1:集団的自衛権の本質は、自衛隊を米国戦略のために使う制度である。

2:あたかも中国の脅威に対抗するような印象を与えるに努めているが、集団的自衛権と対中国は別である。

日米安保条約第5条は「日本国の施政の下にある領域における、いずれか一方に対する武力攻撃が、自国の平和及び安全を危うくするものであることを認め、自国の憲法上の規定及び手続に従って共通の危険に対処するように行動することを宣言する」としており、尖閣諸島は日本の施政下であるから、対象となっており、集団的自衛権で米国が新たな動きを見せることはない。

3:安倍首相は、集団的自衛権で、「日本の抑止力が高まった」と言っている。

多くの国民は、念頭にあるのは中国の軍事力に対する対抗力を想定する。

では米国は、日本が集団的自衛権に参加したら、中国に対する態度は変わるであろうか。

それは全くない。

米国と中国は核超大国である。

核超大国同士は