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生放送がはじまったようだった。ふいに映像が切り替わる。カメラが低いアングルで、テーブルの上を映している。
「それではメリー、始めましょう」
と男性の声がきこえた。
続いて女性の声。
「ノイマンがまだのようですが?」
ノイマンがいない? 遅刻、だろうか?
彼女は時間に正確な印象があるけれど、思えばそれほどよく知らない。
――でも。
それよりも私は、動画の上を流れていくコメントが気になった。
なんだかそのコメントは、あの「少年ヒーロー」のときと同じような印象を受けた。
よくわからない、けれど。
――あの時の、彼らだろうか?
私は彼らに向けたコメントをつけようとしたけれど、やはり躊躇う。
――これは、聖夜協会の生放送だ。
コメントは相手に筒抜けではないのか? ここに(佐倉)と書くのは抵抗があった。
それから思い出す。彼らには、コメントのつけ方を教わった。
もしかしたらあれで、彼らになら伝わるかもしれない。
――文字を赤く、小さく下に、コメントの前にはマークをつける。
★こんばんは。あの時は、本当にありがとうございました!
と私は、コメントを打ち込んだ。
神山 @tkmr8kmym 2014-08-02 19:10:00
生放送に集中したいのに小説更新きたりあっちゃこっちゃ大変だwww 食事会の人たちとにかくいろいろ頑張れwww
ıƃɐuɐɹɐ @aranagi 2014-08-02 19:12:53
みさきのコメントきたか!
空つぶ@3D小説bell参加中 @sora39ra 2014-08-02 19:14:03
みさきちゃんもノイマン心配してる
ほうな@bellアカ @houna_bell 2014-08-02 19:32:13
あ、メリー様喋った みさきちゃん見てるー? 闇の隠居 @yamino_inkyo 2014-08-02 19:32:28
ほほう、姉とは声が違うとな、みさきちゃん
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