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記事 30件
  • 【Mリーグ】敏感な怯者よりも鈍感な勇者たれ

    2022-01-31 12:00  
    50pt
    麻雀は不完全情報ゲームです。見えないものを予測することは出来ても完全に把握することは不可能、故に他家の動向に敏感すぎても損をすることもありますし他家の動向に鈍感すぎても損をすることがあります。バランスが大事だよね全然違います読みの精度がそれほど高くないのに敏感に反応するのは無駄に損をすることが多いですしある程度読めそう、絞れそうにもかかわらず鈍感すぎて、対応できないのは無駄に損をしますよね。簡単な例を挙げればこのシーンです。「が全く打たれていないのが不自然だった」というのが、読みの精度がそれほど高くないのに敏感に反応してしまい、損をしてしまう悪い例です。少なくともを勝負できない、また打点を下げてまでシャンポン待ちにするほど悪い待ちとは言い難いでしょう。このダマテン(牌図A)も不自然すぎますし――このリーチ宣言牌(牌図B)も不自然すぎる。(牌図A)も(牌図B)も、この1局だけを取り上げたら、大した差は出ないのかもしれない。しかし些細なリスクを気にしすぎて大きなリターンを得るチャンスにトライできない今まで学んできた当たり前のことが自然にできなくなっているそんな怯者のマインドでは、長い目で見ると加点の機会を逸してしまうことも多くなるのではないだろうか? 
  • 特南の歩き方 牌譜添削version

    2022-01-30 12:00  
    50pt
    今日の牌譜添削はAさんです。押し要素 = 手役確定マンガンイーシャンテンオリ要素 = ラス目のリーチどちらの要素も強く、判断が難しいですね。押し要素+α = 無筋本数が多いオリ要素+α = 迂回ルートも強いこれも甲乙つけがたいですね。でも強いて挙げれば、愚形解消率が低いかなー現物にかがあったら押しそうですが僕は打でお茶を濁しそうです。まだ巡目の猶予があるなら話は別ですが、ここから後筋で粘ろうとする人は放銃率が高そうな気がします。これは無筋勝負とワンセットの構えなんですよね。危険牌浮きのイーシャンテンは価値が低く無筋勝負とワンセットなら筋とはいえを押す価値がないと判断します。見事な裏目ですね。これは仕方ありません。ワンチャンスを頼りに押していますがこれは確実に通りそうな→のほうが良さそう。これも勝負とワンセットならは勝負する価値がないと判断するのです。自分の打点とアガリ率を考えてみましょう。
  • 【Mリーグ】最善を尽くすとは?

    2022-01-29 16:00  
    50pt
    ドラ4巡目、1枚目のが打たれたとしてこれをポンするMリーガーは誰でしょうか?ポンしたプレイヤーは多井選手です。マンガンツモクラスを狙い赤を使った門前リーチに照準合わせてをスルーする人も多いでしょう。少なくとも今回の同卓者は全員スルーしそうです。最善を尽くすとは、与えられた牌姿置かれている状況の中でベストを尽くす ということ亜樹選手は5200以上確定のリーチ近藤選手は5800以上確定のリーチでしたが多井選手はこのテンパイで2人の加点を阻止することに成功しました。どちらに加点されても自分にとって不利益になる状況、点数以上に大きなアガリでしたね。「押し引き」は手組、構想から始まるみなさんは「押し引き」というと対リーチや対仕掛けに対して押すかオリるかをイメージすると思います。南3局、3着と僅差のラス目2着目は親の近藤選手、上家はトップ目の滝沢選手とあらば仕掛けてもアシストしてくれる可能性も高く1着
  • 似非場況厨になるな!

    2022-01-28 16:00  
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    ドラ2のチャンス手で打としたシーンです。ん? これは・・・・うまぶり警察に逮捕されそうな案件ですね。たぶんの縦引きを狙ったのでしょう。序盤にを2人打ってるからが良い ×というのは似非場況厨の思考です序盤にを2人打ってるからの縦引きよりもの縦引きのほうが良い 〇と考えましょう。つまり――このような牌姿で、序盤にを2人打ってるからカンを残します というのは正しい場況厨なのですが裏目は激痛縦も痛い、もまあまあ痛い痛い枚数に差がありすぎるのでこの場合、残しは似非場況厨となります。例えばこんな牌姿で場況が良いからカンを残します! という人がいたらおかしいと思いますよね? 有効枚数に差があったり、手役に差があったりする場合確率や期待打点よりも場況を優先することはない麻雀って確率のゲームじゃないですか人よりも点数を稼ぐことが目的のゲームじゃないですか本来の趣旨や目的を間違えたらアカンのですよ!場況ではな
  • 危険牌先切りが危険な話

    2022-01-27 16:00  
    50pt
    園田選手がを切ったシーンです。この時園田選手はもチーテンに取るつもりだと言ってました。 ということは――   ツモ、ポンツモ、チーツモ、ポンのテンパイで、もちろんは出ていきますしツモ、ツモ、、、でも確実には出ていくことになるでしょう。の受け入れはロスしてしまいますがが出ていくパターンがこれだけ多いなら――ということでをリリースし安全牌を抱えたということですね。園田選手らしい、実にクレバーな選択だと思います。しかしその反面、僕はこうも思いますね。 
  • 牌譜添削 意識改革のすすめ

    2022-01-26 12:30  
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    今日の牌譜添削はKさんです。上振れかもしれませんが、木原さんの添削のおかげで直近350戦はいい成績で戦える事ができ、鳳凰卓に上がる事ができました。ですが、鳳凰卓で勝ち越せるか不安なので、牌譜添削お願いしたいです。また、鳳凰卓は聴牌スピードがはやく、安手の仕掛けをすることにビビってしまって鳴けなくなってしまう事があったので、鳴き判断についてもお伺いしたいです
    まずは鳳凰卓到達おめでとうございます!よく頑張りましたね(*^-^*) >鳳凰卓で勝ち越せるか不安なので少し厳しい現実を言えば、特上卓を苦労して通過した人はたいてい鳳凰卓でフルボッコにされます。特上卓の成績よりも平均順位で0.1落ちるくらいを覚悟したほうが良いでしょう。残念ですがこれが現実、特上と鳳凰は別世界です。ちなみに当ブロマガでは鳳凰卓の牌譜添削は受け付けておりません。特上卓で苦戦している人は割と簡単なところで躓いていることが多い
  • 【Mリーグ】絞りの技術

    2022-01-25 15:00  
    50pt
    沢崎選手、村上選手の仕掛けに挟まれた白鳥選手。絶対に死守したい親番で、ここは何を選ぶべきでしょうか?白鳥選手の選択は打でした。ポン→ロン を防ぐ絞りこの場合は対面の村上選手に対する絞りです。ポン→ロン は防ぎようがありませんが――このような形の ポン→ロン は防げると思います。役牌バックっぽい仕掛けの時は役牌が鳴かれた後に余剰の数牌が放銃になるケースを予測して切る順番を選択しましょう。 ポン対面、下家のホンイツ仕掛けに不要な数牌と不要な字牌、両方切るつもりならば必ず数牌のほうから打ち出します。ポン→ロン を防ぐ絞り これは鉄則の絞り方です。が通過した後、白鳥選手は持ってきたを――と、止めた? もちろんもう既にロンされるかもしれないなのだけれども――下家に対して、放銃を避けたければ先に切るどうしてもアガリ、テンパイしたい場合は絞る鳴かれるリスクとはテンパイさせてしまうリスクです。テンパイされ
  • 【Mリーグ】沢崎マジックは本当に正しいのか?

    2022-01-24 17:00  
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    沢崎選手が打としたシーンです。一見不要なを抱えるこの打ち筋、みなさんはもう見慣れましたか?が裏目ったら激痛過ぎますね。しかし激痛だからこそ、こうした切り順が後々に活きてくる可能性があるというもの。手出しとする。ストレートにホンイツに向かえば捨て牌は―― となりこの切り順であればもしかしたら多井選手はを打たなかったかもしれない。しかし沢崎選手はこれにとどまらずこのをスルーもツモ切り!最終的にこのテンパイまでたどり着きます。これは真似できない・・・・そうですね。真似しなくて良いです。いや、むしろこれは真似しない方が良いでしょう。沢崎選手の仕掛けを受けた小林選手早々にドラのを勝負していますが――たとえどんなに捨て牌を工夫しても中盤以降はノーテンから簡単に打つことはないと思います。小林選手、見事なアガリでしたね。普通はを切りますね。沢崎選手が「マムシ」と言われている理由の一つが かなりしつこい こ
  • 本日は予告のみ

    2022-01-23 12:00  
    昨日は致命傷で済みました。今日は借金返済したいです!今週水曜日、まーすた王子店におじゃまします。実に8か月ぶり?? お時間のある方はぜひ!本日は次回記事予告のみを掲載します。申し訳ございません。黒沢選手の手番です。みなさんは何を切りますか?黒沢選手は打9pでした。3トイツを嫌うのはメンツ手進行のセオリーですが、中張牌の孤立ではなく役牌の孤立を浮かせてトイツ落としは珍しいですね。リーチドラ1以上なら愚形リーチも上等!というプレイヤーも多いですが黒沢選手のセレブ打法は、不満なリーチのルートを真っ先に断つことにあると思います。手なり進行ならここで即リーチ、1p9p両方初牌なら黒沢選手も即リーチの構えにしたかもしれませんがそうしたくないからこそ安手愚形のルートを断つということなのでしょうね。黒沢選手はなぜ鳴かないのに役牌孤立を残すのか? それは門前リーチの武器にするからよ!や、カッコいいすね。見事

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  • チートイツの話

    2022-01-22 12:00  
    50pt

    1/22(土) 11:00~【麻雀】第20期雀竜位戦A級 第1日目ニコ生https://t.co/yjngYXnO71OPENREChttps://t.co/5AeLeIushyYouTubehttps://t.co/l4fhUmuMvg第20期雀竜位戦A級の対局が配信されます。雀竜位・富永修の待つ決定戦に駒を進めることができる4名は誰なのか?是非、ご視聴下さい。 pic.twitter.com/P6s8jx1Uum
    ― 日本プロ麻雀協会 (@ClubNPM) January 20, 2022
    今日、明日は雀竜位A級予選に出場します。僕の放送卓は10~12回戦の3半荘、明日の後半戦になります。本日の記事は過去記事加筆修正版です。チートイツのコツは、メンツ手を早めに見切ることチートイツといえば、重ねる牌を選ぶ技術と思われがちですが、チートイツに決断することのほうが、ずっと重要な技術です。た