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集団的自衛権、核心は世界を混乱に導く米軍戦略に自衛隊使う。日本の抑止力は高まらない。
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集団的自衛権、核心は世界を混乱に導く米軍戦略に自衛隊使う。日本の抑止力は高まらない。

2015-05-15 05:25
  • 9

1:集団的自衛権の本質は、自衛隊を米国戦略のために使う制度である。

2:あたかも中国の脅威に対抗するような印象を与えるに努めているが、集団的自衛権と対中国は別である。

日米安保条約第5条は「日本国の施政の下にある領域における、いずれか一方に対する武力攻撃が、自国の平和及び安全を危うくするものであることを認め、自国の憲法上の規定及び手続に従って共通の危険に対処するように行動することを宣言する」としており、尖閣諸島は日本の施政下であるから、対象となっており、集団的自衛権で米国が新たな動きを見せることはない。

3:安倍首相は、集団的自衛権で、「日本の抑止力が高まった」と言っている。

多くの国民は、念頭にあるのは中国の軍事力に対する対抗力を想定する。

では米国は、日本が集団的自衛権に参加したら、中国に対する態度は変わるであろうか。

それは全くない。

米国と中国は核超大国である。

核超大国同士は

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孫崎先生のご説明で米国の厭らしさ、複雑怪奇、図々しさ、傲慢、その他諸々のマキャベリズムがじーんと私の胸に伝わって来ます。

日本は真の愛国的柔軟思考で泣く子も黙る米国にあの手この手で対処しなければならない重大時期に過去類例のない単細胞政権の成立を許してしまった。日本の主権が溶解しようとしているのがとても残念。

直ちにこのアホの体制を打ち倒さなければ残るはカオスしかない。

No.1 115ヶ月前

国と国の外交交渉は,キツネと狸の騙し合いに近いので、かなりハードな仕事であることは間違いない。今までの首相、総理たちは、米国との関係を傷つけることなく、どのようにして日本の国益を確保していくかに,腐心されてきたといえます。首相はじめ官僚など国の指導者が悩むので、われわれ国民が無知であっても、大きく国益を損なうことはなかったといえます。
安倍首相になってから、本人が戦争を回避することより戦争を仕掛けることを好む傾向にあり、米国の要求をそのまま受け入れることによって、己の夢を実現する道を選び、邁進しているといえる.安倍首相だけでなく、野党特に民主党に平和を求める気持ちがかけていては、ブレーキ、ストップをかけることは全く望み薄の状況になっている。
昨日の記者会見の「米国の戦争に巻き込まれることはない」と、あたかも巻き込まれることはないと強調しているが、それほどまでに強調されるのであれば、なぜ、個別的自衛権で日本が判断できないのか、矛盾があることを本人は全く自覚していないようだ。詭弁、虚言がバレバレであるのに真顔で記者会見しているのはあきれてしまう。ホルムズ海峡の問題も孫崎さんがご指摘のとおりである、ホルムズ海峡に地雷が設置されれば、日本だけでなく中国も困るでしょう。米国に従属する集団的自衛権でなく、今まで通りの個別的自衛権で対処できるのである。国会議員が国民の生活を守る国会議員の権利を放棄し、戦争法案に突き進む姿は、異様であり、世界の人々は日本を中立の国から、危険な国にレッテルをはりかえるに違いない。

No.2 115ヶ月前

これから、あらゆる国で、日本人が米国人と二重写しにみられる機会が増えると、海外旅行、海外での企業活動、慈善事業が米国、米国人の活動とみられる可能性がある。米国人が保護されていると同じ保護が必要になってくるが,邦人の保護について、政府は何らかの対策を考えているのであろうか。多分国民は丸腰で、自身の身を守らなければならないのでしょう。無責任政府によって、海外リスクが大きくなることは間違いない。

No.3 115ヶ月前

中東への米国の行動を見るとき、次の2つを見たらよい。
1.米国の軍、軍需産業にプラスになるか否か
2.イスラエルの安全保障に短期的にぷらすになるか否か
 これらの着目点は重要と思う。

一方,安倍首相の会見
・米国の戦争に巻き込まれるかもしれないという不安についても、「そのようなことは絶対にありえない」と明言。
・「自衛隊がかつての湾岸戦争やイラク戦争での戦闘に参加するようなことは今後とも決してない」、米国主導の有志連合による過激派組織「イスラム国」(IS)への掃討作戦も「我々が後方支援をするということはない」と語った。
==> http://www.sankei.com/politics/news/150514/plt1505140044-n1.html
このような断定的な言い方は,法案を見る限りありえない。

No.4 115ヶ月前

「あたかも中国の脅威に対抗するような印象を与えるに努めている」と言うのは孫崎が自分の主張を構築するために勝手に作った前提である。政府の発言は北朝鮮のミサイルやロシアの戦力もその防衛論の基礎にあると考えるべきだろう。
現状において日本を武力で潰し得る武力を持っている(その意図の有無に無関係に)国は米国、中国、ロシアだろう。中国はその1つにすぎない。そのうちで、日本が友好関係にあり、経済的、文化的に友好国として考え得るのは米国しかない。
日本を武力で圧倒し得ないまでも、深刻な打撃を与え得る国は北朝鮮と武装イスラム国である。
日本がこれら諸国の脅威に対して、集団的防衛を米国等の諸国と図ることは当然である。
中国だけを考えて議論するのは馬鹿げている。

No.5 115ヶ月前

>>5

良いご指摘だと思います。

中国、ロシアについては対話(外交)により安全保障上のリスクを
コントロールすることができますが、北朝鮮の場合はそうはいかない。

我が国が一国で解決できる問題ではなく、北朝鮮との利害関係国の
対応が大きく影響してきます。

だから私は、近年の韓国の単細胞的な対北外交を非難している。
韓国だけの問題ではなく、その周辺国への影響も少しは考えろと。

そしてこれは、安倍政権の対中外交にもそのまま当てはまる。

ただ、ご指摘の件については、

「あたかも中国の脅威に対抗するような印象を与えるに努めているが」

という一文を前提として、「観点を絞った主張である」こと予め断って
いるわけですから、ここでは「中国だけを考えた議論」なのです。

他者の書いた仕様や設計図の「抜け」「漏れ」「欠陥」を発見するのは、
とても楽しいです、お気持ちわかります。

ただ、孫崎先生は、対北朝鮮の安全保障については、著書や別の記事で
対応策を述べておられますので、それらをご参考下さい。

代わりに要点だけ説明すると、対北朝鮮、対イスラムにおける最善の
安全保障策とは、「日本を敵視させないこと」でしょう。

対中国における最善の安全保障策とは、

 「軍事衝突の可能性を減らすこと」(=領土問題の解決)

これに対して、それ以外の脅威に対する安全保障策とは、

 「攻撃される可能性を減らすこと」(=敵視度を軽減すること)

ところが、集団的自衛権とは、この安全保障策と、全く相反する関係に
あり、「敵視度を高める政策」である、というのが問題の本質です。

No.6 115ヶ月前

taco2008さん
中国やロシア連邦とは話し合えるが、北朝鮮はだめ。
なぜですか。

北朝鮮は日本との関係改善を切望しているのはあきらかなのに。
もちろん、それにともなうカネ目当てだとしても。
日本が本気でその気になれば完全に可能です。

韓国の対北外交がアホなのはその通りですが、他国を非難するより
自国の北朝鮮外交を非難すべきでは。

No.7 115ヶ月前

貴方は私の発言の何をどう解釈されているのですか??

何を言っても誤解されそうなので、説明はやめます。

意見する前に、ハンドルネームくらい付けて下さい。

No.8 115ヶ月前

taco2008さん
わかりました。
あなたのコメントに対して反応コメントはやめます。
でもそれで楽しいですか。
壁に向かって大声でどなるようなことが。

それとも反応するならあなたの意見に全面的に賛成
とだけいってほしいですか。
わたしはわたしに対する反論コメントは大歓迎なのですが。
とまれあなたの意志は了解しました。


わたしは子供の頃からくだものを偏愛していて、1日くだものしか
食べない日が今でもよくあります。
なかでもとりわけ好きなくだものの名がハンドルネームです。

No.9 115ヶ月前
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