• このエントリーをはてなブックマークに追加

記事 1件
  • かわら版 7号 2013.02.27

    2013-02-28 04:25  
    262pt
    キーストーンXLタールサンド原油パイプライン建設を拒否し、2月17日日曜、首都ワシントンのナショナル・モールで史上最大の「気候集会」が開かれました。タールサンドは、石油の中でも特に汚染物質を大量に排出し環境破壊が激しいとして原産地カナダの先住民はじめ、パイプライン通過予定地の米国住民や環境問題に取り組む市民たちの間で反対運動が盛んです。パイプラインが米国とカナダの国境を超えるため、建設には米大統領の承認が必要で、米国務省が計画を審査しています。オバマ政権は昨年1月、ネブラスカ州内の生態学的に敏感な地域への影響をめぐる懸念が持ち上がったことを受け、申請されたパイプラインのルートを拒否しました。現在検討されているルートは9月に申請されたものですが、ハリケーン・サンディ後、一般教書も含めて、オバマが気候温暖問題への取組を繰り返し口にし、新任のケリー国務長官が、上院議員時代から環境問題への取組に熱心だった人物であることも合わせて、オバマの決定が注目されています。