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教育考:その26「喧嘩から学べること」(2,033字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 114ヶ月前
子供を育てるとき、親は彼らを危険な目に遭わせなければならない。なぜなら、危険な目というものこそ、子供が「好奇心」を養う絶好の機会だからである。「好奇心」というのは、何かを知りたいという気持ちだ。人は、好奇心が満たされると強い快感を覚える。そうして、好奇心を湧き上がらせることにどんどん積極的になっ...
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[Q&A]ピンチョンの面白さとは?(703字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 114ヶ月前
[質問]以前ハックルさんがおすすめされていたトマス・ピンチョンに興味を持ち、デビュー作の『V.』を読んでいます。面白いです。ピンチョン作品の面白さというのは、どういうところにあるのでしょうか。[回答]ピンチョンの面白さは、まずは衒学的なところですね。人間の知の奥義みたいなのが繰り出されるところが面白い...
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なぜ憲法を変えない方がいいのか?(2,193字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 114ヶ月前
近頃は憲法改正の論議が喧しい。が、ぼくは憲法改正には基本的に反対だ。九条は九条のままの方がいいと思っている。その理路を以下に説明する。憲法九条に反対する人は、それが「GHQから与えられたものだから反対する」という。「外国から与えられたものだから、価値がない」と。「これだと日本はいつまでも敗戦国のまま...
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差別とは何か?(2,400字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 114ヶ月前
先日「差別とは何か?」ということを考察するユニークな事例があった。きっかけはこの記事だ。マサイ族に嫁いだ日本人女性、赤裸々に語る夜の夫婦生活が驚きの連続!【クレイジージャーニー】 - Togetterまとめこの記事では、テレビで放送された「マサイ族戦士の性生活」についてまとめられていた。その特徴をいくつか挙...
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教育考:その25「『ドラゴンボール』に学ぶ好奇心の育み方」(1,794字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 114ヶ月前
好奇心の育み方には、主に二つのアプローチがある。それをここでは、仮に「父親的」アプローチと「母親的」アプローチと呼ぶ。今日では、この呼び方はジェンダー的な差別とのそしりを免れないかもしれない。しかし古来より、この二つのアプローチはだいたい父親と母親が分担してきた。そうしてそれは、子供が母親の胎内...
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[Q&A]就職面接にはどのように臨みますか?(1,172字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 115ヶ月前
[質問]もしハックルさんが30をとうに超えてそれまでの職務経歴、履歴書も空白期間ありその上、結構汚して異業種に飛び込みたいチャレンジしたい場合例えば企業などの面接の時どういう感じ面持ちで臨みますか?ホリエモンは履歴書はpc派で手書きは嫌らしいですがハックルさんはどうですか?[回答]上記の条件だと社会的信...
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ライトノベルの書き方:その19「『失うことが得ること』という矛盾した様態を描く」(2,045字)
コメ1 ハックルベリーに会いに行く 115ヶ月前
人は誰しも「欠落感」を抱えながら生きている。「何かが欠けている」「何かもの足りない」という飢餓感を抱えながら生きている。なぜか?理由はいろいろあるだろうが、その生まれ方や育ち方に、大きな関係があるのではないだろうか。人は胎児のとき、誰しも母親とつながった状態だ。それはへその緒で文字通り「つながれ...
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教育考:その18「その人のコミュニケーション能力を決定づける母親」(1,696字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 116ヶ月前
よく気づき、観察力や推理力に長けている母親は、子供のコミュニケーション能力を育てられない。それどころか、生涯にわたってコミュニケーション能力の欠如した人間にしてしまう危険性が大きい。今回は、そのことについて見ていきたい。乳幼児の頃、母親がよく気づき、観察力や推理力に長けた人だと、コミュニケーショ...
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ヘヤカツ(部屋活)まとめ——岩崎夏海がフジテレビ「ノンストップ!」に出演しました
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 116ヶ月前
「もしドラ」作者の岩崎夏海です。ぼくが代表を務める「部屋を考える会」がまとめた本『部屋を活かせば人生が変わる』が、フジテレビの情報番組『ノンストップ!』に取り上げられました。■ヘヤカツ(部屋活)ってなに?「ヘヤカツ(部屋活)」とは、「部屋を活かす」の略で「部屋活=ヘヤカツ」という意味です。ぼくがこ...
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「一億層マスコミ時代の到来」と、そこで「マスコミ人」が生き残っていく方法(1,725字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 116ヶ月前
先日、とある雑誌の編集者と話していて、「近頃は文化人による『教室』が流行っている」ということを聞いた。著名な作家や文化人が、次々と教室を立ち上げているのだという。あるいは、トークショーなど人前で話すイベントも増えた。これは、ぼく自身も実感するところだ。ぼく自身も、「岩崎夏海クリエイター塾」という...
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『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』の皮肉について(1,720字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 116ヶ月前
今日は『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(以下『バードマン』)について書きたい。ネタバレありです。映画に限らず、コンテンツジャンルが成熟すると、「何が面白いのか分からなくなる」という問題が生じる。いわゆる「ベタ」を面白いと思う人と、面白いと思えなくなる人とに別れる。例えば、『ス...
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任天堂とDeNAの業務提携とこれからのゲームについて(1,964字)
コメ1 ハックルベリーに会いに行く 117ヶ月前
ゲームというのは非常に大きな産業だ。そもそもなぜゲームがこれほど大きな産業になったかといえば、20世紀の後半から人々の「余暇」というものがどんどんと増えていったからだろう。そして、その余暇を埋めるものとして、ゲームが大きな役割を果たしてきたのだ。人は、ゲームを遊んでいれば、暇を感じないで済んだので...
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教育考:その10「教えることによって教わること」(前編)(1,639字)
コメ1 ハックルベリーに会いに行く 117ヶ月前
「人に教える」ということは、なぜか教える方にとっても教育効果が高い。そもそも、なぜ「大学」という「研究機関」が存在するかといえば、研究者にとって、生徒に教えることは研究をはかどらせる上で非常に役に立つという経験則が、人類の中で積み上がっていたからだ。「教える」ということこそ「成長する」ということ...
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これからの人類に最も必要な能力とは(2,107字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 118ヶ月前
堀江貴文さんが作った「755」というトークアプリで堀江貴文さんとトークした。岩崎夏海 vs ホリエモン座談会今日は、この対談で思ったことを書いてみたい。この対談で思ったことは、「やっぱり多くの日本人(特に若者)が、問題の本質を認識していないのではないか?」という疑いだった。この疑いはかねてから抱いていた...
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今、出版されるべき小説を着想・企画するたった一つの方法(2,318字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 122ヶ月前
今回は、小説における、着想・企画の仕方についてご紹介しました。これは、11月8日(土)に東京の渋谷で開催される、「岩崎夏海のエンタメサロン2014秋」というイベントをご紹介するためです。このイベントでは、エンタメにおけるマーケティングやビジネスの話を講演形式でしていきます。そこでは、この記事で紹介したよ...
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18.岩崎夏海クリエイター塾
コメ0 マンガロイドチャンネルのブロマガ 123ヶ月前
今年の7月から、岩崎夏海クリエイター塾の講義を受けています。なぜ、この塾に参加しようと思ったのかというと、今、僕が一番必要としているのが、作品を作る上で必須となるより高次元のクリエイティビティだからです。学生の頃より、さまざまなジャンルの書籍をかなり膨大に読んでいる事もあり、それなりの知識量があ...
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クリエイションの道具を提供するビジネスについて考える:その1(2,244字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 128ヶ月前
今回は、KADOKAWAとDWANGOの合併について考えてみた。併せて、ニコ生でもそれについて話す予定です。岩崎夏海のハックルテレビ#81「KADOKAWAとDWANGOの経営統合について」http://live.nicovideo.jp/gate/lv179763692
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正しくない意見が間違った意見として理解されるとは限らない
コメ0 渡辺文重の有料メルマガ批評 128ヶ月前
ごきげんよう。有料メルマガ評論家の渡辺文重です。久しぶりに有料メルマガについて何か書こうかと思います。◆今回の記事に登場する有料メルマガ海燕『ゆるオタひきこもり生活研究室』/ほぼ毎日/324円http://ch.nicovideo.jp/blog/cayenne3030/nico岩崎夏海『ハックルベリーに会いに行く』/毎週月曜日・火曜日・水...
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なぜ若者のリテラシーは欠如しているのか?(2,912字)
コメ3 ハックルベリーに会いに行く 129ヶ月前
先日、Facebookをつらつらと見ていたら、ぼくが所属する事務所で以前にアルバイトをしていたNくんという若者が、古舘伊知郎さんが報道ステーションで「パワーポイントを知りませんでした」と発言していた件について、「今時パワーポイントも知らないのはいくらなんでもリテラシーが低すぎる」と発言していた。【衝撃】古...
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ヒット狙いからホームラン狙いにシフトしつつある出版業界(2,409字)
コメ4 ハックルベリーに会いに行く 131ヶ月前
今、出版業界にちょっとした風向きの変化が起きている。小さなヒットを狙うのではなく、大きなホームランを狙う企画が増えたのだ。今回は、そのことについて考察してみたい。
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[Q&A]イケダハヤトさんの有料メルマガは成功するでしょうか?(1,946字)
コメ2 ハックルベリーに会いに行く 131ヶ月前
毎週水曜日は[Q&A]のコーナーです。今週は、イケダハヤトさんの有料メルマガに対する見解など、計4つの質問にお答えしています。
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ドキュメンタリーの時代が来る(2,566字)
コメ2 ハックルベリーに会いに行く 131ヶ月前
昨今のコンテンツ界を覆う傾向から、これから求められるコンテンツは「ドキュメンタリー」であると分析し、その理由について書いてみた。
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創造力の養い方(2,302字)
コメ2 ハックルベリーに会いに行く 131ヶ月前
毎週金曜日は映画紹介のコーナーですが、今週はイレギュラーで「想像力の養い方」について書きました。これは、講演やインタビューなどのときに、最も多く受ける質問の一つです。
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具体的なアイデアの出し方(2,215字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 131ヶ月前
最近、「アイデアは具体的にどのようにして出しているのですか?」という質問を受けたので、それについて書いてみた。
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人間はなぜ絵を描くか?(2,021字)
コメ3 ハックルベリーに会いに行く 132ヶ月前
人間は、なぜ絵を描くか?そのことについて考察し、では、すぐれた作家の条件とは何か?――ということについて考えた。
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追憶のタイ(食べ物)旅行記(2,706字)
コメ5 ハックルベリーに会いに行く 132ヶ月前
ぼくは昔、タイに住んでいた。まだ小学生の頃だ。今年の正月、そのかつて住んでいたタイへ、追憶の旅へと行ってきた。
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プライバシーの意識を低くしないと生きていけない(2,491字)
コメ1 ハックルベリーに会いに行く 132ヶ月前
これからは、プライバシーの概念が重要になってくるだろう。そこで、現時点でぼくが考える「プライバシーのとらえ方」について書いた。