進性は脱皮すべきでしょう。
難しい問題ですね。でも少なくとも宇都宮さんは簡単に自分の心情を変えるような人間ではないし、安易に妥協すべきでもないと思います。二人がきちんと向き合い納得できる落としどころがあるのなら是非そうしていただきたいと僕も思います。昨日宇都宮さんの居酒屋トークを漫然と聞いていましたが、なんというか筋の通った本物だなという感覚が残りました。その点は細川やましては舛添の比ではありません。ああいう人間を見つけるとうれしくなります。
安易に表層を繕ってうまくやっていくということは現実にはたくさんあって、むしろそういうことが普通の世の中になってしまったのかもしれません。嵐が去ってしまえば舛添のような賢い人間が知事の座に居座る悲しい世界です。だからこそ、もう一度一つになって、そしてその中心に宇都宮さんのような骨のある魂を据えていただきたい。あなたにならできるとまだ信じていたい。時間はかかることかもしれませんが、一人一人の選択がすべてなのだと思います。たとえこの知事選で舛添のような人間が当選しても、絶望することなく次のチャンスを伺い戦い続ける宇都宮さんのような人間になりたいと自分も思いました。
当初、細川氏で一本化すべきと思っていたが、ここにきて、細川氏の原発に対する考え方が二転三転し、何を考えているのかよくわからない人に見えてきた。こうなると細川氏でなく宇都宮氏に一本化したほうがよさそうである。票が分散すれば宇都宮氏に勝ち目はないとみていたが、こうなると、むしろ、細川氏にブレが出てきたほうが、宇都宮氏に票が入りやすくなり好都合になったのではないだろうか。それでも、やはり一本化しない限り、このままでは、負けてしまい、原発は再稼働になる公算が強い。せっかく神から与えられたチャンスをどんな理由があれ逃してはならない。どんな手を使ってでも勝たなければならない。勝たねば何にもならないということだ。ドンキホ-テだなんて言ってる場合じゃない。一本化しないというのは、はじめから鼠をとるつもりがないということだ。本当に国家国民のため己を犠牲にしてでも反原発を考えているとは言えない。勝負時を間違えてはいけない。原発は、国民の命、国土の消滅がかかっている。これに比べたら他の政策は、小さなことだ。どうにでもなる。宇都宮陣営は、宇都宮氏に一本化するべく細川陣営と話し合いを持つべきだ。
千載一遇のチャンスです。
体制派は、野合でしかないが、とにかく一本化して勝ちを狙います。
宇都宮氏は、細川氏に政策協議を申し入れていますが、未だに細川氏から回答がないのが実情です。
細川氏と小泉氏の両氏は、原発ゼロを最重要課題と考えているのだから、その実現のために、原発ゼロを掲げる宇都宮氏と政策協議を行うことを心から希望します。そのうえで、一本化ができるなら、こんなに嬉しいことはありません。
このチャンスを活かすために、三者には、小異を捨てて、大同に就く(現実には、小異とは言えない差異があるのですが)-ことを熱望します。一本化のためには、一方を知事候補者とし、他方を副知事あるいは顧問、相談役などに処遇するという方策もあるのではないでしょうか。
このチャンスを、勝利に結びつけるために、いろんな知恵をだしてほしい。勝利できたら、安倍内閣の横暴に待ったをかけることになり、日本の未来に明るい展望が開けます。
追伸
猪瀬前都知事の5000万円借用問題で、新たな事実が判明と報道あり。德州会との面談の仲介者に、猪瀬氏の妻が、当選後、謝礼として500万円届け、仲介者も受領を認めた。
細川氏は、佐川急便からの1億円借用問題で、説明責任を果たさず、総理大臣の椅子を投げ出した前歴があり、猪瀬氏と同じすねに傷をもつ人です。細川氏に一本化すれば、相手側は、猪瀬氏の2倍の金額の疑惑ありと、集中攻撃してくることは目に見えている。
ここは、クリーンな宇都宮氏に一本化し、原発ゼロのために、宇都宮氏、細川氏、小泉氏の3人4脚で都政を推進することをめざしてほしい。大同団結のために、いろんな知恵をだしてほしい。日本国民の「いのち」と未来のために。
細川氏の佐川急便事件が再熱している。
20年ぐらい前のことであり、政治資金規正法違反事件であり、収賄性がなければ、いままでの通例では、1億円を返済し,総理職を辞したことで、民主的法律国家としては解決し、終わった事件と見るのが普通である。長い時間を経過しておりながら、若し、このように法律的に解決している事件を、黒白をはっきりさせていないということで、引きずるとしたら、刑事事件だけでなく、何時までも、民事事件を背負って生きていかなければならないことになる。日本は法律国家であり、身内には徹底的に優しいが村八分的な情実倫理国家を卒業する必要があるのではないか。よしあしでなく、この割りきりが出来ないと、何時までも、日本は理解できない国になってしまう。情実を無視しろというのではなく、社会規範は、法律で規制されているのであって、情実のかけ方は別の面、社会福祉などで生かされるべきでしょう。