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新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)の世界的蔓延が落ち着いて以降、イタリアのZ世代は日々夜遊びに興じるようになりました。友人宅やクラブ、バーなどで遊んだあとに、最終的には空腹を満たすために深夜営業をしているファストフード店に足を運ぶ人が増えているのです。そんな中、世界的なハンバーガーチェーンのマクドナルドは早朝まで営業している店舗も多く、Z世代の若者たちの“深夜の憩いの場”という側面を持つようになったのです。
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環境変化に伴う顧客ニーズの変化を捉え、しっかりとそれを広告コミュニケーションに落とし込もうと画策した同社は、Z世代の若者を夜行性の動物に喩えたOOHを公開しました。“Open late(深夜まで営業中)”というシンプルなキャッチコピーと、暗視カメラで撮影したかのように目が白く光る若者たちが夜のマクドナルド店舗でハンバーガーを頬張る様子を描いたわかりやすいビジュアルは、マクドナルドの営業時間の長さをしっかりと打ち出しつつ、金銭的な余裕があまりないZ世代の心強い味方であるというメッセージを表現しています。
多くの人が1度は利用したことがある高い知名度を誇るマクドナルドだからこそ、あえて商品のおいしさや品揃えの豊富さを訴求するのではなく“いつ行っても同じおいしさを楽しめる”というメッセージをクリエイティブに落とし込みました。
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