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第十三章 人間――悪・可塑性・人種|福嶋亮大(後編)
コメ0 PLANETS Mail Magazine 5ヶ月前
6、可塑性を利用する芸術家――オーウェルの『一九八四年』架空の全体主義国家オセアニアを舞台とする『一九八四年』では、戦時下の党を率いるビッグ・ブラザーが、テレスクリーンを用いて社会の全体をくまなく監視している。真理省記録局に勤務するウィンストン・スミスは、過去の文書の改竄に従事しているが、やがて魅...
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夜ふけのなわとび 第1842回 林真理子「見出しについて」
コメ0 週刊文春デジタル 6ヶ月前
最近の女性週刊誌のスターは、なんといっても愛子さまであろう。「女性自身」や「女性セブン」のカラーグラビアは、愛子さまのファッションが占めるようになった。お召しになっているのは、ごく普通のものであるが、すごい気品が漂う。オーラといってもいい。「生まれついての皇族の方は、こうも違うものだろうか……」...
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夜ふけのなわとび 第1841回 林真理子「ゴールデンウィーク」
コメ0 週刊文春デジタル 6ヶ月前
昔からゴールデンウィークに、どこかに出かける、という習慣はなかった。 親が元気だった頃は、毎年故郷に帰っていたが、この頃はうちでゴロゴロしている。 海外旅行に行く人の気がしれない。どこかに出かけようにも、空港も飛行機も人でいっぱい。手荷物検査場の前に長い行列が出来ているのをテレビで見るだけでげ...
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夜ふけのなわとび 第1840回 林真理子「暖簾」
コメ0 週刊文春デジタル 6ヶ月前
いやあ、本当にびっくりした。 暖簾(のれん)の話である。 テレビを見ていたら、すっかりさびれた温泉街を特集していた。廃業してそのままになっているホテルや大型旅館が建ち並んでいて、まるでゴーストタウンである。玄関が壊れたまま猿の住み家となっているところも多いという。「中には暖簾がそのままになって...
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森永卓郎(66)の“遺言”「夢を持つな。タスクを持て!」
コメ0 週刊文春デジタル 7ヶ月前
最近のベストセラーランキングを賑わせる、日本にはびこる財務省支配を喝破した『ザイム真理教』と、旧ジャニーズ事務所の性加害問題や日航機墜落の真相などを追った『書いてはいけない』。 合わせて三十九万部を超える大ベストセラーの著者である経済アナリストの森永卓郎さん(66)は、昨年十一月一日、医師から告...
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日本発、唯一無二のブランドとして世界へ! ヘラルボニーCOO 忍岡真理恵さんに聞く
コメ0 カフェグローブチャンネル 7ヶ月前
昨年、ヘラルボニーに加わり、11月からCOO(最高執行責任者)を勤める忍岡真理恵さん。経産省のキャリア官僚出身で、他のスタートアップでの経験も持つ。なぜヘラルボニーに加わり、ヘラルボニーの可能性をどう感じているのだろう。
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THIS WEEK【芸能】日活で脱いで、女性と絡みも…筒井真理子の体色変化の歴史
コメ0 週刊文春デジタル 7ヶ月前
十日、日本映画批評家大賞が発表され、筒井真理子(63)が主演女優賞に輝いた。「昨年公開の『波紋』で夫の失踪をきっかけに新興宗教にのめり込む主人公を演じた。日本を代表する鬼才監督ともツーカーの撮影だったそうです」(映画記者) 甲府出身の筒井は四人兄姉の末っ子。青山学院大に通っていたが、「友達が多く...
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夜ふけのなわとび 第1839回 林真理子「高知愛プラス」
コメ0 週刊文春デジタル 7ヶ月前
ひと頃、私の“高知愛”はかなりのものであった。 十五年前、エンジン01のオープンカレッジで行った時のことである。歓迎パーティーで、まず行なわれたのは、カツオの燻り焼きショーであった。出来たてのカツオのタタキが、これでもか、これでもかと供される。 それまでカツオのタタキを特別おいしい、と思ったことな...
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夜ふけのなわとび 第1838回 林真理子「続いている」
コメ0 週刊文春デジタル 7ヶ月前
またしても父の話題となって恐縮である。 まるで父があの世からこちらを見ていて、「オレのことを書くなら、ワルグチばかりでなくちゃんと書け」 と言っているようである。 ついこのあいだのこと、編集者の人たちとご飯を食べていた。話題はなぜか中国について。毛沢東の話がひとしきり続いて、その時私は思い出し...
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【話題】ひろゆきさんが人気ゲーム・桃太郎電鉄シリーズに関して言及「桃鉄で学んだ事多い」
コメ0 ゲーム実況ブロマガ 7ヶ月前
ファミコン版として誕生し、昭和時代から令和時代に至るまで、新作が出るたびに爆発的な大ヒットとなっている『桃太郎電鉄』シリーズ。その生みの親である「さくまあきらさん」は、いま現在も『桃太郎電鉄』シリーズの新作を開発中で、これからも新たな作品でワイワイ楽しめると思うと心が躍る。ひろゆきさんが桃太郎電...
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【話題】ひろゆきさんが人気ゲーム・桃太郎電鉄シリーズに関して言及「桃鉄で学んだ事多い」
コメ0 ゲーム実況ブロマガ「ゲキマガ」 7ヶ月前
ファミコン版として誕生し、昭和時代から令和時代に至るまで、新作が出るたびに爆発的な大ヒットとなっている『桃太郎電鉄』シリーズ。その生みの親である「さくまあきらさん」は、いま現在も『桃太郎電鉄』シリーズの新作を開発中で、これからも新たな作品でワイワイ楽しめると思うと心が躍る。ひろゆきさんが桃太郎電...
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1994:その10(1,721字)
コメ0 ハックルベリーに会いに行く 7ヶ月前
2024年の今年、株高になったが「庶民にはその実感がない」ということが話題となった。これと同じで、1994年当時、バブルはすでに崩壊していたが、庶民はまだそれを実感していなかった。それを実感――いや「痛感」するのは、1998年になってからだ。長銀や山一証券が破綻して、給料の目減り――というより「増えなさ」が顕著...
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夜ふけのなわとび 第1837回 林真理子「心と精神」
コメ0 週刊文春デジタル 7ヶ月前
わが日大の卒業式は、日本武道館で二回にわけて行なわれる。 言うまでもなく学校法人としての大イベント。私は昨年の早いうちに、色留を新調していた。一昨年も一枚つくっている。 色留などというものは、めったに着るものではない。叙勲とか親族の結婚披露宴に着用するものだ。着物の格としては最高クラスで、男性...
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THIS WEEK【社会】麻原彰晃の遺骨引き渡し命令 控訴のウラに公調の“メンツ”
コメ0 週刊文春デジタル 7ヶ月前
教祖の遺骨を巡り娘と国の争いが続くことになった。 地下鉄サリン事件などで日本を震撼させ、死刑に処されたオウム真理教元代表の松本智津夫(麻原彰晃)の遺骨などを麻原の次女が自身に引き渡すよう国に求めた裁判。次女の訴えを認めた東京地裁の判決を不服として、国が十八日、控訴した。「麻原の遺骨は存命中に面...
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夜ふけのなわとび 第1836回 林真理子「イッペイさんへ」
コメ0 週刊文春デジタル 7ヶ月前
「青天の霹靂」というのは、こういうことを言うのであろう。 もちろん大谷選手の通訳のことである。みんなから「イッペイさん」と呼ばれて親しまれていた。大谷選手とキャッチボールをしている姿も私たちは記憶している。「異国で、彼の存在はどれほど大谷選手を支えているか」 誰しもが思っていたに違いない。それが...
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岡真理氏:ガザのジェノサイドを黙殺してはならない
コメ0 マル激!メールマガジン 7ヶ月前
マル激!メールマガジン 2024年3月27日号(発行者:ビデオニュース・ドットコム https://www.videonews.com/ )―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――マル激トーク・オン・ディマンド (第1198回)ガザのジェノサイドを黙殺してはならないゲスト:岡真理氏(早稲田大学文学学術院教授)―――――――――――――――――――――――――――...
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夜ふけのなわとび 第1835回 林真理子「古来まれなり」
コメ0 週刊文春デジタル 8ヶ月前
「ハヤシさん、古希のお祝い、どうするんですか」 最近いろいろな人に聞かれるようになった。そのたびに少々いらついて答える私。「何もしないよ。そんなことお祝いしてもらってどうするのよ」 いちばんショックを受けているのは私である。 何度か知り合いの古希のお祝いに出た。そのたびに皆さん挨拶でこう言う。「...
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夜ふけのなわとび 第1834回 林真理子「不適切な時代」
コメ0 週刊文春デジタル 8ヶ月前
最近まわりの人たちが、みんなアプリで結婚している。結婚までいかなくても、「アプリで知り合った人とつき合っている」 という人は多い。 とある連載の歴代担当者も、二人がアプリで結婚している。一人がとても幸せな出会いをして、後輩に勧めたらしい。 別の出版社の若い男性編集者も、「今の彼女はアプリ」 と...
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夜ふけのなわとび 第1833回 林真理子「ウィ・アー・ザ・ワールド」
コメ0 週刊文春デジタル 8ヶ月前
頼まれて、あるオーケストラの財団の理事をすることになった。 それならばもっと勉強しなくてはと、本を買った。楽器を操る人のことを知りたかったからだ。 ちょうどいい本が出ていて話題になっている。今、世界でひっぱりだこのピアニスト、藤田真央さんのエッセイ集『指先から旅をする』だ。 音楽家にも名文家が...
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夜ふけのなわとび 第1832回 林真理子「故郷の鮨」
コメ0 週刊文春デジタル 8ヶ月前
このところ週末は、地方に行くことが増えた。各地の大学の校友会が、総会のシーズンを迎えるからである。そこへ出席して挨拶する。 近くだと日帰りに、遠いところだと一泊することになるのだが、先日の宮崎は大変だった。プロ野球のキャンプ真っ盛りで、どこのホテルも満員である。やっと駅近くのビジネスホテルがと...
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夜ふけのなわとび 第1831回 林真理子「有名な人」
コメ0 週刊文春デジタル 9ヶ月前
下町のおいしいイタリアン。「カウンター八席借り切ってるから行かない」 と親しい友人から誘われた。 行ってわかった。四人四人のグループに分かれていたのである。 私の友人A氏と、彼の友人のB氏とが自分の友人をそれぞれ連れてきていたのだ。B氏の方は若く綺麗な女性が三人いた。 あちらは私のことをご存知ない...
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現代日本社会におけるアジール(無縁の避難所)としての宗教の価値 佐々木俊尚の未来地図レポート Vol.794
コメ0 未来地図レポート 9ヶ月前
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━佐々木俊尚の未来地図レポート 2024.2.19 Vol.794━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━http://www.pressa.jp/【今週のコンテンツ】特集現代日本社会におけるアジール(無縁の避難所)としての宗教の価値〜〜〜宗教と社会の関係を考える(2)未来地図キュレーション佐々木俊尚からひ...
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夜ふけのなわとび 第1830回 林真理子「日本女性の未来」
コメ0 週刊文春デジタル 9ヶ月前
朝刊の広告に開成中学の、数学(算数か)の入学試験問題が載っていた。 ためしにやってみたところ、まるで出来ない。というよりも質問の意味さえわからない。私はある時から、大学入学共通テストの問題を見ないようにしていた。もはや高校生レベルは無理だろうと諦めていたからだ。しかしいくら知力が衰えているから...
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オウム真理教事件の取材で考えた「なぜ人は宗教にはまるのか」問題 佐々木俊尚の未来地図レポート Vol.793
コメ0 未来地図レポート 9ヶ月前
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━佐々木俊尚の未来地図レポート 2024.2.12 Vol.793━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━http://www.pressa.jp/【今週のコンテンツ】特集オウム真理教事件の取材で考えた「なぜ人は宗教にはまるのか」問題〜〜〜宗教と社会の関係を考える(1)未来地図キュレーション佐々木俊尚からひ...
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夜ふけのなわとび 第1829回 林真理子「動き出した」
コメ0 週刊文春デジタル 9ヶ月前
JALに、CA出身の女性社長が誕生する。 本当に素晴らしいことである。拍手しながら、私はサナエちゃんのことを思い出した。 昔はよく私のエッセイに出てきたサナエちゃんとは、生まれた時からずっと一緒であった。田舎の駅前の小さな商店街で、うちから四軒め。同い齢で仲よし。 新社長と同じように、短大(当時大人...
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「週刊文春はレトリックで醜悪化してるだけ。」小林よしのりライジング Vol.494
コメ171 小林よしのりライジング 9ヶ月前
麻生太郎が講演で、上川陽子外相のことを「そんなに美しい方とは言わんけれども」と言って、案の定たちまち炎上した。 麻生の発言は、全体を見ると「俺たちから見てても、このおばさんやるねえと思った。そんなに美しい方とは言わんけれども、堂々と英語できちんと話して、外交官の手を借りずに自分でどんどん、会う...
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夜ふけのなわとび 第1828回 林真理子「腹が立つ」
コメ0 週刊文春デジタル 9ヶ月前
能登地方、断水だった地域で、やっと水が出た。 蛇口をひねったら出てきた水に、「ありがたい、ありがたい」 と手を合わせる老夫婦。目に涙がにじんでいる。 後ろの若い男性は、東京都水道局のベストを着ていた。そして、「よかったですね」 と声をかける。すると夫婦は彼の方を向いて拝む。「ありがとう……、あり...
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【恋愛】ネットで大論争「男が良い結婚するなら若い子を狙うしかない」→反論「おじさんが若い女性を狙うのは加害行為で
コメ0 【無料】ガジェット通信ブロマガ 9ヶ月前
マッチングアプリの攻略法や恋愛真理などを得意分野とし、『マッチングアプリ攻略最短経路』や『ユーモアの教科書-少しおもろい人間になるための指南書』など複数のテキストを販売している、サイコなTARAちゃん先生。男が良い結婚するなら若い子を狙うしかない?そのサ...続きを読?
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【恋愛】ネットで大論争「男が良い結婚するなら若い子を狙うしかない」→反論「おじさんが若い女性を狙うのは加害行為で
コメ0 ガジェ通 9ヶ月前
マッチングアプリの攻略法や恋愛真理などを得意分野とし、『マッチングアプリ攻略最短経路』や『ユーモアの教科書-少しおもろい人間になるための指南書』など複数のテキストを販売している、サイコなTARAちゃん先生。男が良い結婚するなら若い子を狙うしかない?そのサ...続きを読?
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夜ふけのなわとび 第1827回 林真理子「寒い!」
コメ0 週刊文春デジタル 10ヶ月前
年をとると、寒さが本当につらくなる。 朝起きて洗面所に行く。身じたくをしながら震える私。「寒い……」 そして私は毎朝能登の人たちのことを考える。北陸の寒さはこんなものではないだろう。そのうえ避難所で暮らしているのだ。床の上に直に眠っている。着の身着のままで、お正月以来、お風呂にも入れないと聞いて...
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夜ふけのなわとび 第1826回 林真理子「篠山さんのこと」
コメ0 週刊文春デジタル 10ヶ月前
篠山紀信さんが亡くなられたことは、かなりショックだった。 最後にお会いしたのは、おととしの六月。日大理事長の公式写真を撮っていただいたのだ。「お祝いだからお金はいらないよ」 とまで言ってくださった。 篠山さんも日大芸術学部OBである。昨年のことで、がっかりさせたのではないかと非常につらい。 思え...