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  • 孫崎享氏待望の新刊!!「小説 外務省-尖閣問題の正体」(孫崎享著)

    2014-04-10 12:13  
    『戦後史の正体』の著者・孫崎享氏が書いた、日本外交の真実。事実は闇に葬られ、隠蔽される<つくられた国境紛争>と危機を煽る権力者。外務省元官僚の近未来ノンフィクション・ノベル「小説 外務省ー尖閣問題の正体」が遂に発売【プロローグ】 この本の主人公は外交官である。一九七七年生まれ、名前は西京寺大介。二〇二二年の今、彼 は、尖閣諸島の扱いで外務事務次官に真っ向から反対し、外務省から追い出されるか否かの瀬戸際にいる。多くの人が彼の行動をいぶかるだろう。「黙って勤務していれば大使と呼ばれる職に就く。なぜそれを捨てるのか」と。 西京寺は石川県の鶴来で生まれた。加賀はかつて一向一揆衆によって支配され、「百姓のもち たる国」といわれた。百年近く門徒の百姓たちが治め、一人の百姓が絶対的な権力をふるうこともなく、また、権力のある一人の百姓に媚びへつらうこともなかった。権力に迎合するのを極端に忌み嫌う土地柄なの