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ホークウィドが彼方に/ロッキングオン11号(1974年)
コメ0 橘川幸夫放送局通信 608ヶ月前
ホークウィドが彼方にロッキングオン11号(1974年)19740515 音が必要な時というものがある。音にすがり着くようにして通過した、いくつかの夜があった。音はその時、最初から温もりを持っていた毛布のように思えた。私は、ともすればバランスを崩して陥ち込んでしまいそうな経路を、音にすがる事によって、かろうじて...
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ブリティッシュ・ロックへの批判的ふりかえり(ロッキングオン16号 1974年)
コメ0 橘川幸夫放送局通信 608ヶ月前
ブリティッシュ・ロックへの批判的ふりかえりロッキングオン16号(1974年)19740525 聴こえてくる音はどれも砂粒化してきた。クラウス・シュルチェは既に一粒の砂であり、タンジェリン・ドリームも既に一粒の砂の内部での時間である。レコードを聴く時は大体がヘッドホーンになってしまった。安いセットの、それでも、...
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友情とは何か? ロッキングオン26号(1977年)
コメ0 橘川幸夫放送局通信 575ヶ月前
友情とは何か?ロッキングオン26号(1977年) このコーナーに書く僕の文は、毎回、読者の人からの僕宛の手紙に対する返信が下敷きになっています。今回も、いろんな人がくれた手紙からイメージする友人への返信という事です。 まず、大体の人が「自分の周辺には私を分ってくれる人はいない」「オモテ向きは私もニコニコ...
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人間を考えるシリーズ(1)どの道もいつか通った道(ROCKIN’ON 30号 1977年)
コメ0 橘川幸夫放送局通信 567ヶ月前
人間を考えるシリーズ(1)どの道もいつか通った道(ROCKIN’ON 30号 1977年)19771001 朝、起きるとFENをかける。あるいはカセットテープを回す。「音楽がなくなったら生きていけない!」と言って、反射的に僕は僕に「アホめ、一度、音楽なんか取り上げられた生活をするがいい死にはしないよ」とつぶやいてみせた。で...
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僕らは新しい雑誌を作ります。PUMP通信(ロッキングオン39号 1978年)
コメ0 橘川幸夫放送局通信 558ヶ月前
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━標題=僕らは新しい雑誌を作ります。PUMP通信掲載媒体=ロッキングオン39号発行会社=ロッキングオン社執筆日=1978/07/01━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ROCKIN’ON 39 PUMP通信RO版第1号19780701僕らは新しい雑誌を作ります。 橘川幸夫PUMP ポンプは あなたの感動を、ひらめき...
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標題=どこにでもあるものがすべてある街、渋谷(1989年)
コメ0 橘川幸夫放送局通信 426ヶ月前
標題=どこにでもあるものがすべてある街、渋谷タイトル:消費のホストコンピュータ渋谷「族」のいない若者帝国の首都掲載媒体=日経トレンディ89/8月号発行会社=日経ホーム出版担当=福沢執筆日=89/05/24 渋谷は80年代若者帝国の首都である。肥大化し付加価値化をいやます東京は、行政・金融・生産の重心とはまった...
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仕掛人チャンネルとは
コメ0 仕掛人の黒歴史帳 236ヶ月前
仕掛人チャンネルってなんなの?そんな疑問にお応えします。「仕掛人チャンネルって一体何なの?」 動画投稿者「仕掛人」が運営するユーザーチャンネルです。 「じゃ、ユーザーチャンネルってなんだよ!!」 ニコニコが提供する動画・生放送・ブロマガの配信が出来るサービスです。 運営者専用のプラットフォームとして...
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甲斐良治:日本ミツバチとイセエビのマイナー・サブシステンス
コメ0 THE JOURNAL 219ヶ月前
環境民俗学に「マイナー・サブシステンス」という概念があるそうだ。「小さな生業」「副次的生業」と訳されることが多いが、東京大学教授の鬼頭秀一さんは「遊び仕事」を当てはめる。信州の地言葉で、「遊び」と収入を得るための「生業」の中間的な「仕事」を表すのだという。 その定義が面白い。「集団にとって最重...
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甲斐良治:安達太良山麓に奇跡のむらを見た!(その1)
コメ0 THE JOURNAL 219ヶ月前
前回の更新から10日以上がたってしまった。書きたいことはたくさんあったのだが、この間、いろいろなことがありすぎて、おおげさに言えば一種のトランス状態になり、あることを思いついた瞬間には、その数分前に考えていたことがもう思い出せないほどだった(たんに物忘れがひどくなっただけかもしれないが)。 発...
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甲斐良治安達太良山麓に奇跡のむらを見た!(その2)
コメ0 THE JOURNAL 219ヶ月前
このむらの水路にイワナがすんでいるということは、それだけそのエサとなる昆虫類が多いということでもある。その昆虫類が多いということは、山が豊かだということでもある。 Gさんが、むらの入会権を解体し、法人格をもつ森林組合などの管理に移行することに反対したのは、そこに、天然林を伐採させ、スギ、ヒノキ...
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甲斐良治:遊び仕事」の「ビジネスモデル」
コメ0 THE JOURNAL 218ヶ月前
元来私はひねくれているのか、世間が「希望がない」という農山村やそこに暮らす女性や高齢者、フリーターやニートと呼ばれる若者たちに「希望」を見いだすことのほうがよっぽど多い。今日もまた、その若者たちのひとりである伊藤洋志くんから手紙が来た。昨年、京都大学の修士課程を修了し、出版社に勤めたが、すでに...
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甲斐良治:「奇跡のむら」にインドネシア人がやってきた
コメ0 THE JOURNAL 217ヶ月前
あの「安達太良山麓の奇跡のむら」の「堰上げ=イワナ獲り」の日からほぼ1カ月がすぎたころ、むらに6人のインドネシア人がやってきた。訪れたのは、インドネシア中部、スラウェシ島のマレナ集落、トンプ集落のリーダーをはじめ、弁護士やNGO職員、大学教授。招いたのは「自然資源管理(いりあい)と住民自治(よ...
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甲斐良治:「くに」より先に「むら」がある
コメ0 THE JOURNAL 217ヶ月前
私が編集している「増刊現代農業」は一号一テーマの特集主義で、次号は「山・川・海の『遊び仕事』」(7月13日書店発売)。これまでこのコーナーでも紹介してきた地蜂獲りやイセエビ生け簀漁、郡山の「奇跡のむら」の堰上げのほか、山菜採り、川漁、鴨猟など、さまざまな「採る」「獲る」「遊び仕事」のオンパレー...
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甲斐良治:空中そうめん流し?
コメ0 THE JOURNAL 215ヶ月前
この7、8月は千葉鴨川、名古屋、福井、秋田、福島いわき、山口、宮崎、熊本、仙台、会津と、旅に明け暮れていて、すっかり更新もごぶさたしていました。いろいろ収穫もあったので、おいおいご報告していきたいと思いますが、リハビリもかねて軽いお笑いネタから。熊本県菊池市の「水の駅」で見た「空中そうめん流し」。...
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甲斐良治:韓国「プリ」に大感動!
コメ0 THE JOURNAL 213ヶ月前
広々とした田んぼの中で、4人の男が鉦や太鼓を叩いている――そんなポスターに誘われて、昨夜は新宿シアターアプルでの韓国伝統音楽グループ「プリ」の日本公演へ。いやあ、すごかった。「ひちりき」や「チャルメラ」みたいな(すみません、韓国の楽器になんの基礎知識もないので)メロディーが加わる曲もよかったが、鉦...
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甲斐良治:宮崎県知事に「あったまにきた!」
コメ0 THE JOURNAL 212ヶ月前
「官製談合」疑惑で大揺れの宮崎県庁。だが本日の宮崎日日新聞によれば、昨日、県青少年タウンミーティング(内閣府、青少年育成国民会議など主催)が開催され、「県内の高校生約100人が安藤知事らを囲んで、宮崎の将来について語るパネルディスカッションがあり、農畜産業の展望などについて新鮮で熱い議論が交わさ...
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甲斐良治:複数の名刺や肩書きをもつ「新・遊牧民」
コメ0 THE JOURNAL 212ヶ月前
前回(12月2日)、この欄に、滞在期間の長短を問わず、むしろ自分の生き方の拠点は農村にあると考え、正社員だろうが派遣社員であろうが、都市での仕事は「出稼ぎ」ととらえる「新・出稼ぎ暮らし」について書いたが、鴨川自然王国のホームページに王国内T&T研究所の田中正治さんのレポート「都市若者の最先端は”非...
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甲斐良治:若者たちの農的ライフスタイル起業
コメ0 THE JOURNAL 212ヶ月前
今日のお昼は九州在住の森千鶴子さん、農文協の新雑誌「うかたま」編集者のナカタと会食。森さんは「増刊現代農業」の常連執筆者であるのだが、福岡県宗像市の実家(イチゴ農家)と、大分県日田市旧中津江村(Wカップのときのカメルーンキャンプで有名)の廃校活用施設を行き来しながら「森の新聞社」を主宰し、宮城県宮...
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甲斐良治:雪の板谷峠・4半世紀前
コメ0 THE JOURNAL 211ヶ月前
2001年1月、雪の新大久保駅で、酔って線路に落ちた若者を助けようとした韓国人留学生が、電車にはねられて亡くなるという事件が起きた。このとき、ふと思い出したのがそれから20年ほど前に撮った2枚の写真。新幹線のない当時は、福島や山形に行くのにすら、もっぱら夜行の急行、しかも寝台ではなく普通座席に座っ...
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急告(急過ぎますが)
コメ0 THE JOURNAL 210ヶ月前
あと30分くらいしかありませんが、本日19:30よりNHK総合で下記のような番組が放送されます。これまでここでも何度かふれてきた「戦後最大の農政改革」についてのもので、昨年秋にNHK東北で放送された「どうなる どうする 農業と食の未来」(結城登美雄師匠も出演)の反響が大きく、その全国版として制作...
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甲斐良治:3月4日は「鳴子の米プロジェクト」発表会
コメ0 THE JOURNAL 210ヶ月前
この4月からの「戦後最大の農政改革」―品目横断的価格安定政策―についてはこれまでこのコーナーでも何度かふれてきましたが、国が切り捨てようとしている小さな農業、山間地農業を村の力、地域の力、人の力で支えるプロジェクトもまたいくつか立ち上がろうとしています。その先頭を走っているのが宮城県大崎市旧鳴子町...
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甲斐良治:島のおすそわけ
コメ0 THE JOURNAL 209ヶ月前
先週、先々週は旅続き。そのご報告はまた後ほどということで、今週火曜日(20日)に「はじめる自給 種まき大作戦」の打ち合わせで国分寺の「カフェ・スロー」に行ったら、偶然、「島のおすそわけ 自然と共生する島の食文化」というイベントが予定されていることを知ったので、そのお知らせをまず。企画したのは昨年...
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甲斐良治:パトリアのための食の祭典、地産地消、食育、弁当の日
コメ0 THE JOURNAL 209ヶ月前
2月はどういうわけか、「食の旅」の連続でした。2月11日(日)は、千葉県鴨川市での「かもがわ食の祭典」と「食文化フォーラム」へ。会場は鴨川駅から車で15分ほどのところにある城西大学観光学部キャンパス。同キャンパスは、「太平洋デッキ」からの眺望が「ちば眺望百景」に選ばれたほどの見晴らしのよい高台に...
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甲斐良治:田んぼを、米を、農家を、あきらめない
コメ0 THE JOURNAL 209ヶ月前
米の値段は下がりに下がり、東北では、いま農家手取り60㎏1万3000円ていど。さらにこの4月から実施される国の農政改革では、所得補償の対象となる水田面積4ヘクタール以上の「担い手農家」はこの町の620軒の農家のうちたったの5軒! 町は年間85万人もが訪れる温泉の町だけど、このまま耕す人がいなくな...
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甲斐良治:「半商品」で暴力的市場経済を空洞化する
コメ0 THE JOURNAL 208ヶ月前
フリーランスの哲学者・内山節さんが、いまから10年近く前、こんなことを語っていた。「私はこれからは、農業にかぎらず、どんな分野でも、商品を半商品に変えていく関係づくりをしていったほうが面白いと思っています。そのことによっ て、暴力的な力を持っている今日の市場経済を、内部から空洞化させていくことがで...
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甲斐良治:ゆっくりと?
コメ0 THE JOURNAL 208ヶ月前
もうご覧になった方も多いと思いますが、本日の朝日新聞夕刊1面連載「ニッポン人脈記」―「ゆっくりと<9>」に不肖・甲斐が故郷・宮崎県高千穂町の3人の若者とともに登場しています。朝日新聞、都丸記者の取材は1月2日。ホントに「ゆっくりと」でした。ちなみに明日の最終回は、私の大師匠、結城登美雄・吉本哲郎と...
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甲斐良治:ラーメンを食べてきたと言ったら上司と同僚から罵声が飛んできた…
コメ0 THE JOURNAL 206ヶ月前
「週刊朝日」6月1日号に、「厚労省『メタボ』副大臣武見敬三のダイエット秘話――『冷蔵庫を開けると妻と娘から罵声が飛んできた…』」が掲載されている。リードに「ちょっと太めの武見敬三副大臣(55)が厚生労働省のホームページ上でダイエット日記『メタボ退治』を スタートしたのは昨年12月。あれから半年――副大...
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甲斐良治:東北からの結城的革命放送
コメ0 THE JOURNAL 206ヶ月前
昨年の1月から、東北放送ラジオでわが師・結城登美雄さんが、毎週月曜から金曜まで毎日5分弱の番組をもっていることは知っていたのだが、「ローカル放送だから」と、聴くことはあきらめていた。それが昨日、番組名を調べようと、「結城登美雄&東北放送」で検索してみたら、なんと!東北放送のホームページで昨年2月...
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甲斐良治:農業を学びたいですか?
コメ0 THE JOURNAL 205ヶ月前
NHKラジオ(第一)「いきいきホットライン」という番組に、ナマ出演します。今週のテーマは「もっと学びたいですか?」で、本日は「農業を学びたいですか?」。例によって最初は「07年問題とからめて、団塊世代の帰農やふるさと回帰について話してほしい」と依頼されたのですが、またまた例によって「いま、 注目す...
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運動と政治の緊張関係のなかで
コメ0 THE JOURNAL 204ヶ月前
今朝(7月31日)の毎日新聞朝刊生活欄に、これまでこのコーナーで何度もご紹介してきた宮城県大崎市旧鳴子町の「鳴子の米プロジェクト」が「米をあきらめない」という見出しでほぼ全面にわたって掲載された。 そして経済欄には「参院選:農村対策見直しか 自民惨敗で農水省」の記事。「栃木選挙区で落選した自民党...
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テキストに知性があるかないかを見分ける10のポイント
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 190ヶ月前
「知識」のプライオリティは下がっている町山智浩さんのブログを読んでいたら、興味深い一節に突き当たった。オイラはものをあまりよく知らない。昔はそれを恥ずかしく思っていたし、よくバカにされてきた。でも、今はなんとも思わない。なぜなら、ネットの時代、知識は誰でも簡単に拾えるようになったので、知識そのも...
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英語に圧倒的に一人勝ちする7つの言い回し
コメ1 ハックルベリーに会いに行く 189ヶ月前
英語というのはぼくはほとんど喋れないのだが、ぼくの友人に英語に圧倒的に一人勝ちしている人がいる。彼は、なんでも行く先々で「お前はおれが会った日本人の中で一番英語が上手いな」といつも言われるのだそうだ。しかし彼の英語は、確かに威勢と度胸は良いのだが、単語をそんなに知っているわけでもないし、発音だっ...
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甲斐良治:「集落支援員」テレビ放映のお知らせ
コメ0 THE JOURNAL 187ヶ月前
この一年、よいことも悪いこともさまざまありましたが、よいことのひとつに総務省が8月に立ち上げた「集落支援員」制度があります。これは、「限界集落」という非情な言葉に象徴される危機的な集落に対し「集落の点検活動を行ない、現状と未来についての話し合いをコーディネートし、維持活性化をサポートする」スタッ...
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自己実現をはかれる人の7 つのチェックポイント
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 183ヶ月前
ついひと月ほど前、転職活動をする中でさまざまなところを訪問し、さまざまな人たちとお話をさせて頂く機会があった。その中で特に印象に残ったのは、とあるベンチャーキャピタル(VC)にお勤めの方のお話しだった。名前を仮にAさんとしておく。Aさんは、職業柄さまざまなベンチャー企業の人たちとお会いする。特に社長...